Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2010年9月25日(土)あの金剛山で、人ずれしない清流とブナ林を堪能できる! モミジ谷を行く

2010年09月28日 | 山登りの記録
近畿地方でも3指に入る登山者を迎えている金剛山。
言わずと知れた、大阪府の最高点(最高峰は大和葛城山)のある山だ。
地元の小学生なら遠足で誰もが登るほどポピュラーな山。

ところが、この金剛山に登るルートのうち、滅多に人に会うことがなく、しかも
最も自然の豊かなエリアを抜けるコースがある。それが、モミジ谷だ。
今日は、人生のベテランさんたちとの山行である。

水越峠から、林道ガンドガコバ線を歩く。金剛の水、カヤンボを過ぎ、
最初の右カーブのところから、右の沢に入る(左はカヤンボ谷)。



いきなりの渡渉に、探検心が駆り立てられる。
冒険的ハイキング好きのS木さんは、早くもワクワク感を抑えられない様子。



しばらくは、小沢の渡渉を繰り返す。5m程度の斜瀑もあったりしていい感じ。
幾つも出てくる堰堤の巻きも、さほど面倒でなく、順調に高度を稼ぐ。



オタカラコウ(かな?ツワブキにしては背が高い)の群落がある。
キレイな初秋の沢筋ならではの光景だ。

モミジ谷右俣は、緑がたいへん美しく、思わず吸い込まれそうだが、
実はじきにトレースが薄くなり、上部がササのブッシュとなるので今日は遠慮。
左俣をとり、すぐの二俣を機に、間の尾根に登る。
踏み跡もあり、親切に、沢筋を離れる地点の立ち木には、目印にテープが
巻きすぎなほど巻かれていた。



尾根を詰めればブナ、カエデ、ミズナラの自然林を通り抜ける。
金剛山の中でも、Mr.Dashが最も好きな、美しい斜面である。
ブナ林でいつも思うことだが、通り抜ける空気の粒子がしっとりと細かい気がする。

主稜線(参道)に飛び出す。久しぶりに、葛木神社に寄って柏手を叩く。



転法輪寺で、高所登山についてのレクチャーをしたのち、
皆さんの体力にまだまだ余裕が見て取れたので、タカハタ道をとり下山。



時折、岩が露出した微妙なトラバースがあるが、基本の3点支持で、
皆さん、安全に下りて行く。最近、皆さんの歩行技術が一段と向上している。
薄暗い谷だが、太陽の光をバックに、広葉樹の緑が逆光に映え、鮮やかに輝く。
I本さんが「なんてキレイ!」と感激している。



腰折滝を見上げながら、「ここはちょっと登るのは無理かなー」などと
言ってたら変人扱い。いやいや、沢屋さんなら、取り敢えずは見てみるもの。
登った人もいるのだろうか、この滝には以前から、古いロープが一部に残っている。

金剛登山口で解散。少し涼しくなると、道中に飲む水分量が激減し、
気がつけば500ccしか飲んでいなかった。
バス停の向かいの自販機で買った140円の缶コーヒーが美味に感じた。


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