Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年10月20日(土) 大普賢岳から伯母谷覗を経て上谷へのロングルートを歩く!

2018年10月23日 | 山登りの記録
■メイン写真
霧に包まれた伯母谷覗の大岩壁。晴れてたら怖くて下を覗けない!?

■今回のコース
和佐又山ヒュッテ→和佐又山のコル→笙ノ窟→石ノ鼻→大普賢岳→小普賢岳→
脇ノ宿跡→阿弥陀ヶ森(女人結界)→伯母谷覗→天竺平→柏木分岐→九九能智神社下
→上谷分岐


和佐又山ヒュッテに前泊し、この日は大普賢岳から阿弥陀ヶ森、伯母谷覗を経て
上谷分岐に至るロングルートを歩いた。
アップダウンを除いた単純標高差だけで1,200mあり、「ゆるさ」が売りのウチの
登山教室では異例の長丁場である。



朝のヒュッテ前から、和佐又山を望む。
この時点では、好天に期待が膨らんだのだが。。。



少し上がったところから大台ヶ原方面を眺める。
なんというすがすがしさだろうか。



ところが和佐又山のコルを過ぎてから、薄い霧が出始めた。



曽孫普賢、孫普賢の南側を巻くトラバース道には、岩屋が4つ連続する。
眼前に、ひときわ高い岩壁が姿を現す。



その下にあるのが笙ノ窟。林実利行者の千日修行などで知られる行場で、
大峰奥駈修験道の62番靡である。



役行者像は、さらに先の鷲ノ窟にある。



日本岳のコル。
右の岩峰が日本岳で、文殊岳、孫普賢の別名がある。



ここから先は鉄製ハシゴや鎖場の連続である。



ドウダンツツジの紅葉が美しい。



絶景で知られる石ノ鼻だが、いつの間にか濃くなった霧で真っ白!



遠景は見えなくても、今が盛りのオオイタヤメイゲツやミネカエデなどの黄葉に
癒される。



大普賢岳に到着。残念ーっ! 周囲は真っ白だ。
それにしても寒い。雨は降らなかったが、このあとレインウェアはずっと着たまま。



奥駈道を北上する。背の低いササが茂る尾根筋を歩く。



小普賢岳にある、根上がりの木。
この木が生えた頃は、下に倒木があり、のちに腐食してなくなったものと思われる。



経箱石への分岐。
今回はロングルートなので、これに寄っている時間はない。
いつか、ここをメインに訪れたい。



ほんの一瞬、薄日が差し込み、色づいた葉が金色に輝いた。



明王ヶ岳の海坊主のようなピークを振り返る。



遭難碑。ここは大峰山系の中でもかなり奥深いところだ。



ほどなく脇ノ宿跡に到着。
まだ新しい倒木がいっぱい。標石のすぐ横にも大木が横たわり、よくぞ標石に
当たらなかったものと妙な感動にひたる。



倒木にさっそく生えてきたヤマブシタケ。



阿弥陀ヶ森に到着。ここから山上ヶ岳に続く道は女人禁制である。
五番関と同じデザインの女人結界門が建つ。
戦後すぐに何度か、柏木からここを経て女人結界を突破してトラブルになった、
強い女性たちがいたという。



ここから柏木へ続く長い尾根道をとる。
やはり台風の影響で倒木が多く、越えたり、くぐったりを繰り返す。



おっ、アラゲキクラゲがあるぞ。



30分ほどで、伯母谷覗に着く。
国土地理院の地形図に書かれている「伯母谷覗」とは500m以上離れている。



霧が深いと、スッパリ切れ落ちた景色が見えない。なので、足がすくまない!?
いつも岩場のエッジに立つのが好きなIさん、2時間ドラマになるのは嫌ですよ、
気をつけて(笑)!



しばらくは美しい広葉樹林や岩場の谷間を下る。



そのうち植林がメインの単調な道になり、しかもなかなか標高を下げないので
ひたすら長く感じる。実際、阿弥陀ヶ森から柏木までは8.8㎞あるという。
この日は上谷までなので、ほんの少し短くて済むのだが。



天竺平。ちょっと広い平坦地になっている。
「天竺」というものの、植林だけの平凡な風景。



登山口近くにあるのは、ギフチョウの保護を呼びかける掲示。
このあと林道に出て、九九能智神社の下を通り、ともちゃんが回送してくれた
クルマが待つ上谷分岐へ。いやー長かったねぇ。おつかれさまでした。

帰りに寄った道の駅川上。熱いコーヒーは、ただの缶コーヒーだったけど
めちゃくちゃ美味かった。


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