Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2010年11月14日(日)奈良市最高峰・鳥見山と貝ヶ平山、香酔山、秋の3山ハイク

2010年11月16日 | 山登りの記録
昨日はクライミング、今日は紅葉ハイクと、忙しい。
山岳部のOB会の代表者からのメールで、「 一体いつ休養を取っているのかと
心配したくなるほど活発な活動に感服します」と呆れられつつ、身体を動かして
おいたほうが早く寝られ、深く眠れるので却って休息になるのである。
体力がもつうちは、可能な限り登り続けたい。

今日は山岳部の例会。
近鉄榛原駅に集合。風邪等、体調不良で3人、寝坊で2人がドタキャンしたが、
それでも11名の参加だ。IM川さんがCL、G嬢がSLを務めてくれる。

榛原駅の北側から住宅地を抜けて、鳥見山公園を目指す。



車で行く際に、鋭角に折れるのが急すぎて、スイッチバックしないと曲がれない
カーブを通りかかる。山道と舗装道を交互に歩く区間でもある。

やがて鳥見山公園の人工展望台に。



ここで、新しく購入したパルスオキシメーターで、みんなの脈拍と血中酸素濃度を
測定してみる。脈拍については、Mt.Dashの71から、中には120近い人も
いて、なかなか興味深い。血中酸素濃度は94~97の間に収まった。
宇宙人I村さんだけは、何度計測しても「エラー」。あなたは脈がないの???



鳥見山公園の池では、カエデやツツジの紅葉が盛り。
池に映る紅葉と赤い橋が、なんともいい雰囲気を出している。



トイレ脇の山道に入る。尾根に上がると右手に展望台がある。
井足岳、伊那佐山が正面に見える。大峰、台高方面も見えるはずだが、今日は
季節外れの黄砂のせいで煙って見えないのが残念だ。

左の尾根をとる。若い植林の合間を、コシアブラの黄葉が映える。
鳥見山の三角点峰は、眺めもない植林の中。



さらに先を急ぐ。要所要所で、皆で練習を兼ねて読図しながら進む。
時にダンコウバイ、クロモジなどの黄葉、ウリハダカエデ、ヤマザクラ、
ウルシ、ハゼ等の赤も美しい。コナラはちょうどオレンジ色に輝いている。

尾根をたどり、右への分岐を2度、左への分岐を1度過ごせば、
香酔山分岐の小ピーク。最後の急登をこなせば貝ヶ平山である。
ここも眺めは得られない。雑木林で囲まれた山頂で、昼食とする。


本日3つ目のピークは香酔山(メイン写真)へのピストン。ササのブッシュあり、
倒木くぐりの連続ありで、典型的なヤブ山である。



今日は26歳の若手T中君が参加しているが、最初がなんとマニアックな山に
なってしまったことか!



香酔山も樹林に囲まれているので、今日は山頂からの眺めゼロ。
しかし、それでいてなかなか愉快なのは、気のおけない仲間との
雑談があるからか。

下山にとりかかる。玉立(とうだち)へ下りる途中、貝化石の地層が
露出した箇所を通る。貝ヶ平山の前の由来でもある。
15年ほど前、15分ほどかかって、二枚貝の化石を掘り当てたことが
あるが、今はかなり困難だそうだ。



しかし、大学で考古学を研究していたともちゃんは、10分ほどで
貝化石本体ではないものの、貝化石のカタチが完全に残る砂岩のカケラを
発見した。

玉立への下山路は、途中で2.5万図の破線を外れ、一つ北側の尾根を
たどることになった。
もう一人の体験参加者は、IM川さんを山の世界に引きずり込んだという、
元の上司、F田さんは、かなり山慣れた歩きっぷりで、読図で見事な推理を
働かせつつ、進んで偵察にも行かれる。
こういう実力ある師匠を持ったIM川さんも、今ではクライミングも沢も
自力でこなせる、部でも数少ないユーティリティプレーヤー。
いいな、こういうのって。

Mr.Dashを中学時代、基礎からみっちり教えてくれたO先生を
思い出す。

集落に出る。国道369号には向かわず、青竜寺の前を過ぎ、一旦、
緩やかな坂を登る。左の小橋を渡り、再び、山道だ。
小鹿野集落の手前の四つ辻を、人目を避けるように左折し、
車道下のトンネルをくぐる。

このあたり、ナラガシワが多く見られる。ゼフィルス(ミドリシジミ)が
棲息していないだろうか。
あぜ道を使って体育館の脇を過ぎ、ようやく住宅街に出る。



大和富士で知られる額井岳が、まるで漢字の「山」の字の由来のようだ。

国道369号を横断し、老人ホームの手前で右折。向出で近鉄の線路を
渡り、みはる温泉「美榛苑」へ。



万歩計を持っていたメンバーによると、24,000歩というから、
意外に歩いたようだ。16:00過ぎ。行動6時間半。

汗もかいていたので、温泉が本当に気持ちいい。
宿の無料送迎バスで榛原駅へ。
この夜もぐっすり寝ることができた。


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