Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2009年2月8日(日)快晴の台高・明神平で、雪に戯れる

2009年02月09日 | 山登りの記録
山岳部2月度の例会は、台高・明神平。
このところ古傷の腰が重い。典型的な椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の症状。
今回は幹事なので、だましだまし行くことにして、山スキーの板を
背負っていくのはやめにした。

参加者はなんと22名。最多タイ記録ではないか。
今回は、途中で、若手ホープのT橋クン率いる健脚部隊(ウサギさんチーム)と、
Mr.Dash率いる初心者舞台(カメさんチーム)に分かれて行動する、
変則スタイルだ。
健脚部隊は、明神平がゴールではなく、桧塚奥峰を目指す。

七滝八坪を過ぎても、雪がまったくない。アベ山谷分岐付近にある広い路肩に駐車し、
ぞろぞろと傾斜の急な林道を登る。ようやく両脇にうっすらと、融け残りの雪が現れる。


最初の渡渉、旧あしび山荘前の2度目の渡渉をすませ、キワダサコ分岐を過ぎた
あたりで全員、アイゼンを装着する。4本爪の者、この機会に買ったばかりの
12本爪を試す者・・・
今回の雪質は、スノーシューには適さない。
幾つか持参したが、クルマに置いてきた。

そういえば今日は、たったひとり、N尾クンが山スキーを担いできている。
ボッカ練習にもなるからと、彼はひとつ上のステージを目指して努力している。


明神滝は、左の筋が完全に氷結。右の本流が豪快に落下していた。
この滝を眺めるのは、木の葉が散る冬場がいちばん良い。

ここまで少し時間がかかりすぎた。最後の渡渉点を終えて、11:00。
健脚部隊(ウサギさんチーム)に、ここで「先に行け」と指示する。
14:30までに明神平に戻ること。ここで、再度、合流することにした。

せめて明神平まで、健脚部隊のペースに付いていこうという者も、一緒に行った。
Mr.Dashは、T橋クンに「明神平までは飛ばせ。そこで着いてこれない
人は置いていけ。そうでないと、時間内に桧塚奥峰までは行けない。
置いていかれた連中は、俺が拾う。」と告げる。
本来ならMr.Dashも健脚部隊で行きたいが、腰が本調子でないのと
幹事なので、本隊を放置もできない。

しばらく進むと、むこうで4-5人のパーティが待っている。

擦れ違いざま「おお、やっぱり!」の声。イケメンMATさんだ。
年に1-2回お世話になっている沢登りの師匠、MATさんとは、
それ以外にも偶然、山中や温泉でばったり会うこと3回目。

彼らは、昨日、明神平でテント泊を楽しんだそうだ。登山道でない稜線を
強引に下山してきたため、タッチの差でウサギさんチームとは会わなかったという。
「残念、ウサギさんチームにはY井氏がいたのに!」
イケメンMATさんと、Y井氏は、実は同じ会社なのだ。
「山スキー仲間のI島クンから、Mr.Dashご一行が明神平に来るから、
すれ違うかもって聞いてたんで」とイケメンMATさん。

彼らと別れ、ほどなく明神平に到着。
健脚部隊の8人が、三ツ塚へ登っていくのが見える。

我々は、ここで昼食にする。風が吹き抜けるあしび山荘横は避け、
天理大小屋の東側に陣取る。 ここは風が抜けなくてよい。
ちなみに、あしび山荘も、天理大小屋も、非公開ではあるが、ともに
鍵をもっている友人がいる。あしび山荘は非常に居心地のいい小屋で、
ここで泥酔したことがある。

カメさんチームは、ここでのんびり時間をつぶす。
せっかくのカレー鍋がひっくり返ってしまうハプニングもあったが、
雪面での調理は、よく見ていないと雪が融けて斜めになることを
実感してくれたことだろう。こうして雪山での経験が糧になる。

いつしか雲は吹き飛び、見事な青空だ。
スノーショベルで雪洞づくりをして楽しんだり、
背負ってきたソリで滑走大会。いい大人たちが完全に童心に帰っている。

(ともちゃん疾走)

別のパーティに、「愉しそうですね」と聞かれ、ゲスト参加のKさんも
「愉しいですよ!」と満面の笑顔。


もちろん、はるばるスキーを背負ってきたN尾クン、テレマークを披露し、
喝采を浴びる。
時間は瞬く間に過ぎ14:15、ウサギさんチームのIS川さんが
息を弾ませ、下山してきた。

結構、飛ばしたようだが、桧塚奥峰まで行けたとのこと。
雪が締まり、トレースもあったことで、夏のコースタイム並みのスピードだ。
大峰山脈が実にクリアに見渡され、それはそれは見事だったという。
順次、メンバーが下りてくる。皆、充実した顔つきだ。
青空をバックに、全員、記念写真!



女性陣随一の健脚で通っていたミポリンが「疲れたー」と雪洞に
座り込む。「あたたかい~」。彼女のバテた姿は初めて見る。

小休止して、全員で下山。16:00過ぎにクルマにたどり着いた。
やはた温泉でじっくり身体を解凍。
皆、いい顔していた。

実はMr.Dashは、この山行がダメ押しになり、久しぶりに腰痛が悪化。
9日(月)、朝、身体が動かない。やむなく上司に泣きつき、会社を休んで安静。
夕方に、腰痛治療で有名な地元の病院(T橋クンも入院した病院)の院長先生に
診てもらったら、腰に痛み止めの注射を2本打たれて、さらに来週、MRI再検査を
食らってしまった。

この病院では、今までも3年に一度、MRIを撮っているので、経過変化が分かる。
Mr.Dashの腰椎のMRI写真を見れば分かるのだが、明らかに
変形しているので、坐骨神経が圧迫されやすい。
Y井氏などは「こんな状態で、この人はなんでこれだけ歩けるのか分からん」と
云うが、2年に一度くらい、こういうことがある。
これさえなければと思うことがあるが、一病息災が一番か。

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