Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2014年2月11日(火) 雪たっぷり。奥多摩の入門コース、高水三山を行く

2014年02月15日 | 山登りの記録
2月8日、歴史的な大雪が関東地方を襲った。
建国記念日のこの日も、まだその影響が残っており、奥多摩方面へ向かう
ホリデー快速は行先変更。青梅から先は各駅停車しか走っていなかった。

山はかなりの積雪が予想されたので、今日は軽い行程の高水三山の縦走に
とどめることにした。ここならトレースもハッキリしているに違いない。
もし困ったら、途中で引き返せばいい。

軍畑駅で下車。想像していた以上のハイカーの姿があった。
まずは踏み切りを渡り、舗装道の緩やかな坂道を行く。
歩道は雪が深く、除雪済みの車道を歩く。

高源寺の二股を右へ進むと、坂道が斜度を増す。地元の皆さんが総出で
雪かきをされていた。舗装道が尽きる手前、最後の民家のところで
アイゼンを装着する。今日は4本爪の軽アイゼンで勝負だ。

周りを見ると、本格的な冬靴に12本爪アイゼン、ストック持参で
完全武装している人が殆ど。中にはピッケルを携行している人も。

こちらはアプローチシューズに無理やりショートスパッツを着け、
軽アイゼン、ストックはいつもの通り持参せずという軽装で、
さすがにちょっと恥ずかしい。皆さん、真似しないように!

積雪はこの時点で30~40センチくらいか。
トレースはしっかり踏み固められており、外れなければ靴が潜り込む
こともない。グリップもしっかり効く。



大きな堰堤の左から巻き上がる。

実は先週、ノロで倒れてしまい、2日半も会社を休んだ。
その間、消化器官が激しくダメージを受け、激ヤセ。
かなり身体が衰弱したが、ようやくなんとか体力を取り戻しつつある。

しだいにペースがつかめてきて、伐採地の登りをこなし、支尾根に出るうちに、
あれだけいたハイカー達は殆ど追いついてこなくなり、完全装備の若い丸顔の
兄ちゃんと、抜きつ抜かれつ登っていくこととなった。



道標は適切な間隔で現れ、わかりやすい。



常福院からは高水山へ一気に登り詰める。




山頂でラーメンを作っていたら、丸顔の兄ちゃんが追いついてきた。
高水山はあまり展望に恵まれていないが、それが逆に、適度な風除けとなり、
快適な昼食タイムとなった。

アプローチシューズはまだ濡れてこない。5時間くらいなら大丈夫なのは知っている。
先に進めそうだ。
兄ちゃんに「それじゃ」と言って出発。この先、彼にはもう会わなかった。

岩茸石山へ続く稜線は、右側が北面になるため、しだいに雪が深くなってきた。
しかし、トレースは相変わらずしっかりしており、足元の不安は無い。



それにしてもスギはもう、花粉たっぷりで、今にも飛散しそう。



岩茸石山からの展望は「素晴らしい」に尽きる。
何かに憑かれたように写真を撮りまくる。
爪先が、やや冷たく感じるようになってきた。

先を急ぐ。急斜面を下りる。ストック+10本爪なのに往生している
おばちゃんを尻目にリズミカルに下りる。一瞬、手持ちのお助け紐で
アンザイレンしてあげようかとも思ったが、そこから下山するまで
ずっとつきあう訳にもいかない。そもそもこちらは4本爪で
アプローチシューズではないか(笑)。

南に向かう稜線となる。微妙なアップダウンをこなし、植林の顕著なピークを
ひとつ巻く。馬仏山に違いない。



かなりぶっ飛ばし、惣岳山のピークに到着。植林の木立の中に、
青謂神社の奥の院がある。奥の院は周囲が金網で囲われており、趣が損なわれ残念。
靴の防水がそろそろ危なくなってきているので、ここは先を急ぐ。



少し下りたところに、小祠がある。井戸窪と呼ばれる湧き水が出ているらしいが、
水はほとんどなかった。



さらに進むと、杉の古木に注連縄が渡された「しめつりのご神木」に着く。
枝振りがいい巨杉に、しばらく見とれる。

あとはゆるい坂道をぐんぐん下りて、沢井駅への分岐は直進し、御嶽駅に下山。
歩行時間4時間10分(昼食、休憩込み)。
ほどなく、ガラガラの電車がやってきた。

アプローチシューズは、下山間際、午後になって緩んだ雪でとうとう浸水。
冬用の靴下のおかげで足が凍えることは無かったが、次からはちゃんと冬靴を
履いて、12本爪アイゼンも持ってくることにしよう。

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