Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2009年2月1日(日)紀泉・飯盛山から、海を眺める陽だまりハイキング

2009年02月03日 | 山登りの記録
山と溪谷社の新・分県登山ガイド「大阪府の山」に掲載のコースを
久しぶりにトレースしてみた。

急に決行したのに、4人の仲間が日程を合わせてくれ、Mr.Dash夫婦と
あわせた6人パーティで出かけた。

南海電鉄の孝子駅から、すぐ南の踏切を渡って高仙寺へ向かう。
昭○社の地図の赤ラインとは違い、途中で橋を渡って、できるだけ山道を
たどるルートだ。

途中の畑に植わっていた梅の花が、もう咲いている。
さすが和歌山に近い温暖な地である。

そういえば、昨年12月中旬以降、雪がまったくない山は行ってなかったなぁ。

春のような陽気を感じながら、山門への石段を登る。


寺務所の前には、200円で、祈祷済の杖が置いてあった。


高仙寺は、あの役ノ行者のお母様の墓がある。本堂の左横だ。


本堂の右奥から登山道に入る。もう、モチツツジの花が咲いていてビックリ!
しばらくは、ウバメガシやヤマモモのトンネルのような道だ。
久しぶりに参加のS光さんは、「ずっと登りばかりでしんどい。登りと下りが
交互にあったらいいのに」と言いながら奮闘。
「いやいや、アップダウンも、ペースが乱されて疲れるもんやで」。

高野山は、周囲の樹木が成長し、以前に増して、展望がなくなっている。


電波反射板、ピークが不明瞭な藤戸山、奥山谷分岐を快調に過ぎ、
背丈以上のササが密生する札立山への分岐へ。
左をとり、千間寺址を過ぎれば、山頂広場だ。
ちょうど風も凪いで、ポカポカ陽気の中、昼食にする。
広場は2ヵ所あるが、奥の山頂表示板があるほうの広場のほうが、
海の眺めがよりワイド。

下山は、ほぼ真北に伸びる山道をとる。何本か、西谷寺方面に下りる
脇道があるが、ことごとく虫。
というのも、番川沿いの林道は退屈極まりないからだ。

ザレた尾根伝いの道は、紀泉では”お約束”のアカマツが多く、
マツタケ山になっている。だらだらと、細かいアップダウンを繰り返す。
S光さんは、「せっかく下りると思ったのに、またた登るの?」
さっき登ってばかりはしんどいと言った彼女、アップダウンの辛さを
身をもって知る。

提灯講山の手前、ザレた尾根が開けているところで振り返ると、
飯盛山の「こもっ」とした容姿が一望できる。

山頂に送電線鉄塔があるから間違えることはない。

この後も、しばらく小さなアップダウンが続き、まったく、いつ標高を
下げるんだと呆れるころ、アジサイの植生地に出て、一気に下る。
住宅街に出たら、飼い犬にひどく吠え立てられた。

帰りの電車の中では、中国・内モンゴル自治区出身のS光さんに、
お国の話をいろいろ聞く。彼女にとっては、会う人会う人、みんな
同じような話をしてあげているのだろうが、我々、閉鎖的な日本人。
外国の話は本当に刺激的で面白いのだ。

お国の冬は、マイナス38度の世界という。Mr.Dashは、子供の頃、
チョットだけ住んでいたアメリカのシンシナティでマイナス32度というのは
経験しているが、本当に、風が痛い世界なのだ。
少し共有感を抱きながら、未知の国に思いを馳せる。
ともちゃんは、かの国で馬に乗ってみたいという。
伝統的なテント家屋は、40分で設営できるという。
Mr.Dashのゴアライトは3分で立てられるが、
メインの住居が”モバイル”というのは、なんとも魅力的ではないか!

如月の初日は、こうして身も心もウキウキと過ぎていった。

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