Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2008年4月20日(日)金剛山・丸滝谷で今シーズンの初・沢登り

2008年04月23日 | 沢登りの記録
Y井カメラマンが、ゴールデンウイークの沢登りの練習をするために
四国からかけつけた。当初、六甲のキャッスルウォールで登攀練習する計画
だったが、Mr.Dash、ともちゃんしかメンバーが集まらなかった。
これでは疲れるネということで、エレガントF原姉妹が計画していた丸滝谷に
後乗りさせてもらった。ここにT橋クンも合流。彼は赤目四十八滝に行く
つもりが、同行者に恵まれなかったのだ。

エレガントF原さんの妹・Mのたんは、沢登り初体験。T橋クンは、昨夏の
悪夢の転落事故から復帰して初の沢だ。二人とも、格別の思いがあるだろう。

石筆橋から舗装林道を登る。ダムを見送り、鉄板のところから沢に入る。
Mr.Dashは、今日は新しい沢靴を試す予定。まずは、たいしたルートでも
ないのでスポーツサンダルで入渓。Y井カメラマンも沢靴を持ってきて
いなかったので、前半は彼に付き合って、できるだけ飛び石づたいに、
或いは小さく巻きながらの遡行だ。
他のメンバーは、小滝に果敢に向かっている。


石筆東谷の6m直瀑を見送り、右の丸滝谷へ。
しばらくして、小滝の連続帯にさしかかる。


ここで、満を持しておニューの沢靴に履き替える。
いきなり滝芯に突進! 流れに手を突っ込むと、その冷たいこと!
昨日までずっと雨が降っていたので、水量もかなり多い。
今さらホールドから手を離すわけにもいかず、耐えながら次のホールドに
手を伸ばす。5mほどの、なんということもない滝だが、参った参った。
パーティ全体から、大笑いの渦が沸き起こった。

Mのたんは、水に濡れるのは足首ぐらいだと、エレガントF原さんに
聞いていた。それはそれで嘘ではないが、滝の流れの中を登る際に
飛沫を浴びっぱなしになることは想像していなかったようで、
若干、戸惑っている。沢靴の爪先で小さな足場に立つのが、ちょっと怖い様子。
それでも次第に慣れはじめてきたようだ。

枝谷の赤い岩の滝には、今日は登らない。そのまま本谷を進む。
やがて左手に丸滝。水の流れは今日もわずかで、岩が全面的に湿っている
ような15mもない滝だが、コケがついていたり、足場に落ち葉が積もったり
していて案外怖い。
左岸にトラロープが張ってあり、沢靴でない場合はここを登れるのだが、
せっかく来たのだ。まずエレガントF原さんがその巻き道から滝上に出て、
トップロープをセットしてもらう。ロープダウンは絡んで絡んで3回目で成功。

我々はプルージック登攀。やはり指が冷たいなぁ。


F原姉妹はもう一度、滝下に降りて、滝を登る。経験不足のMのたんは、
Mr.Dashが上からビレイして吊り上げた。

すぐに水がなくなり、雨続きで泥となった、本来は砂地のはずの急斜面を
ズリズリしながら登る。


両側にはエンレイソウがたくさん咲いていた。


急登もわずかで、中尾の背に取り付く。今日はこの尾根から下りよう。
中尾の背を下るのは、実は初めてで興味がある。
このヤセ尾根は、基本的に雑木林で気持ちいい。まだヤマザクラや
コブシが満開だった。途中、かなりの傾斜箇所がいくつかある。
山道は滑りやすくなっており、時折、尻もちをつくメンバーが出てきた。

最後の傾斜は、愉快なまでに急。Mのたんをアンザイレンして下ろす。
こういうときでもないと、アンザイレンの練習もできないので貴重な機会だ。

往路にみ石筆東谷の6m滝の真横に下りる。あとは巻き道の登山道を
とりつつ下山。Mのたんも、T橋クンも、無事に山行を終えることができた。

水は冷たかったが、遅い春の花をもう一度楽しめ、楽しい初沢だった。


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