Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2008年4月27日(日)鈴鹿・三滝川・東多古知谷に、お手軽・美景の沢登り

2008年05月03日 | 沢登りの記録
ゴールデンウイーク前の足慣らし沢登りの第2弾。今日の参加者は、
Mr.Dash、ともちゃん、イエティ、G嬢、N尾クンの5名。
ある面で最強メンバーが集まった。

御在所山に延びる表道の入口の巨大堰堤が東多古知谷の目印。
ほんの少し先に路肩が広がっていて難題か駐車できるのがいい。
プリウスから下りてきた、やさしそうなベテラン夫婦が
「沢ですかぁ、お先に!」と表道を登っていく。


我々は、堰堤の左側を下り、遡行スタートだ。でも、水が冷たい!
最初の滝は登れそうだが、いきなり濡れそうなので断念し、右手を巻く。
早速、ゴルジュのお出ましで、ここに連続する小滝を愉しく遡上した。


沢が右に折れ、20m滝が眼前に現れる。ここで「濡れない沢登り」を
諦め、シャワーで直登。G嬢の要求に応え、後続メンバーにはお助け紐を投げる。

登りきってびっくり!本日のハイライト、百間滝70mが立ちはだかる。
水量はそう多くない(後で、これでも多いほうと知った)が、その威容に圧倒。

ここはどうしようもないので、右の樹林帯を高巻く。ものすごい傾斜だが、
なんとなく踏み跡があって、ルート取りには惑いがない。
百間滝の落ち口近くにうまく飛び出す。上部は100mあるという長いナメで、
振り返るとピンクのツツジの向こうに鎌ヶ岳の鋭峰がのぞく。

これは、写真を撮れといわんばかりの光景だ!
コブシの白い花、ツツジのピンク、そいて青い空。天国だ。

続く6m滝は左から登るが、お互いのブランクを考え、ここは慎重に
お助け紐の出番。結果的に皆、ほとんどフリー同然で登ってきた。


やがて12m滝。ここはシャワーの中、なんとかできるかなとちょっと思案したが、
行けたとしても、冷たすぎるはずだ。結局、右の枝沢に逃げ、上部で
本谷にやや微妙なトラバース。ここはフィックスを張る。
今日はお助け紐の出番が、結構多い。

そのあと小滝群をこなし、息つく間もなく次の10m滝。ここは流れの中、
やや右手をフリー直登だ。指先は凍えそうだが、いやはや愉しい連瀑だ。
その後も直登できる小滝が続く、続く、続く。
もう、全体が滝といってもいいようなところだ。
嬉しくなって一気に登ってしまう。


滝が切れたなと思ったら、表道登山道と出合う。この上流は滝もなく、
ため池になっている。あっけない終了だ。
少し上の風化花崗岩が露出しているところで昼食タイム。
朝、出会ったご夫婦が山頂から下りて来られた。「どうもどうも」。

ここでハプニング。N尾クンが、なんと昼食を忘れてきていたのだ。
やさしいG嬢が、シャケのおにぎりを分けて上げたが、食い意地の張った
女性陣には、食事を忘れるという事態はまったく信じられない様子で、
N尾クンは、帰るまで「シャケ食べたかったな」と愚痴られる始末。

下山は表道。皆、今日は楽勝だったのでなんとなく物足りないようで、
来た沢をそのまま練習のために下ろうかという声も出たが、結局、
オーソドックスに行く。まあ、表道もそこそこ険しいからいいだろう。

途中、まず右に、お隣の西多古知谷の大滝が見える。渇水期は水が切れる
そうだが、今日は見事なものだ。あの流れがある時であれば、ぜひ遡行して
みたい。ほどなく左に、さっき巻いた百間滝が一筋の白い軌跡となって
落ちているのが見える。70mって、下から見える範囲だけで、実は100m
くらいあるのではないか、そう思わせる高さだ。
結果的に、登ってきたルートを尾根から”復習”できて、楽しさは倍に
なったのでよかった。

無事下山。初めて、リニューアル後の片岡温泉に寄って、冷えた身体を温める。
続いてインターに至る前にある、イタメシ屋「グルメ」で早めの夕食。
ここのサラダバーはサラダだけでなく、唐揚げや小魚のマリネやスープ、
果てはカレーやソフトクリームまでついていて、ゴージャス気分。
G嬢はソフトクリームを6杯おかわりして大満足。シャケのおにぎりの
怨念は雲散霧消した。イエティはサラダバーの全メニュー制覇していた。


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