![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/e9/92cf803adfbdcbd7cb4c891d40bb9c96.jpg)
(メイン写真は、三角点が埋まる帝釈山の山頂)
ともちゃん主催の登山教室の付き添いで、人生のベテランさんたちと
丹生山系の帝釈鉱山跡から、帝釈山、丹生山、衝原へのルートを歩いた。
この界隈は、コースを変えて計3回の下見を経た、勝手知ったるルート。
六甲山系の北西にあたり、昭文社の地図からも外れ、いろんなガイド本にも
丹生山、帝釈山、稚児ヶ墓山などが個別に紹介されている程度なので
全体像がつかめる資料に乏しい。
だからこそ、登山教室で歩くにふさわしいのだ。
今日は3年ぶりに教室に復活してくださったTさんの顔もある。
なんとTさんは、日本中の城の天守閣をすべて回られ、昨年、松前城で
その念願が成就。写真をまとめた手作りの小冊子を頂戴した。
すばらしいの一語に尽きる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/4d/47939596dae44f52925f73ea0e95e004.jpg)
神戸電鉄の箕谷駅から神戸市営バスの衝原行きに乗り、丹生神社前へ。
鳥居をくぐり、宝物庫の奥を左折し、山道に入る。
箱木への分岐を過ごし、次の分岐は右へ。林道はやがてワイルド味を
増していき、渓流を渡渉し、谷筋を沿ったと思えば帝釈鉱山跡に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/14/b50b7fd1777a70ded9c4894538dc96a7.jpg)
鉱山跡は不気味に廃坑が口を開けており、幾つかは鉄柵で塞がれて
いるものの、上部の小さめの廃坑には、そのままになっていたりするものもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/b6/5912b4880d8a76b71828748fd589797d.jpg)
皆さん、探検気分で中を覗き見ておられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/db/000d033d0cd15b0abaadf761b927b873.jpg)
奥の梵天滝(箕谷駅の看板ではチョンチョン滝)を見上げながら、
Oさんが「登ってみたい」とつぶやいておられた。
1本西側の谷筋に戻り、岩がゴロゴロした踏み跡を登っていく。
あまり歩かれていない道なので浮石が多い。このルートは下りには
使いたくないな。この区間は、標識も一切ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/c1/4157de59c772d2c50af03706d323963f.jpg)
途中、キノコの群生を発見。肉厚で、食べられるものであればさぞかし
食べ甲斐があることだろう。
だらだら続く上り坂に、メンバーの息もしだいに上がってきた。
とはいっても低山。やがて縦走路に飛び出し、最後の急登を頑張って
帝釈山に着いた。正午をほんの少し回った時間。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/58/d5d54b60e02380626b05ae5bbe2e8004.jpg)
「ちょうとお昼です。ここで昼食にしましょう!」
「さすがの時間配分ですね、先生」
「いやあ、単なる偶然です」
「先生、そんなときは『計算通りでした』とか言うとけばポイント上がるのに」
などと盛り上がりながらの昼食タイム。
残念ながら山頂からの眺めは、薄いガスが出ていてイマイチだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c6/13b93197e071d46151a0a5d23e92455d.jpg)
なだらかな尾根をたどり丹生神社が建つ丹生山の山頂へ。
子供相撲の土俵を観たり、山頂直下の城址にある、丹生神社の由緒を
記した説明看板を熱心に読んだりしながら、ゆったりとした時間を過ごす。
ウチのお客さんは、アカデミックな方が多いので油断ならない。
鳥居の柱に「桾」の文字があったのだが、「先生、何て読むの?」
「うーん、たぶん『くぬぎ』だと思います…」
なんて会話があったが、Oさんは帰宅してこれを調べ、
わが国には『くぬぎ』と読む漢字がりこの他に何種類もあることを突き止めた。
ちなみに先ほど調べると、「橡」「栩」「椢」「椪」「椡」「檪」などがある。
「橡」と「とち」、「檪」は「あららぎ」や「いちい」とも読み、
これらはもはや、別の木である。
「栩」は葉の様子、「椪」は材の用途、「桾」や「椢」は、「クヌ」と
いう音から派生したのではなかろうかと思うのだが、いかがだろうか。
義経道を下り、衝原サイクルセンターの横に下山。トイレ休憩。
バス停に着いたら、ちょうど5分でバスが出るところ。
バスに乗りしばらくしたら雨がパラつき始めた。
ちょうどいいタイミングに下山できたねと、皆さんの笑顔。
この笑顔に会うために、月に一度、東京から関西に帰るのだ。
ともちゃん主催の登山教室の付き添いで、人生のベテランさんたちと
丹生山系の帝釈鉱山跡から、帝釈山、丹生山、衝原へのルートを歩いた。
この界隈は、コースを変えて計3回の下見を経た、勝手知ったるルート。
六甲山系の北西にあたり、昭文社の地図からも外れ、いろんなガイド本にも
丹生山、帝釈山、稚児ヶ墓山などが個別に紹介されている程度なので
全体像がつかめる資料に乏しい。
だからこそ、登山教室で歩くにふさわしいのだ。
今日は3年ぶりに教室に復活してくださったTさんの顔もある。
なんとTさんは、日本中の城の天守閣をすべて回られ、昨年、松前城で
その念願が成就。写真をまとめた手作りの小冊子を頂戴した。
すばらしいの一語に尽きる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/4d/47939596dae44f52925f73ea0e95e004.jpg)
神戸電鉄の箕谷駅から神戸市営バスの衝原行きに乗り、丹生神社前へ。
鳥居をくぐり、宝物庫の奥を左折し、山道に入る。
箱木への分岐を過ごし、次の分岐は右へ。林道はやがてワイルド味を
増していき、渓流を渡渉し、谷筋を沿ったと思えば帝釈鉱山跡に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/14/b50b7fd1777a70ded9c4894538dc96a7.jpg)
鉱山跡は不気味に廃坑が口を開けており、幾つかは鉄柵で塞がれて
いるものの、上部の小さめの廃坑には、そのままになっていたりするものもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/b6/5912b4880d8a76b71828748fd589797d.jpg)
皆さん、探検気分で中を覗き見ておられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/db/000d033d0cd15b0abaadf761b927b873.jpg)
奥の梵天滝(箕谷駅の看板ではチョンチョン滝)を見上げながら、
Oさんが「登ってみたい」とつぶやいておられた。
1本西側の谷筋に戻り、岩がゴロゴロした踏み跡を登っていく。
あまり歩かれていない道なので浮石が多い。このルートは下りには
使いたくないな。この区間は、標識も一切ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/c1/4157de59c772d2c50af03706d323963f.jpg)
途中、キノコの群生を発見。肉厚で、食べられるものであればさぞかし
食べ甲斐があることだろう。
だらだら続く上り坂に、メンバーの息もしだいに上がってきた。
とはいっても低山。やがて縦走路に飛び出し、最後の急登を頑張って
帝釈山に着いた。正午をほんの少し回った時間。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/58/d5d54b60e02380626b05ae5bbe2e8004.jpg)
「ちょうとお昼です。ここで昼食にしましょう!」
「さすがの時間配分ですね、先生」
「いやあ、単なる偶然です」
「先生、そんなときは『計算通りでした』とか言うとけばポイント上がるのに」
などと盛り上がりながらの昼食タイム。
残念ながら山頂からの眺めは、薄いガスが出ていてイマイチだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c6/13b93197e071d46151a0a5d23e92455d.jpg)
なだらかな尾根をたどり丹生神社が建つ丹生山の山頂へ。
子供相撲の土俵を観たり、山頂直下の城址にある、丹生神社の由緒を
記した説明看板を熱心に読んだりしながら、ゆったりとした時間を過ごす。
ウチのお客さんは、アカデミックな方が多いので油断ならない。
鳥居の柱に「桾」の文字があったのだが、「先生、何て読むの?」
「うーん、たぶん『くぬぎ』だと思います…」
なんて会話があったが、Oさんは帰宅してこれを調べ、
わが国には『くぬぎ』と読む漢字がりこの他に何種類もあることを突き止めた。
ちなみに先ほど調べると、「橡」「栩」「椢」「椪」「椡」「檪」などがある。
「橡」と「とち」、「檪」は「あららぎ」や「いちい」とも読み、
これらはもはや、別の木である。
「栩」は葉の様子、「椪」は材の用途、「桾」や「椢」は、「クヌ」と
いう音から派生したのではなかろうかと思うのだが、いかがだろうか。
義経道を下り、衝原サイクルセンターの横に下山。トイレ休憩。
バス停に着いたら、ちょうど5分でバスが出るところ。
バスに乗りしばらくしたら雨がパラつき始めた。
ちょうどいいタイミングに下山できたねと、皆さんの笑顔。
この笑顔に会うために、月に一度、東京から関西に帰るのだ。