Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年5月28日(土) 播磨アルプス・高御位山、岩盤の反射熱で暑い暑い!!

2022年05月30日 | 山登りの記録
■メイン写真
高御位山の山頂には、巨大な磐座が鎮座する


■今回のコース
北山口バス停→鹿島神社→長尾登山口→高御位山→鷹ノ巣山→別所奥山→百間岩→鹿嶋神社
→鹿島神社バス停


初級の岩場歩きの練習にもってこいの播磨アルプス。
何年かに一度は歩くようにしている。
今回はたまたま真夏並みの気温になってしまい、暑すきる中をだましだまし歩くことに
なった。しかし、絶景は健在で、早めのササユリまで見ることができた。



北山側の鹿島神社から登り始める。白い鳥居が珍しい。



序盤、さっそく一枚岩が現れる。岩盤に日光が照り返して暑くて仕方ない。



ネジキの花。



目指す高御位山。



ナツハゼの実。



送電線鉄塔の分岐で主稜線に乗ると、小さなアップダウンを経て、
またまた岩盤の急坂に。
淡路島が見え始めたり、だんだん眺めがよくなってくるが、楽しむ余裕がない。
こまめに水分をとりながら、ゆっくり登る。



正午前に山頂に到着。
高御位神社の創建は古く、欽明天皇10年(6世紀中旬)だという。
ずっと昔から磐座信仰の対象だったのだろう。
1983年(昭和58年)4月に火災で焼失したが、同年12月に再建された。
本殿のすぐ裏に三角点がある。



山頂のすぐ東側に立つ「飛翔の碑」。
1921年(大正10年)、山頂から地元出身の飛行士・渡辺信二氏が、関西で初めて
グライダーで300m飛んだのを記念する碑だ。
グライダーの飛翔距離は300mだったという。それって麓まで届いていないのでは…
渡辺氏はその後、神戸沖で26歳で墜落死している。



山頂の巨岩上にて。ランチは神社横の日陰でとった。
岩の上からの眺めは最高で、うっすらと明石海峡大橋、淡路島、家島諸島などが
海の向こうに見えた。



山頂の西側には、天乃御柱天壇がある。ここで長尾からの直登ルートが交わる。



稜線を西へ。南からの風のおかげで、殺人的な暑さからは少し解放された。
双耳峰の鷹ノ巣山が迫ってきた。手前にまっすぐ見える露岩を登るのかな?



その通り。なかなかの急登だ。



鷹ノ巣山の東峰からは、ちょっとした険しい岩場になる。
こんなに低い標高なのに、アルペンムードを感じる。



別所奥山を過ぎると、この日、一番長い一枚岩「百間岩」を下る。



慎重にジグザクに下れば、さほど困難ではない。



柵が水色のペンキで塗られた展望台に下りてくると、おそらく公園化で植えられたと
思われるアツバキミガヨランが咲いていた。



当初の予定では、この先も縦走を続け、地徳山、大谷山、大平山を経て豆崎へ
下るつもりだったが、あまりに暑く、残りの飲料水が尽きかけている方も多いので、
そのまま鹿嶋神社に下った。一願成就の神社である。



本数が少ないバスを待つ間の1時間弱、参道の茶店で冷たい飲み物を買ってくつろぐ。
鹿嶋神社参道のお店の名物は柏餅。アツアツのを、その場で柏葉にくるんでくれる。

バスで曽根駅へ。すぐにやってきた電車に乗ったら、しばらくして車内アナウンスが。
先行列車が朝霧駅近くでバイクと接触、とにかく西明石駅までは行くが、その先は
どうなるかわからないという。
最悪の場合、西明石駅からバスで明石駅へ出て山陽電車に乗り換えようかと
策を講じていたら、電車は遅れつつも、なんとか大阪駅へ動くという。ほっとした。



この日、途中で見かけたササユリ。



食虫植物。イシモチソウだとすると、兵庫県では絶滅危惧種 C ランクの、
なかなかレアなものを見つけたといえる。


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