![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/d3/9749dd2996ca42686129cc347e747953.jpg)
■メイン写真
静寂に包まれた鶴林寺跡
■今回のコース
鳴川清滝石仏群→千光寺→鳴川峠→大原山、ぼくらの広場→暗峠→鶴林寺跡→
うつぶせ地蔵→鶴林寺跡→霞ヶ丘駅→寶山寺→宝山寺駅
生駒山の奈良側には、役行者ゆかりの修験の寺が幾つかある。
その中でも鶴林寺跡や宝山寺の般若窟には、役行者の鬼退治伝説が残っている。
役行者が16歳(21歳とする説もある)のとき、当時、生駒周辺で悪事の数々を
はたらいていた鬼の夫婦(赤眼と黄口)をこらしめ、改心させた。
その後、夫婦は前鬼、後鬼と改名し、役行者の従者となったという。
鳴川の千光寺も、役行者ゆかりの寺である。そこで今回、千光寺から峠道に上り、
失われかけている生駒古道の一部を使って鶴林寺跡へ行き、最後に寶山寺に
寄ってみるプランだ。下見を9日に行い、13日にお客様を案内しての山行である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/eb/3e53c771e3a81156375bfcafbd8fa306.jpg)
神秘的な鳴川の清滝石仏群。写真は貝吹地蔵。
五尊仏(五智如来)への橋が老朽化で渡れなくなっているのは残念。
不動滝、ゆらぎ地蔵を見て、千光寺へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/bf/9e6950218a1a299adfa8a9dc2a844306.jpg)
千光寺の山門は新しいのができたばかりだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ad/1328f63fc1eac9c5806e32649cdcd762.jpg)
境内の石段を上ると、カエデが美しく色づいていた。
裏行場の鎖場は危険なので、巻き道である急な木段を登り、尾根道から
鳴川峠を目指す。Mr.Dashにとってはおなじみの道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/9c/84bbb7a7b10fbb7cf176f5e68fadcd43.jpg)
鳴川峠のカエデは、ちょうど見頃を迎えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/db/e2b40b40a10c6c97a370e0004fdb868b.jpg)
赤、橙、黄、緑が混在する、なんともいえない美しさに感動!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/e2/896a12de0ebc99fb2f72e940fbc7dc17.jpg)
生駒縦走歩道で、大原山を経て、ぼくらの広場へ。
「山と溪谷」11月号にも、似たような場所の写真を載せたが、ここからの
眺めは最高だ。この日は晴れてはいたが、ややガスがあり、六甲山系が
かろうじてシルエットで見えた。
順調に行程を消化しており、ここでランチタイムとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c8/73edebbe003ed5e684573e66f3f10722.jpg)
暗峠。
「鬼取山」への標石があるが、鶴林寺の山号である。
かつての往来をしのばせる。
髪切峠、摂河泉ハイキングコース分岐を経て、テレビ塔の前で舗装道を
右折する。生駒山上遊園地内の山頂を通らない大胆な歩行ルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9b/825d6cf51749bb648d861dd18339dd13.jpg)
きれいなカエデの紅葉を見ながら、八大龍王鳥居をくぐり、
荒廃が進む参道を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/50/25b9baea094ffae26fa1c4895e080e4a.jpg)
坂を下り切って生駒古道の分岐を右折。笹薮に覆われた鳥居が、
さびれた印象を増幅する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/63/12c72738acd345d8ed85cfc0041fa496.jpg)
鶴林寺跡。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/67/a7e1b04af63c04454daac9941ab927f3.jpg)
静まり返った境内の片隅に、雨乞いの神様がつどう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1b/8d3299f10ebb21389ecfab05d2876dcd.jpg)
参道を少し下ると、水垢離場の跡がある。
薄い踏み跡をたどり、崩れかけた斜面をしのぐと、
生駒古道の痕跡が少し明瞭になってくる。
それでも、もはや山道と呼べるレベルではなく、倒木を越えたり、
枝を払いながら進まなければならない。お客様は「えー、まるで探検」と
それでも楽しそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/5b/ec1b7670b7eccff90884b9df34fc9f2a.jpg)
うつぶせ地蔵に到着。これの存在が、昔ここが道であったことを証明する。
これより先は、とんでもない薮なので、今日はここまでとし、引き返す。
古道は、昭和30年代まは一部が遊歩道となっていたらしく、それをたどると
ケーブルカーの霞ヶ丘駅に出る。この区間は歩きやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/7b/3e527671c80af5f47c56bbb55e5f0970.jpg)
霞ヶ丘駅では、ちょうど、かわいいクルマが登ってくるところだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/c1/92c8c14f5d142d62b9a2b2006f2066af.jpg)
上の方から寶山寺の境内に入り、役行者が修行した般若窟を見上げる。
こうして古刹3寺をめぐると、険しい地形や巨岩など、修験道の寺ならではの
共通点も見出せ、なかなか楽しい山旅だと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c7/895af65384f2631233f8239994a76deb.jpg)
ケーブルカー宝山寺駅前は、まるで昭和のたたずまいだった。
静寂に包まれた鶴林寺跡
■今回のコース
鳴川清滝石仏群→千光寺→鳴川峠→大原山、ぼくらの広場→暗峠→鶴林寺跡→
うつぶせ地蔵→鶴林寺跡→霞ヶ丘駅→寶山寺→宝山寺駅
生駒山の奈良側には、役行者ゆかりの修験の寺が幾つかある。
その中でも鶴林寺跡や宝山寺の般若窟には、役行者の鬼退治伝説が残っている。
役行者が16歳(21歳とする説もある)のとき、当時、生駒周辺で悪事の数々を
はたらいていた鬼の夫婦(赤眼と黄口)をこらしめ、改心させた。
その後、夫婦は前鬼、後鬼と改名し、役行者の従者となったという。
鳴川の千光寺も、役行者ゆかりの寺である。そこで今回、千光寺から峠道に上り、
失われかけている生駒古道の一部を使って鶴林寺跡へ行き、最後に寶山寺に
寄ってみるプランだ。下見を9日に行い、13日にお客様を案内しての山行である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/eb/3e53c771e3a81156375bfcafbd8fa306.jpg)
神秘的な鳴川の清滝石仏群。写真は貝吹地蔵。
五尊仏(五智如来)への橋が老朽化で渡れなくなっているのは残念。
不動滝、ゆらぎ地蔵を見て、千光寺へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/bf/9e6950218a1a299adfa8a9dc2a844306.jpg)
千光寺の山門は新しいのができたばかりだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ad/1328f63fc1eac9c5806e32649cdcd762.jpg)
境内の石段を上ると、カエデが美しく色づいていた。
裏行場の鎖場は危険なので、巻き道である急な木段を登り、尾根道から
鳴川峠を目指す。Mr.Dashにとってはおなじみの道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/9c/84bbb7a7b10fbb7cf176f5e68fadcd43.jpg)
鳴川峠のカエデは、ちょうど見頃を迎えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/db/e2b40b40a10c6c97a370e0004fdb868b.jpg)
赤、橙、黄、緑が混在する、なんともいえない美しさに感動!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/e2/896a12de0ebc99fb2f72e940fbc7dc17.jpg)
生駒縦走歩道で、大原山を経て、ぼくらの広場へ。
「山と溪谷」11月号にも、似たような場所の写真を載せたが、ここからの
眺めは最高だ。この日は晴れてはいたが、ややガスがあり、六甲山系が
かろうじてシルエットで見えた。
順調に行程を消化しており、ここでランチタイムとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c8/73edebbe003ed5e684573e66f3f10722.jpg)
暗峠。
「鬼取山」への標石があるが、鶴林寺の山号である。
かつての往来をしのばせる。
髪切峠、摂河泉ハイキングコース分岐を経て、テレビ塔の前で舗装道を
右折する。生駒山上遊園地内の山頂を通らない大胆な歩行ルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9b/825d6cf51749bb648d861dd18339dd13.jpg)
きれいなカエデの紅葉を見ながら、八大龍王鳥居をくぐり、
荒廃が進む参道を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/50/25b9baea094ffae26fa1c4895e080e4a.jpg)
坂を下り切って生駒古道の分岐を右折。笹薮に覆われた鳥居が、
さびれた印象を増幅する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/63/12c72738acd345d8ed85cfc0041fa496.jpg)
鶴林寺跡。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/67/a7e1b04af63c04454daac9941ab927f3.jpg)
静まり返った境内の片隅に、雨乞いの神様がつどう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1b/8d3299f10ebb21389ecfab05d2876dcd.jpg)
参道を少し下ると、水垢離場の跡がある。
薄い踏み跡をたどり、崩れかけた斜面をしのぐと、
生駒古道の痕跡が少し明瞭になってくる。
それでも、もはや山道と呼べるレベルではなく、倒木を越えたり、
枝を払いながら進まなければならない。お客様は「えー、まるで探検」と
それでも楽しそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/5b/ec1b7670b7eccff90884b9df34fc9f2a.jpg)
うつぶせ地蔵に到着。これの存在が、昔ここが道であったことを証明する。
これより先は、とんでもない薮なので、今日はここまでとし、引き返す。
古道は、昭和30年代まは一部が遊歩道となっていたらしく、それをたどると
ケーブルカーの霞ヶ丘駅に出る。この区間は歩きやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/7b/3e527671c80af5f47c56bbb55e5f0970.jpg)
霞ヶ丘駅では、ちょうど、かわいいクルマが登ってくるところだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/c1/92c8c14f5d142d62b9a2b2006f2066af.jpg)
上の方から寶山寺の境内に入り、役行者が修行した般若窟を見上げる。
こうして古刹3寺をめぐると、険しい地形や巨岩など、修験道の寺ならではの
共通点も見出せ、なかなか楽しい山旅だと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c7/895af65384f2631233f8239994a76deb.jpg)
ケーブルカー宝山寺駅前は、まるで昭和のたたずまいだった。