Mr.Dashのぶろぐ館

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2016年6月1日(水) 日本300名山で一等三角点の山、竜門岳の最短ルートを行く

2016年06月05日 | 山登りの記録
■メイン写真
静寂に包まれている竜門岳の山頂


■今回のコース
吉野運動公園→吉野山口神社の石鳥居→公衆トイレ(舗装林道終点)→龍門滝→
龍門寺跡→竜門岳→(往路を戻る)

竜門山塊の南端にある竜門岳。この山塊の最高峰だ。

標高は904mしかないし、山頂からの眺めも得られない。
大峰や台高といった奈良を代表する山脈からも外れている。

それなのに、この山には一等三角点があり、日本300名山にも
選ばれている、不思議な山だ。
かつて南麓にあった龍門寺に、歴史のロマンを感じたり、
2段24mの龍門滝に神秘を感じたり、そのあたりの要素があるのだろう。
そんな竜門山だが、何年かに一度、縁があって登り続けている。



吉野山口神社の石鳥居がある分岐を左に進む。



舗装道は、山の神を経て、公衆トイレまで続く。
ここはクルマが3台ほど停められるスペースがある。
トイレはおがくず使用のバイオ式だ。
その先も幅広の林道が続くが、クルマの進入を拒む立札があった。



やがて、典型的な植林の中ではあるが、左に吉野森林セラピーのハンモックが
多数設置されているのをみる。吉野町によるツアーがあるようだ。



仏石塔。
滝道と林道が分岐する。まずは林道のほうから。



久米仙人が籠って修行したと言われる窟屋跡を示す標石。
窟屋そのものは、崩壊してしまったのか、今は見当たらないが、
直下に大きな岩があり、滝道から見ることができる。

龍門滝に着く。
さきほどの滝道が、ここで合流してくる。
滝壺近くまで下りてみた。



上の2段24m。軌跡は白い昇竜のようだ。
滝の左には、「龍門の花や上戸(じょうご)の土産(つと)にせん」と刻まれた
松尾芭蕉の句碑がある。芭蕉は1688年に当地を訪れたという。



少し下の斜瀑を含めて、3段全体のフォルム。



滝の左上には、平安時代に栄えた龍門寺跡がある。
標識に従って、左に入るとすぐに、礎石や柱穴が残る遺跡がある。

相変わらず幅広の未舗装林道が続く。
龍門寺宿坊跡の標石をみて、さらに先へ。

林道終点から先は、木製階段となり、その後は傾斜が強まる。
右に細い滝の上部が垣間見え、沢に何度か絡む。
古い堰堤を右から越え、沢の二俣に着く。

この少し先で沢筋と離れると、山頂まで、これでもかというほどの急登の
一本道が続く。



途中で振り返ると、何度か、樹林の間から南東側の風景が見えるところは
あるが、絶景というほどではない。
この日は北風が吹いて、たいへん涼しかった。
ツツドリが啼いている。



竜門岳の山頂は、小さな祠と一等三角点があるだけ。
三角点があっても、周囲は高い木々で囲まれており、いつも静寂に包まれている。

下山は、今回は往路を引き返すことにした。



山頂直下では、登ってきた尾根を間違えないようにしたい。
ここは左に下りるのが正解。



クルマに戻り、帰りに津風呂湖に寄ってみた。

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