Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2012年10月14日(日)[大阪の山レビュー] 側川渓谷から槇尾山

2012年10月20日 | 山登りの記録
槇尾山といえば、和泉山系の中でもクライミングできる岩に恵まれ
標高の割に険しい地形を存分に楽しめる。

今日は側川渓谷からのアプローチで、側川の本谷沿いに
檜原越に突き上げるルートを探索。
ウチの山岳部のメンバーにはちょうどいいスリルと距離を
体験できると思う。

側川林道は未舗装なのだが、今日、参加しているM下さんの
愛車はトヨタの伝説のミッドシップ、MR2である。
さすがに途中で底をすりそうになっていたので、路肩が
広くなっている場所にクルマをデポ。
そのあとはMr.DashのデリカD5と、ノブちゃんのパジェロミニで
林道終点まで。この四駆コンビなら、たいていの悪路は大丈夫。



林道終点に駐車し、いざ出発!



側川渓谷のはじめの見所は、開明ノ滝。
水量は少ないが、なかなか滝らしい格好をしていて好きだ。



ここは左岸を高巻くが、一部が崩落していて足元が不安定になっている。
体験参加のM美ちゃん(同じ苗字が120人の山岳部に4人いる)、
いきなりの難所のお出ましに恐々ながらも、ちゃんと登れた。

続くミニゴルジュは、右岸を岩場の急峻な高巻きとなる。



そして再び沢筋に下り立ったら、この微妙なトラバースだ。
ここでは、クライミング経験者と、ハイキング専門者との差が
結構ハッキリ出た。



なんとか通り抜けた先が、2段40mほどの清水滝。「清水」は「きよず」と読む。
黒い岩の、下半分の滝が見える。まずは皆で記念写真。
装備を整えたら、なんとか登れそうなようにも見えるが…

この先、滝の1段目と2段目の間に立てるトラバースルートが
あるのだが、皆を待たせて久々に偵察してみたら、泥壁が露出し、
かなり荒廃していた。まだフィックスロープは残っている。
時間がかかりそうなので取り付きに登りかけて引き返した。

ここから北側の急斜面を登る。
ほどなくT字分岐になっているが標識はない。
左へ上がれば五ツ辻に出るが、今日は右へ行く。



またまたフィックスロープのかかる微妙なトラバースをしのぐと、
滝見台から、清水滝の上段の滝が見下ろせる。



そのすぐ上が滝の落ち口で、お稲荷さんの祠がある。
鳥居が朽ちているのがかわいそうな感じだ、

しばらくは沢に沿った山道をたどるが、途中で左岸の支尾根のコルに
突き上げる。そこからは稜線の急坂を一気に登り詰めると、
千本杉峠から100mほど東にある小ピークに出る。
適当な広さがあるので、ここで昼食とした。



ピークのすぐ裏手が、檜原道である。軽の四駆なら走れそうな幅。
ぽつりと雨粒が落ちてきたが、このあと天気は持ちこたえてくれた。



再び山道に入り、なんとなく眠い道を進んでいくと、十五町地蔵の
分岐に出る。



何度が分岐を過ごし、メインのルートをキープし、
槇尾山の最高峰、捨身ヶ岳に着いた。
海側の眺めは、ちょっとガスっていた。

蔵岩に寄るつもりが、あろうことか右の下山ルートを下ってしまう。
程なく気がついたが、この急坂を登り返すのはつらい。



このまま施福寺に一旦下りた。



施福寺は、西国33番札所の4番目の寺。裏からアプローチした
ことになる。



施福寺の売店は閉店していたが、公衆トイレが新しくなっていた。
ここで中休止。

側川林道の終点にクルマをおいてあるので、帰らなくてはならない。
南側を巻いて、五ツ辻に出ることも考えたが、やはりせっかく来たのだから、
蔵岩に立ち寄ることにした。

貯水池跡を経由し、蔵岩(冒頭写真)への急坂を登る。
メンバーは、先ほどからアップダウンが厳しいため疲れがみえてきた。



しかし、その疲れも蔵岩に着くと吹っ飛んでしまう。
見事な眺め、そしてクライミング経験者は、あちこちに打たれている
ボルトやハーケンに目を奪われる。
登りたくなるでしょ。また連れてきてあげるね。



時間がなくなってきたから先を急ぐ。五ツ辻を経て、側川へのルートを
取り、夕方の薄暗くなった道を谷筋めがけて下りる。
そして、林道終点にカムバック。

イヤー、面白かったね。
しかし、メンバーの半分くらいは、さすがにお疲れモード。

帰路、M下さんは、今日歩いたどの難所よりもヒヤヒヤしながら
MR2を最徐行で転がしていた。なんとか無事、舗装道に出て事なきを得た。

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