Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年9月28日(木) 雨に打たれ、風に吹かれて百里ヶ岳へ、ご褒美はブナ林の光芒!

2017年09月29日 | 山登りの記録
■メイン写真
根来坂峠の手前で、天候が急回復。ブナ林の先から光が差し込む

■今回のコース
小入谷→(百里新道)→シチグレ峠→高島トレイル分岐→百里ヶ岳→高島トレイル分岐→
根来坂峠→(鯖街道)→焼尾地蔵→小入谷


この日は登山教室の常連の皆さんと、ブナ天国の百里ヶ岳(滋賀/福井県境)へ。
前日から雨が降っていたが、午後は天気が回復するとの予報だったので決行したが、
参加予定の5名のうち3名がキャンセルで、結局、ツワモノ2名様をご案内した。

雨が上がるのが予報より2~3時間遅れたのと、風がかなり強かったものの、
下山するころには抜けるような青空が現れた。
晴れゆく霧のなかで、太陽光線がブナの枝を抜けて、なんとも神々しい光景に
出会えた。



小入谷の百里新道の起点にクルマをデポし、出発。
出発時は、雨脚がそこそこきつくなっていたが、山頂をめざすモチベーションは満々。



はじめはクヌギやシバグリなどの雑木林だ。
実は小さいが、熟れたシバグリがたくさん落ちていた。



百里新道は、小ピークを幾つも越えながら、徐々に標高を稼ぐ。
難所もなく、歩きやすい。やがて右側が美しいブナ林、左側が植林に変わる。



秋はキノコの季節。いろんな種類のキノコが見られた。



これ何だろう??? ムキタケ? 詳しい人、教えて!



雪が深いこの山域では、生長の苦労を物語る木も多い。



ブナの幹の表面に、雨水がつたって根元に流れ落ちている。
「幹流」と呼ばれる現象で、なんとも優美。雨の日のブナ林は、これが魅力だ。



シチグレ峠で、風雨を避けるためツェルト(簡易テント)を張って昼食をとった。
ちょっとのことで、悲惨な食事タイムを避けることができる。暖かいし。

高島トレイルに合流すると、北風が容赦なく吹きつけてきた。
風速15mを超えているかも。



フィックスロープの岩場を越えていく。



百里ヶ岳の山頂に到着。「百里」の名はどこへやら、視界は数十メートルほどしかない。
折からの強風で、シバグリが大量に落ちていた。
じっとしていても寒いだけなので、早々に退散する。

しばらくは来た道を戻り、百里新道との分岐は、今度は直進し、根来(ねごり)坂峠へ
向かう。



ブナがひときわ美しい尾根だ。雪に負けずにがんばってきた古木の存在感に
圧倒される。



雨がやみ、霧の向こうに太陽がのぞいた。



ブロッケン現象がみられるかなとも思ったが、まだちょっと太陽が高い。
それでも一瞬、薄い虹色の輪を確認できた。
ただこの直後、霧はあっという間に晴れた。まさに雲散霧消。



根来坂峠に到着。待ちわびた日差しの中。
ちなみに、ずっと福井/滋賀県境を歩いてきたが、ここを鯖街道が横切る。



鯖街道を滋賀県側に下りる。ホオノキ越しに青空。



林道に出る手前で、展望が開ける。蛇谷ヶ峰方面の眺め。
さっきまでの雨が嘘のよう。



さっきまで霧に包まれていたが、百里ヶ岳(左奥)も姿を現した。



あっという間に、こんな青空になった。



焼尾地蔵尊。舗装林道に出たり、山道に入ったり、鯖街道は今やツギハギ。



小入谷に降りてきたが、最後に沢を2回、渡らないといけない。
沈下道になっているが、今日は水量が多くなっていて、水の中をまさかの渡渉に。
これは誤算だった(笑)。



小入谷の集落から、百里新道の入口まで、沢沿いの草藪を10分ほど登り返すのだが、
その間にヤマビルを拾ってしまった。4人で6匹。
駐車地で、駆除薬「ヒルさがりのジョニー」を駆使し、完全退治。
誰一人、被害がなかったのが幸い。
最後の最後だけは、少し遠回りでも、舗装林道を登り返す方がいいかも。


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