Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年2月27日(土) [金剛]岩橋山の名石コースから、天神降臨のパワースポットをめぐる!

2021年03月01日 | 山登りの記録
■メイン写真
岩橋山の名石コースのハイライト、「胎内くぐり」岩


■今回のコース
平石バス停→人面石→鍋釜石→鉾立石→胎内くぐり→久米の岩橋→岩橋山→平石峠→
高貴寺→岩船神社→平石城跡→一須賀古墳群→近つ飛鳥博物館前バス停


ダイヤモンドトレールを縦走すると、岩橋山は頂上からの展望はなく、急登だけが
印象に残る地味な山にすぎないが、大阪側には名石コースや、古代のパワースポットなどが
点在する、なかなか面白い日帰りハイキングが楽しめる。



一日に2本しかないバスで平石バス停へ。
河南町が岩橋山への標識を完備させ、アプローチは格段にたやすくなった。



今春初めて! フキノトウが顔を出していた。



幾つかある分岐には、りっぱな標識が。喜ばしいことだ。



谷筋の道を進み、大きな堰堤を巻き上がると急登となる。
やがて左手に人面石が現れる。んー、これ顔に見える?



続いては鍋釜石だ。どれが鍋で、どれが釜といわれると「?」だが、
この写真のほかにも多数の巨石が周辺に散在している。
本当は、さらに東に牛の背岩もあるのだが、ブッシュで荒廃しているため
この日は割愛した。



鉾立石は、高さ5~6mの垂直の岩だ。まさに鉾を立てたようで、高さ以上の威圧感がある。



送電線鉄塔の下からは、大阪市街や六甲山系が見下ろせる。



稜線を少し外れ、胎内くぐりに寄り道する。
人ひとりがギリギリすり抜けられる隙間が開いている。皆で「転生」してみた。



ここからはちょっとした急坂で山頂直下へ。



久米の岩橋。役行者が一言主を使って、金剛山系と大峰山系の間に壮大な橋を架けようと
したもので、役行者が伊豆に流される原因となったプロジェクトの残骸である。



ちょっと昼を回ってしまったが、岩橋山の山頂でランチ。



平石峠にある葛城第24番経塚。祠には役行者像が祀られている。



高貴寺の手前の坂で、ほのかな香り。梅が綺麗に咲き誇っていた。



高貴寺の門前。高貴寺は役行者の開基で、葛城第25番経塚がある。
厳しい修業が真剣に行われている寺であるので、境内の写真撮影や大声での会話などは
控えよう。



西へ10分ほどのところにあるのは磐船神社だ。
明治の神仏分離令までは、高貴寺と一体のものだったようだ。
饒速日尊(にぎはやひのみこと)が天磐船に乗って、神社後方の哮峯(たけるがみね)に
降臨したという。ニギハヤヒは、イワレヒコ(のちの神武天皇)が大和を征服する以前に
統治していた王だ。
背後にそびえる哮峯は神域で立入禁止。境内には48もの岩が点在するという。



一度、舗装道を横断し、竹薮の道に入る。



平石(ひらいわ)城跡は、赤阪城の支城のひとつ。
豪族・平岩茂直が元弘元年(1331年)楠木正成の赤坂挙兵に応じてこの城に立てこもり、
北条方と戦い戦死。その後、正平14年(1359年)楠木正儀がここで足利勢と戦ったという。



南側が開けると、岩橋山~大和葛城山~金剛山へのワイドな眺めが見渡せる。



ほどなく一須賀古墳群のエリアにさしかかる。一帯は近つ飛鳥風土記の丘公園として整備
されている。園内には6世紀の円墳などが102基あり、うち40基が公開されている。
一須賀古墳群全体としては、200基以上の古墳があるらしい。
公園の入口も、梅の花が盛りだった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021年2月25日(木) [生駒山... | トップ | 2021年2月28日(日) [高島ト... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事