軽く沢登りに行こうと決まったのは前日の土曜日だった。
「香楠荘なう」というメールをよこしたIM川さんをたきつけて
鈴鹿・東多古知谷に出かけることにした。2人で沢、というのも珍しい。
前回行った記録を全く復習しないまま現地へ。
最近、記憶が飛ぶことが多い中年おじさんにとっては、まるで初めての
沢のように感じて、入渓口の堰堤さえも忘れていて「こんなんあったかなぁ」。
御在所岳への表道から、すぐ . . . 本文を読む
前に大峰・前鬼川に沢登りに来たのは、2007年。沢の達人に同行して
もらったおかげで。思いっきり楽しめた。
今日はMr.Dash、ともちゃん、F山さん、K日さんの4人。
機動的に動ける最適人数である。
F山さんは、いろいろ事前に調べておられ、この沢の美しい流れを見るのが夢だったそうな。
前日夕刻に、前鬼林道のクルマ止め近くの広い路肩に駐車し、テントを2張り設営。
新調したばかりのモンベルの自立式 . . . 本文を読む
今年はまだ初心者向けの沢しか入れていなかったので、ここいらで経験者向けに、
初めて行く沢をはさむことにした。
選んだのは京都美山のカラオ谷。距離や高低差の割に、遡行時間が長い沢だ。
調べると発達したゴルジュからの高巻きに苦戦するようだ。泥壁との戦いだという。
メンバーは最小限。Mr.Dash、ともちゃん、F山さんの3名である。
実はY井さんもエントリーしていたのだが、直前で風邪をひいてリタイヤし . . . 本文を読む
5月に六甲のキャッスルウォールでクライミングデビューを飾った面々を中心に、
比良・明王谷の白滝谷に沢登りに出かけた。経験者含め、なんと13人のパーティだ。
沢の初心者は合わせて7人。うち3人は先日、六甲の蓬山峡で軽い練習を済ませている。
身支度を整え、牛コバから入渓。
いきなり腿まで浸かる冷たい水に、沢・初体験のO山ちゃんが黄色い悲鳴をあげる。
初めはたいした滝もないが、沢靴に不慣れな . . . 本文を読む
Y井氏の会社の20代の若者たち。先日、キャッスルウォールでクライミングの
デビューを飾ったみんなだ。
彼らの関心は沢登りにもあり、さっそく、その機会を用意することにした。
行き先は、まず軽々と沢の楽しみを味わってもらうべく、六甲・蓬山峡へ。
道具は貸そうかなと思っていたら、みんな沢靴を新調してきた。おおっ、ヤル気満々!
記念すべき彼らの「沢の第一歩」の写真がコレ。
しばらく、「沢靴はこ . . . 本文を読む
和泉葛城山の南斜面(つまり和歌山県側)に、コースケ滝谷という
隠れた名谷がある。
かねてから行きたかったこの沢を、ようやく遡行してきた。
メンバーはF山さん、IM川さん、ともちゃん、Mr.Dashの4人である。
遡行図が一般に出回っていないので、ネット情報を参考にするしかない。
コースケ滝は、知る人ぞ知る、落差100mのナメの斜瀑という。
こんな落差の滝が無名のままに置き去られているとはなぜだろ . . . 本文を読む
今年は天候や仕事との兼ね合いで沢登りの機会に恵まれず、
7~9月に一本も沢に入っていない。
10月にして今年3本目、しかも6月以来、ようやくのチャンス。
6月に雨で断念した、小田原川掛ヶ谷である。
Mr.Dash、ともちゃん、F山さん、Y井さんの4人メンバーで臨む。
宮野の集落から小田原川の橋を渡り西へ。ほどなく右手に墓地が現れる。
左側の路肩が少し広くなっているので、ここに駐車する。
身 . . . 本文を読む
今年2本目の沢登り。
台高山脈・馬ノ鞍峰に突き上げる明神谷を遡行した。
今日のパーティは、Mr.Dash、ともちゃん、F山さん、
Y井氏、ノブちゃん、そして沢登り初体験のMーちゃんの6人である。
三之公の林道終点にクルマを置き、身支度を整え、
山の神の祠に手を合わせて出発したのは9:45。
やや遅めだが、これでも大阪から出てきたメンバーにとっては結構、
朝早く起きてこなければならない。
山 . . . 本文を読む
なんとか4段15mを巻き終え、少し休憩。
美しいナメに心を癒させ、すっかり冷静さを取り戻す。
ほどなく、大きな釜を持つ滝が出てきた。泳ぎはいやなので、
右側に見える導水路を頼ることにした。
少し下流に戻り、弱点を発見。黒い岩を湿らせる程度の滝が
スタンスが豊富で、岩質もよい。
ここを攀じ登り、導水路に出て、そこから滝上にたどりついた。
50mの圧倒的スケールを誇る八間滝は、こ . . . 本文を読む
今年のゴールデンウイークの山行予定は、四国・愛媛の赤石山系の沢を
巡ることだった。しかし、気持ちよく晴れたのは28日の移動日だけで、
あとは悪天候に阻まれ、計画変更の連続となった。
元々は、二ツ岳北側の、浦山川わさび谷の遡行を最初のターゲットにしていた。
順調に林道に向かったのはいいが、中ノ川登山口の手前5キロ近くのところで
林道は一部崩壊のため通行止め。地元のおっちゃんが軽トラで通りかかり、
. . . 本文を読む
話には聞いていた、うつろ谷。
とにかく全編、滝といっても過言ではない、すばらしい沢。
おまけに周囲の樹林も落葉広葉樹が中心という、まさに「好みの」沢。
ようやく今シーズンの最後になって遡行が実現した。
今日のメンバーは、Mr.Dash、ともちゃん、F山さん、T橋クン。
朝早くに奈良を出て、一気に福井県まで。敦賀ICで高速を下りて小浜方面へ。
耳川に沿って車を走らせるが、川の水量が尋常でないうえ . . . 本文を読む
雨続きのため、沢登りをするのにも注意を払わねばならない。
今日はもともと、○○谷の遡行を考えていたのだが、水量を想像して断念。
代わりに、半日でサクッと行ける、京都・清滝川支流の毘沙門谷を久しぶりに訪れた。
果たしてここも水量は豊富になっており、短いが迫力たっぷりの遡行を楽しめた。
しかし、下山路を、2.5万図の392Pを通る破線をたどってみようとしたのが
間違いで、完全な廃道、急傾斜の中、ヤブ . . . 本文を読む
雨続きをいいことに、普段は水流もチョロチョロの石ブテ西谷に出かけた。
絶対に増水しているはず。
地盤が緩んで山崩れのリスクはあるが、気をつけながら行こう。
石ブテ林道の終点から入渓。まだ左に廃林道があるが、早々に流れに入る。
予想通り、水量は豊富だ。最初の斜瀑は、林道を歩いていたら通り過ぎてしまう。
いきなり連瀑帯があってハッピー。
全部、特にザイルも使わず直登できて、これまたハッ . . . 本文を読む
本来、この日は史上初めて、山岳部の例会で沢登りだけを行なう予定だった。
なんと総勢17名中、うち3名が完全に沢の初心者ということだったが、
天気予報が雨なので自動的に中止となった。
それでも炎が消えないMr.Dashは、IM川さんとF山さんを誘い出し、
自主山行として、当初計画どおり、丸滝谷へ。
丸滝谷であれば、増水している方が面白いはずだ。
午後の降水確率が高いので、午前中勝負で一気に遡行す . . . 本文を読む
ここまで、なかなか暑い日がなく、6月になって、今年初めての沢登り。
待ちわびていた8人が参加した。
行き先は、足慣らしということで、京都北山北部、美山から少し東の田歌に
流れ入る五波川の支流、中山谷を選んだ。
クルマ2台を動員。1台を入渓点に置き、もう1台を五波峠に
回送しておく。
廃道状態の、草ぼうぼうの林道を分け入る。まだ葉の青いスギの倒木が
ガンガン行く手をふさぐ。うっとうしいので、まだ凡 . . . 本文を読む