円に付いて輪る八つ

　情けなや情けなや。大分前に円が絡んでくると途端に頭が混乱してくると書いた気がするが、此れが自身では謎で考えようとすると増々混乱し、実際の学習していたどの段階だったかすら、困惑と混乱が起こり、この解決の為に徐々に慣れていくしかないと言う心理学手法を行ってきたが漸く分かるとは情けない。

具体的な状況は各学習段階で当時の学習記憶との摺合せでは記憶と共に感情がブワッっと沸き上がる様に吹き上がって来て学習を困難にさせる。それでもその状態を制して満たす様にしながら競り上がっていく感覚か。閖上と言う言葉が日本独自に作った言葉というが正にその状態かもしれない。

円の性質に付いて初めて触れた時、頭の中がグルグル回転している感覚に実際になり記憶と感情と現時点の認識と現実の学習内容との過去との摺合せに依って、上述した状態と同じ状況が現れる。現実の不安定な友人関係も頭の中で明滅も繰り返し今の状況の感情も記憶されていく。

そんな状況の時に更に、私だけ引っ張り出され父親が私に縋る様な父に責任はない事で追い詰められて見たこともない姿を焼き付ける事に為った訳で、更にはその事で何回か授業を抜けたり、記憶が授業時など暫くの間無い事が屡々有ったりした所で、更には私の時代は教育の問題も生じていた時期で、特に数学で一番大事な繋がりという面での図形の部分がかなりの部分削られていて斑の様に為っている時世。

本来であればその場面で自宅学習という、同じクラスの面倒くさそうにしていた彼なんかはそこの部分は解って居そうだったものな。だからこそ彼は数学で遣る事が多くてっと、気になっていた彼女と話しをしていたのが記憶に残っている。頭が混乱していてグルグル回転している時にこの侭では狂ってしまって大声を揚げてしまいそうに為っていたので教室から出て、直線基調のベンチに座り遠くまで見渡せる誰もいない廊下が見渡せるところに落ち着くのが当時の状況だった。

そこにクラスの別の女の子が何をしているのと偶に話仕掛けて来るのが何だが不思議な気持ちになって居たんだよな。漸く声を揚げて叫びたくなる混乱が落ち着いてきたという時に話し掛けられるという。

何だか、それまで現実感が無かった所に急に現実感を持たせてくれて優しい気持ちになり、現実認識にアンカー支点を打ってくれた様な感覚でとても喜ばしく、有難く、感謝もして好きな時間だった。

まあ、仕方がないのか・・。受け容れるしかないよな…