WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

ダルビッシュ 二勝目

2012年04月20日 15時11分26秒 | Weblog
ダルビッシュがまた成長した姿を見せた。

メジャーに来て3度目の先発。
相手は試合前まで9勝3敗と好調のタイガース。
中軸にはメジャーを代表するカブレーラとフィルダーが座る。

結果は6回と1/3を投げて被安打2、四死球5、失点1。
前回、前々回と6回途中の降板だったこと、ヒットをボコスカ打たれたことを考えると、
7回途中まで投げ、被安打2は大きな成長と言えるだろう。
メジャーに来て初のQSである。

もしかすると7回ノーアウト一塁からの二塁ゴロをキンズラーがはじかなければ、
7回終了まで投げ切れたかもしれないが、
まぁベルトレイのファインプレイなどにも助けてもらったので、
それを責めるのは止めよう。


今日のダルビッシュの良かった点は直球(フォーシーム)がある程度コントロール出来ていたこと。
たまに力んだ球が外角高めに抜けることはあったが、それでも今日のピッチングの生命線は直球にあった。
この直球の低めへのコントロールが抜群で、今日のダルビッシュのピッチングを助けた。
更に今日コンビを組んだトレイアルバがカーブを上手く使ったために、この緩急差で7回途中まで相手に的を絞らせなかった。
逆に、ツーシームとスライダーはコントロールが悪く、効果的には使えなかった。
この二種類の変化球と、力んだ直球によって5四球を与え、それが失点にもつながった。

課題を挙げるとすれば、5四球を与えたコントロールということになるが、
その中でも特に勝負どころでのコントロールが挙げられるだろう。
日本でプレーしている時のダルビッシュは、ここぞという時にズバッと狙ったところに投げられるコントロールがあった。
しかし、メジャーでのダルビッシュには、それがない。
現在のダルビッシュは、勝負どころで球が浮いてしまうため、見ていて心許ない。
ある程度のコントロールがついてきたからこそ、ここぞという時のコントロールを身につけて欲しい。
それを身につけることで、ピッチングに躍動感が生まえ、本来のダルビッシュに近付くだろう。

次回の登板は中四日のヤンキース戦になる可能性が高い。
今回の当番はデトロイトでの登板であり、テキサスと比べると寒く、環境は北海道と似ていた。
その為、ボールの滑りにも特に気を配ることなく投げることが出来た。(ボールをしっかりとよくこねてはいたが)
次回のヤンキース戦はホームでの試合となるため、今後を担う大きな鍵になる。
乾燥した環境でも同等のピッチングをすることが出来れば、今後も安定したピッチングが期待できるだろう。
その上で、今日の課題に対する答えを見せられるようであれば、今季15勝以上、
そして最多勝争いに絡めることを期待するのは時期尚早だろうか。