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ニュージャージー・ネッツについて

2012年04月14日 20時14分05秒 | Weblog
先日書いたようにNBAのイースタン・カンファレンスのプレイオフ争いが激しくなっているが、
そんな中プレイオフを争う76ersが下位のネッツに敗れてしまった。
そこで、今回はネッツについて少し書いてみたいと思う。

ニュージャージー・ネッツ。
最近はプレイオフ進出もなく、今季も22勝38敗とプレイオフの可能性は既に潰えてしまった。
最近ではマジックのドワイト・ハワードの移籍先の候補として挙がったが、
残念ながらハワードはマジックに残留することになった。

まずネッツについて言いたいことは、今季目覚しく成長しているチームだということ。
今季のネッツは、シーズンが開幕する前からハワード獲得を目指して、サラリーキャップに空きを作るため、
あえて年棒の低い選手を集めた。
その為、明らかにチーム力という点では、他のどのチームより期待できないチームの一つだった。
しかし、チームはハワード獲得という今季チーム唯一の目標を達成することが出来なかった。
こうなると、普通チームは無残で、どうしようもない道を歩むことになる。
しかし、現在のチームはイースタン・カンファレンスで下から数えて5番目と、ネッツの下に4つもチームがある。
ボブキャッツ、ウィザース、キャブス、ラプターズより上位に位置する。
チーム事情を考えると、これは間違いなく大健闘である。
そしてその大健闘を生んでいるのが、チームの成長に他ならない。

現在のネッツの中心がデロン・ウィリアムスであることに異論を唱える者はいないだろう。
オールスターにも出場したNBAを代表するPGである。
このウィリアムスとハワードをネッツの看板にしたかったのだが、その目論見が残念ながら外れてしまった。
そして、そのウィリアムスに次ぐ存在が、インサイドの中心であるブルック・ロペスである。
しかし今季、彼は怪我で5試合にしか出場できていない。
つまり、彼がいない中でも今シーズンのネッツは健闘しているのである。

現在のネッツを考えてみると、
PGにNBAを代表するデロン・ウィリアムス。
控えにはレイカーズで優勝を経験しているジョーダン・ファーマーがいる。
SGには3年目のアンソニー・モロウとルーキーのマーショーン・ブルックスという二人のシューター。
この二人は今季も平均12点以上を稼いでおり、今後も成長が望めるだろう。
SFには今季ハワードを獲得できなかったことで、批判よけとして獲得したジェラルド・ウォラス。
特長としては得点よりは守備やリバウンドと言えるだろう。
控えには今季途中にチームに加入したジェラルド・グリーンがいる。
2007年のダンク・コンテストに優勝したほど凄まじい運動能力の持ち主であるが、
今までなかなかチームに馴染めず、ほぼ活躍出来ずにいた。
しかし今季途中にネッツに加入して以降、平均13点以上を取り、爆発力を秘めているところも今後に期待させる。
PFはハンフリーズだろう。今季NBA5位となる平均11リバウンドを獲得し、平均得点も約14点。
問題はセンターである。現在のシェルダン・ウィリアムスは平均して約5点、6リバウンドと迫力に欠ける。
しかし、ここにブルック・ロペスが戻ってくれば、十分な陣容になる。
ちなみに去年ブルック・ロペスは平均得点が20点を超えている。

こう考えると、来季ブルック・ロペスが戻ってきたネッツは決して捨てたものではない。
あとインサイドに一枚ぐらい補強できれば、十分プレイオフも狙えるだろう。
そのためには、選手の成長と、ウィリアムスをチームに慰留することを忘れてはならない。

来季はニュージャージー・ネッツがプレイオフ争いをするところを是非とも見たいものだ。