Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

試合も「壮絶」なら…

2010-11-11 06:57:24 | プロ野球
フジの長~い1日…野茂氏も古田氏もトイレ我慢(スポーツニッポン) - goo ニュース

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 5時間43分…。トイレは?CMは?後続番組は?延長15回、2―2の引き分けで日本シリーズ史上最長試合となった6日の中日―ロッテ第6戦(ナゴヤドーム)。フジテレビは大幅な番組編成を行い、日付をまたいだ午前0時4分まで6時間4分、完全生中継した。球史に残る一戦を視聴者に届けた歴史的中継の舞台裏に、迫ってみた。

 ナゴヤドーム3階のプレスサロンに50人近いスタッフが集まっていた。6日午後3時過ぎ。フジテレビ、系列の東海テレビ関係者の中継打ち合わせ。数時間後、担当者からの説明にはなかった長い、長~い、想定外の歴史的中継が待っていた。

 延長11回、2死満塁から荒木が一直でサヨナラ機を逸した午後10時すぎ。「異変」は、視聴者の目にも明らかになった。フジテレビの吉田博章プロデューサーは「もうああいう展開になったら、スタッフを含めて腹をくくってやるしかなかった」と厳しい顔で放送ブースに詰めていた。

 (1)CMがなくなった

 午後10時以降、放送終了まで約2時間、CMが消えた。吉田プロデューサーは「本来、想定していた中継時間は午後11時まででした。CMもそれに合わせて用意していたので数も決まっていた。それを10時前後ですべて消化した」と説明。民放でCMが消えた中継。他局ではこうした場合、CMを安い値段で売り挿入する策を取ることがあるが、フジテレビは以前からCMの値崩れを生まないためにそういった措置を講じない土壌があった。関係者は「3000万円くらいの損失があったのでは」と指摘。現場のフジテレビ関係者は「他局の方に“凄いね、フジさん。NHKさんみたいですね”と冷やかされました」と、CMなしのノンストップ中継だった。

 (2)トイレ休憩なし

 当日、中継の実況は東海テレビ・森脇淳アナウンサー、解説は田尾安志氏(野球評論家)、ゲスト解説は前ヤクルト監督の古田敦也氏、元大リーガーの野茂英雄氏。なんと4人とも中継中にトイレに行かなかった。関係者は「野茂さんは初めての解説だった。トイレにいくタイミングも分からなかったようで…」。当日はお茶などの水分を極力控えていたという。また、森脇アナは日本シリーズ後の打ち上げで「CMもなくなり、解説者の方に負担がかからないように、私がしゃべらないとという緊張感があった。だからトイレに行かなくて済んだのかな」と漏らしたという。

 (3)カメラマンはさらに「1試合」

 当日、球場の中継は東海テレビのカメラマンが担当。6日の昼すぎからセッティングを開始し、手に汗握る1球を余すところなく追い続けた。ところが…。そのうち数人は名古屋市内の東海テレビから放送された「すぽると!」のスタジオのカメラマンを担当することが当初から決まっていた。「すぽると!」の放送開始は7日午前3時10分。「労働基準法に引っかかりますよね…。大変だったと思います」と同局関係者。約2試合分の中継をこなして、スタジオでの放送とトリプルヘッダー。放送終了は午前4時5分だった。

 「すぽると!」の出演者にとっても長い1日だった。解説の高木豊氏、フジテレビの平井理央、本田朋子アナウンサーはナゴヤドームでの試合終了後、東海テレビに移動。打ち合わせを終えて午前2時ごろにおにぎりなど、軽食を取ってから放送に臨んだ。「さすがに皆さん“おなかがすいたね”と…」と明かした関係者も、おなかをすかせていた。

 ドタバタで切り抜けた歴史的ロングラン中継。試合中は「瞬間視聴率は結構、高くなると思うが、試合時間が長くなったので平均はちょっと…」(関係者)との心配があったが視聴率は18・9%。試合内容との相乗効果で、翌日7日の20%超えの高視聴率につながった。「7日の中継が終わって自然と拍手が起こった。珍しい現象でしたね。“お疲れさまでした”と自然に起きた感じでした」。東京都台場のフジテレビ内で中継対応していた関係者は振り返った。

 悲喜こもごもの歴史的完全生中継。第6戦が終わった深夜、プレスサロンで原稿を打つ記者の横で「すぽると!」の坂詰修ディレクターはへたり込んで言った。「執念の完全中継です」。充血した目は、うっすらと潤んでいた。

 ▼テレビ朝日関係者 フジさんが視聴率を獲ってくれたことは来年につながる。プロ野球人気のためにも各局で足を引っ張っている時代ではない。だからフジさんには頑張ってほしかった。

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試合も「壮絶」だったが、中継を担当したフジテレビ系列の担当者や、実況アナ、解説者の皆さんも「壮絶」だったのか…。

終盤にCMがなかった理由も、そういうことか…と。

その熱意が「数字」として結果が伴って、報われたか。

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