Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

第54回 『六旗の下に』 鑑賞記(2)/早稲田大学応援部

2008-05-14 20:34:45 | 東京六大学応援団
第54回『六旗の下に』の観賞記シリーズ。

第2回目の今回は、早稲田大学応援部の演技内容と、小生の感想を紹介します


【プログラム】

・新大校旗紹介
・紺碧の空
・早稲田の翼
・応援曲メドレー
・吹奏楽団指揮→紹介は省略
・伝統の勝利の拍手
・早稲田大学校歌


【司会進行】

声質は若干少年っぽい感じはしたが、聞き苦しさは感じなかった。
昨年同様メインリーダーをちょっと茶化す、自虐的なトークを織り交ぜながら、立てるところは立てていた。
ただし、観客を楽しませるという点では工夫が足りなかった気がする。


【各論/詳細】


●新大校旗紹介

スクールカラーの臙脂がベース。
小生の母校と同じスクールカラーなので、早稲田の団旗を見ると、やっぱり母校を、そして3年間の青春を思い出す。
“団旗礼”に関しては、司会が紹介している間も降ろしたまま姿勢が変わらなかった。鍛えられている印象はある。


●紺碧の空

一昨年夏の甲子園で、早稲田実業学校高等部が優勝し、その年の秋から東京六大学野球のリーグ戦でも連覇を続けているため、神宮球場でも、何度となく流れた早稲田の第一応援歌。
なので、読者の皆さんにとっても、おなじみの曲であろう。
小生の持ちテクも、この『紺碧の空』のテクがベースなので、「今すぐやれ!」と言われても、振ることはできる。
メインリーダーを務めた幹部は、早稲田付属高校出身で、7年間応援団を続けていたと後で知ったのであえて厳しいことを申し上げるが、正直小生の方が上手くテクを披露できると感じた。
本当に7年間続けたのだろうか…続けていれば、もっと『紺碧の空』を極められるはずだ…と感じた。迫力にも欠け、非常に残念である。


●早稲田の翼

早稲田創立125周年を記念して、現役応援部の作詞作曲によって作られた応援歌。
当然ながら初めて見たわけだが、テクそのものは早稲田の基本をベースによくまとめられていたように感じた。


●応援曲メドレー

披露された応援曲は、前半が、『大進撃』,『スパークリングマーチ』の2曲。
途中、チアリーディングが入り、最後におなじみ『コンバットマーチ』に突入
華やかではあるが、小生が現役当時に観覧した時と、コンバットマーチの“突き”に迫力が欠けている。構えが腰高のためであろう。
(早稲田の先輩方の『コンバットマーチ』の方が、断然格好良かった。)
前回同様に感じていることで思い違いなら良いのだが、気にはなる。
なお、チアリーディングは、人数の多さにごまかしが多分に感じられた前回よりも、今回の方が全般的にメリハリがあり、良かった。(昨年度、全国レベルのチアリーディングチームが出場できるNHK杯に出場し、準決勝まで勝ち進んだ実力は存分に発揮されていたように思う。)


●伝統の勝利の拍手

拍手演技は、基本さえしっかり鍛えておけば、自分の力で大きく見せることができるが、それを存分に活かしきった感じがした。元々体格も大きいので、より大きく見えた点は、前回よりも評価に値する。
リーダー長のみが振ることを許される拍手演技だが、その名に恥じない内容であり、見事であった。


●早稲田大学校歌

早稲田の卒業生でなくてもご存知の、「都の西北 早稲田の杜に…」が出だしの、あまりにも有名な校歌。観客からも大きな拍手


【評価】

リーダーテクニック:★★★★☆
チアリーディングテクニック:★★★★☆
司会進行:★★★☆☆


【編集後記】

東京六大学野球でも、早慶戦はテレビ中継され、注目も浴びやすいという点から考えても、応援曲メドレー(チャンスパターンマーチ)のバリエーションも豊富で、限られたリーダー幹部の人数と限られた時間ステージ演技の中で、披露する曲の量など良く考えられていると感じた。
後日紹介する慶應義塾大学應援指導部と同様、「観客の惹きつけ方」は見事である。

ただ、前回から感じて払拭できないでいるが、小生が現役当時に、この『六旗の下に』を観覧した時や、神宮球場の学生席から応援の進め方を勉強させていただいた時と比較すると、リーダーテクが変わっているのを感じた。
早稲田にとって肝心の『コンバットマーチ』が、前回から迫力に欠ける印象を吹き飛ばすほどではなかったのは残念である。

リーダー幹部2人のうち1人はよく鍛えられている印象を持った。ただ、下級生の鍛えられ方などの総合力では、後程紹介する法政大学よりやや劣る感は否めない。

08年度のリーダー幹部は1名と、早稲田大学にしては寂しい感じは否めないが、下級生リーダー部員が幸いにして残っているので、1人幹部を盛り立てて、頑張って欲しいと思う。


【予告】

次回(第3回)は、「立教大学体育会応援団」の演技内容を紹介します。
どうぞお楽しみに

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (生肉)
2008-05-16 18:48:40
たった1人の幹部、しかも連盟委員長という重責も担っていてとても大変でしょうけど、頑張ってほしいですね。
返信する
チアリーダー BIGBEARS (東京六大学野球ウォッチャー)
2008-05-18 22:20:40
Dancho殿
昨年より、応援団の記事を中心に読ませていただいています。
私は、もう少し勇気が足りず、応援部に入部はしませんでしたが、大学在学中より、応援部大好き人間です。
これからも、応援部(団)の魅力を大いに語ってください。
楽しみにしています。
ところで、今回の記事の中で誤解と思われる部分がありましたので、コメントさせていただくことにしました。
と申しますのは、昨年のチアリーディング ジャパン・カップに出場した早稲田大学のチームは、チアリーディング・サークル ファルコンズで、競技スポーツセンター(いわゆる体育会)応援部のチアリーダー・チームではありません。
このファルコンズ、フジテレビアナウンサーの石本沙織氏を輩出した中々優秀なサークルです。
返信する
当然知っていて書いています。 (Dancho)
2008-06-07 12:42:48
東京六大学野球ウォッチャー様、はじめまして。

本件、当然調べて書いています。

応援部のチアリーディング部の方は、本文にもある様に、「準決勝」で敗退しています。したがって順位はつかない…。

決勝に勝ち上がり、「11位」という成績を上げたのが、石本アナを輩出した方のチアリーディング部で、実力があることも当然知っています。

つまり、この年は、早稲田から2チームがこの大会に出ていて、応援部の方が陽の目を見なかった…ということです。

誤解しているつもりは全くありませんので…。
返信する
チアリーディング・ジャパンカップ (東京六大学ウォッチャー)
2008-06-07 16:19:19
Dancho様、レスありがとうございます。
実は、後で読み返してみて、おやっと私も感じていました。
確かに、どこかでBIGBEARSが準決勝に進出したと聞いた記憶が私にもありました。
にもかかわらず、自分からコメントを差し上げず、申し訳ありませんでした。
それにつけてもDancho様の見識には恐れ入りました。
なかなか、ここのところを認識している人も少ないと思いますので。

私が学生時代に在籍していたサークルの後輩たちが、現在ファルコンズの方々に毎春お世話になっているので、少し思い入れが出てしまいました。

話は変わりますが、今シーズン、早明戦の2回戦を見に神宮に出かけましたが、明治大学の応援席の盛り上がりには大変感動しました。
応援団のチアの方々も頑張っていらして、応援の学生もよく入っていました。

この盛り上がりに感動して、明治大学の優勝の瞬間に立ち会いたいと思い、明法戦の2回戦を見に行く予定をしていたら、日曜日が雨天中止になり残念でした。

話が逸れてしまいましたが、応援団を見るのが楽しみで六大学野球を見に行っている人間の一人です。

これからも、頑張ってください。
返信する

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