Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

慶應義塾大学 vs 東京大学 を観戦して…

2013-05-06 16:21:15 | 東京六大学応援団
今年(2013年)の大型連休の後半は、神宮球場で春季リーグ戦を今年初めて観戦しました。

はじめに申し上げますが、ちょっと厳しいことを言ってしまうかもしれません。でも、それは、「応援」とか「応援団」について私自身が感じていることで、私が大事なことと思う部分です。否定的な意見もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。

今シーズン初めて…ということで、試合もさることながら応援も楽しめると思っていました。ちなみに、まだユウスケが現役で活躍していますので、今シーズンも慶應義塾の応援席で観戦していました。

しかし…

昨年のように楽しめたか…というと、残念ながらそのレベルに至らないまま2試合が終わってしまったかな…という「心残り」の様な感想を持ったまま、住まいへ帰るのぞみ号に乗車しています。

何故でしょう…

今年度の三部一体のスローガンである「一丸」という点も、リーダー部方針である「全力」も、やや虚しく聞こえるほど「一丸」になっている感じが欠けているし、かといって「全力」かというと、あれ?そうでもないかな…という気がしてしまったからでしょう、多分。

とりわけリーダー部方針である「全力」。

本当に野球部に「全力」を出して頂いて、何としても勝ち点を奪う!…という姿勢で臨んでいたのかなぁ?という点で、疑問を感じた点が結構ありました。
応援席が「一丸」となって、野球部の応援をしていたのかなぁ?という点もそう。

まさか…とは思いますが、相手が東京大学だから…でしょうか。もし、そうだとしたら、「ありえない」ですよね。

東京大学は、とにかく「勝つこと」に本気です。最初から「負け」を覚悟で挑んでいる試合など皆無でしょう。拙ブログでもいくつか取り上げていますが、その姿勢は変わっていない感じがしました。
そんな真剣な東京大学が相手だからこそ、「一丸」となって挑んで良い試合になる…それは、スコアが1-0であっても、野球なんだけどアメフトやラグビーの試合みたいなスコアであっても、それは関係ありません。スコアはあくまで結果論ですから。

ただ何となく声を出している「全力」は、確かにどうかな?…とは思うけれど、応援席を巻き込んで「一丸」となるべく「全力」を振り絞るには、幹部であろうと下級生であろうと、その一瞬を楽しんでいるか…というところにかかっていると思います。

「あ、この下級生、すごく楽しそうに指導しているな」
「お、この幹部達、ピンチなのに…振っているテクに余裕があるぞ」

とか

「この下級生、楽しむまでの余裕がないけど、必死なのは伝わってくるぞ」

そんな雰囲気を持った部員を見ると、それだけで応援席に居て楽しい…。

案外応援って、難しく考えなければ、そういうものかもしれません。
見る側にとって、勝敗関係なく、楽しめるのかどうか(もちろん、礼節等の面は最低限守るとしてですが)…。

その雰囲気作りの基本は、指導する側の部員の皆さんが楽しんでいるかどうか…。
ひょっとしたら、そこが欠けているのかもしれません。

確かに試合は勝ちました。勝ち点を東京大学から奪って反撃ムードにはあるのかと思います。しかし「一丸」となって勝った感じがしない…。私自身、観客として楽しめたのか…という質問に、「はい!」と元気よく答えられない…そこに、今年度の慶應義塾大学應援指導部の課題があると思います。それが東京六大学野球春季リーグ戦の不振にも若干繋がっているのかもしれませんね。

この2試合、あるリーダー幹部の方とちょこっと(立ち話程度)ですが話をしました。2回戦を1-0のロースコアで勝った後も、「すいません、ハラハラさせてしまって。でも、Danchoさんを楽させる事(3回戦突入が回避され、私がゆっくり東京駅に向かって山口への帰路に就くこと)だけはできて良かったです」と明るく語りかけてくれたことがせめてもの救いです。その幹部の方からが「お客さん、来てくれてありがとうございます」というのが、唯一見えました。それがユウスケであって欲しかったのですが…残念ながら違いました。立場上チャラチャラした態度はとれないのかもしれませんが、ユウスケには、どこか「余裕」があって欲しかったです。それがユウスケならできると思うからこそ厳しく言うのですが。

実は、幹部の皆さんは、今年年末の引退まであと7か月です。「まだ7か月」という見方は当然できるけど、私のように見守る事しかできない立場の人間から見ると、春季リーグ戦が始まってしまうと、秋季リーグ戦の華の慶早戦まで、駆け足のように過ぎていきます。そう考えると「もう5か月」過ぎてしまい「あと7か月」なのです。単純にあと半分ちょっとです。
応援に来て下さる皆様が楽しめるということは、幹部の皆様の充実感にも必ず繋がります。逆に、幹部の皆様が楽しまないければ、観客である私たちが楽しめません。学生としてこの「一瞬」を楽しめる時間は、幹部の皆さんは「あと7か月」です。下級生の皆さんも下級生として楽しめるのも、7か月+どんなに多くても2年間です。

「一丸」とは何か。
「全力」とは何か。
「楽しむ」とは何か。

お互い考えていきたいものですね。

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