Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

サプライズ連発の、「第52回 臙脂の集い」

2012-06-14 21:49:34 | その他の応援団関連
未だ「嵐の中」なのですが、無理にそこから抜け出す…と言ってもやっぱり無理な話なので、そんな中でも、時には「頭の整理」をしないと、結局どっち向いて歩いているのかも分からなくなるので、仕事の面でも、プライベートの面でも、ちょっと整理してみます。

とはいっても、拙ブログは「応援団バカ」が日常を綴るブログなので、どうしても学生野球の話題だったり、そのままズバリ応援団の事だったりするのですが。

今回は、簡単になっちゃうかもしれないけれど、母校の文化祭のフィナーレを飾る、52回目を数える「臙脂の集い」の事に触れてみます。

野外ステージの、ある意味名物となっている、「ミス春高」(といっても、男子校である我が母校ですから、生徒が「女子」になりきってパフォーマンスを披露するのですが…)を、「臙脂の集い」の会場である体育館に行く前、KT先輩と見ていたのですが、「ミス春高」を観覧していたお客様の、どんぶり感情的には7割~8割が、それが終わって迷うことなく移動されていた感じがしました。
もとより、文化祭実行委員のMC君が、「この後、臙脂の集いが体育館であるので…」と随分宣伝してくれた効果が発揮されたからではあるけど、それにしても凄いお客様が体育館の方向に移動されていました。その時、「何か、ちょっと今年は違うかも」という「予兆」を感じた事は確かです。

その「予兆」が、現実として「サプライズ」になったのが、以下の写真です。



まだ、開場まで10~20分あるのに、この長蛇の列…。

でも、これは、昨年も実はそうでした。今年「違った」のは、その「長さ」。
明らかに、「長かった」気がしました。

そこからです。想像を絶した「サプライズ」が連続したのは。

この日はまだ梅雨入り前で、「蒸し暑さ」という意味では、私が現役当時よりは「爽やか」な感じではあったのですが、そこそこ陽射しがあって、比較的暑い方でした。
しかし、列はどんどん長くなる一方。一体どうなるのか…。

こうなりました。

・開場予定時刻よりも「前倒し」で、開場することになった。
・場内の着席できるパイプ椅子の数は、明らかに昨年以上の数を出している様に見えるのだが、一向に入場の列が切れない。
・会場は、本当に「満席」。これが想定外だったのか、用意したスリッパが底を尽き、学校側から急遽レンタルしたスリッパで補っても、それでも「裸足」で御入場いただくお客様が現れてしまった。(足元が悪かったお客様には、大変申し訳ないことをしてしまいました。お詫び申し上げます。)
・結局用意したパンフレットも底を尽き、「グループで1部の配布」と途中からさせて頂いた。(私達が現役当時は、先ず、余ります。それだけの余裕を見越して、部数を発注しますが、「想定外」でした。パンフレットを入手できなかったお客様には、お詫び申し上げます。)
・なんと、車椅子で御移動されるお客様がお見えになった。(母校は、まだまだ「バリアフリー」とは言い難く、体育館入場には、どうしても階段での昇降が伴ってしまいますが、私やKT先輩は、いち早く気付き、御入場、御退場の誘導のお手伝いをさせて頂きました。)しかも、非常に暑い場内なのに、開演前から終演までご覧頂けた。(これは、もの凄く嬉しかったです。「想定外」の上を行くような「想定外」ですから、こういう時の「備え」が必要…という事を、今回ご教示頂けました。誠にありがとうございます。)

とにかく上記の様な「サプライズ」続きでした。

私やKT先輩は、会場後方で立見で観覧しましたが(お客様が着席できない状況で、私はとても席に着く事はできなかったです)、今回の「ご来場頂いたお客様の数」には、圧倒されました。
決して奢っているわけではありませんが、来年以降の「課題」が見えたステージだったと思います。

技術的な事は、私はもう卒業。
それは若手に任せる事として、いくつか思った事が、以下です。

・せっかくお客様がこれだけ多くお見えになっているのだから、例えば後日レポートする「六旗の下に」の様に、演技披露は40分程度に留めて、「盛り上がれる演目」に絞ってしまっても良いかもしれない。
 →何故かというと、やっぱり「暑くて、我慢ならない」女子高生や、それ以下の世代の学生は、その「暑さ」に耐えきれないので、入場しても「流れ退場」がある。それを食い止めるには、もう、お客様も「ノレる」構成にしても良いかも…というのが、「ユーザー視点」に立った場合の感想…となるから。
・やっぱり「バック」がたくさんいないと、プレゼンテーション力に欠ける。とにかく増やすしかない。
 →そのためにOBとして知恵を出すことはするし、それが現役諸君にとって「口やかましい」感じになるのはもっての外だが、この課題は、現役諸君とOBがしっかりスクラムを組んでやるべき事。私は、そのための努力なら、たとえ住まいや職場が山口県にあろうとも、微力ではあるけれど力を貸したい…と、改めて思った次第。
  ジャストアイデアの一つとしては、現役諸君の出身中学の3年生は「もれなく招待」でOKで、そんな皆さんのための席を予め用意する等、とにかく「入ったら良いことあるよ!」というところを存分に示さねばならない…。少なくてもそういう「営業努力」は、「青田買い」ではないが、やるべきかな?…と思った。
・「バックの人数」で攻められないとしたら、やはりステージの「味を引き出す」のは、司会に尽きる。
 →これは、学年関係なく、勉強すればいくらでもできる事。自分に自分でツッコミを入れて、それで笑いが取れるなら、結果的にOKだと思う。その「笑い」が、今のお笑い芸人がもてはやされる時代とマッチして「面白い」なら、逆用してしまうのは、全然ありでしょう(ただし、女子高生が見えるのだから、「下品」にならない程度に)。

とりわけ2番目に書いた事は、凄く感じたことで、「全部で5人」では、実は「何もできない」のです。そういうところに視点を置いてご覧になったお客様は、やはり「寂しい」「心配」という感想を抱いて帰路に就くのではないでしょうか?。
私が現役当時は、「営業努力」せずとも十数名は一度に入部はしていた時代でしたから、なかなか名案は浮かばないのですが、「そうなってしまった原因」を「推定」し、アクションプランを策定するのも、こうなった以上は、やはりOBの仕事かな…とは思います。頑張らないとなぁ…とも思いました。(だから、毎年私は山口からだろうと出ているわけだし、拙ブログのコンセプトの基に、書くのですが。)

でも、3年生で団長の役職を全うした彼の「学生注目」…これには痺れました。正直、涙が出ました。概要は以下です。

「私は、たった一人の幹部だったが、一人と感じたことはない。何故なら、素晴らしい2年生が2名も居て、彼らがしっかりサポートしてくれたから、今の私がある。だから、一人では決してなく、2年生も含めて、皆、仲間だ!。そんな仲間と共に、このステージを盛り上げたいし、盛り上がって欲しい。」

良いね~。
心からの言葉って、力がありますね。

実は、学年でトップクラスの学業成績との事だし、「文武両道」「質実剛健」を校訓としている母校の「鏡」の様な、立派な団長です。
こういう、一見して「素朴」なところが魅力として映え、何とか彼に憧れて、中学3年生の男子生徒が、我が母校を受験し、合格して、「あの団長さんの「学生注目」に感動して、入部しました」っていうストーリーにならないものかと、期待もできました。

色々な意味で、とっても印象に残る「臙脂の集い」になった気がします。
「華の慶早戦」とブッチして、このステージを見ることができなかった、ミノルとシンイチとユウスケにも、このステージは見せたかったです。
それだけ、感動もしました。

とにかく、今、高校の部活動としての応援団は、「曲がり角」に差し掛かっています。それは事実です。

でも、こんな私で力になれるなら、何とか「入部したい、魅力ある部活動」にしたいなぁ…と、強く思った次第です。

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