Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

「氷上の松浦 亜弥」、ファイナルも表彰台確保。「ミキティー」も輝き、「逆転の鈴木」にも安定感が。

2010-12-14 00:00:01 | その他スポーツ
村上佳菜子は総合3位…GPファイナル女子(読売新聞) - goo ニュース
佳菜子10代メダル真央に次ぐ/フィギュア(日刊スポーツ) - goo ニュース

いやぁ~、11日のフィギュアスケートグランプリファイナルの男女フリー、12日のエキシビション…思わず見入ってしまいました。

***************************************

 村上佳菜子(16=中京大中京高)が3位に入り、日本人女子としては浅田真央に次いで10代で表彰台に立つ快挙を達成した。ショートプログラム(SP)3位で迎えたフリーはジャンプでミスはあったが、117・12点で合計でも178・59点と、ともに自己最高得点をマークし、日本勢最上位と大健闘した。鈴木明子(25)は4位、安藤美姫(22)は5位だった。

 高得点を見た16歳の村上が目を丸くした。伊藤みどり、浅田真央ら名選手を何人も育てた67歳の山田満知子コーチも口を大きく開けた。今年の世界トップ6選手が集う大会で、この時点で暫定首位に立った。年の差51歳の「孫とおばあちゃん」が、がっちり抱き締め合った。

 大舞台で総合得点でも自己最高を10点以上も更新した。無邪気に笑顔を振りまいたが、頭の中では冷静だった。「優勝できると思った? それは思わなかった。フリップを失敗したのは後悔した」。最初の連続3回転ジャンプを決める上々の滑り出しも、中盤の3回転フリップで失敗し、大きな減点を受けた。結局、予感が的中し、コストナーに0・01点差、シズニーに2・16点差でかわされた。フリップの失敗さえなければ、優勝も夢ではなかっただけに悔しさが増した。

 姉の友季子さんに「誕生日プレゼント」をあげたかった。前日10日が姉の22歳の誕生日。出発前には姉からメッセージ入りのカードをもらった。「お姉ちゃんはデザインがうまいので、佳菜子の写真をプリントアウトして、飛び出すようなカードを作ってくれました。今回はそれがお守り代わりです」。村上も北京へ出発前、父に姉への手紙を託したが、GPファイナルでの好成績は何よりのプレゼントになった。

 華やかにシニアデビューした村上だが、大学4年でフィギュア選手の友季子さんにとっては今季がラストシーズン。「お姉ちゃんがいたからここまで頑張って来られた」。姉の後を追い掛けるように、まだ記憶もないころからベビーカーに乗ってスケートリンクに通った。だから姉に活躍している姿を見せたかった。

 2カ月前のNHK杯では、過度の緊張で頭が真っ白になったが、もうその姿はない。スケートアメリカで初優勝と結果を出し、GPファイナル直前の愛知県競技会では時計の故障による7分間の中断にも動揺しなかった。周囲の予想を超える成長を続けている。

 日本人女子としては、16歳でのGPファイナル表彰台は15歳で優勝した浅田真央に次ぐ快挙だ。「(重圧に負けた)NHK杯のことを考えるとすごく成長している。でもノーミスしたかったので、すごく悔しい」。もう表彰台では満足できないほど、村上の視線は世界を向いている。

***************************************

「氷上のあやや(=松浦 亜弥)」こと村上選手、やりましたね。
短期間でメンタル面を修正してきたあたりは、さすがです。

SPの前夜は「親子喧嘩」をしたそうですが、そんなそぶりも見せずに、試合に集中できている点でも成長を感じます。

フリーの最初の3回転+3回転のコンビネーションジャンプは、「山田門下」の真骨頂だった様に思いました。
高いんですよね、山田門下の選手達のジャンプは。
そこが良いところだと思います。

しかし、山田コーチが御歳67歳、村上選手が16歳ですか…確かに「祖母と孫」程の歳の差だけど、長年トップ選手を輩出している点で、山田コーチは「名伯楽」の域に達していますね。同じことが、佐藤 信夫 コーチにも言えることではあるけれど…。

ともかく、シニアデビューの年に、グランプリファイナルで表彰台を確保した女子選手は、自らが尊敬して止まない浅田 真央 選手以来ですから、今後の成長が楽しみですね。

女子は、記事や表題の通り、昨シーズンは「フリーで逆転」のイメージが色濃かった鈴木 明子 選手が4位、安藤 美姫 選手が5位でしたが、今年の「トップ6」に3人も日本の選手が入ったのですから、層の厚さを感じます。良い流れなので、持続して欲しいです。

で、今回特に取り上げたいのは、安藤選手。

総合順位こそ5位でしたが、フリーの演技は、自らがガッツポーズを披露した様に、私にも「完璧」に見えました。今まで見てきた中で、一番良かったと思います。

SPで、よもやのジャンプの転倒があり、出遅れが最後まで響いた格好だけれど、この日のフリーは、120点台を叩き出したほどの出来の良さ、もちろんフリーの順位はトップでした。

正直、安藤選手の演技を見て、これまでに感動したとか、凄みとか、そんなことを感じた事はなかったけれど、この日のフリーの演技を終了した瞬間、初めて「凄い」と思えました。それ位「完璧」。

安藤選手も、今の村上選手や浅田選手の様に、高校生、いや、中学生の時から注目されてきて、一時期辛い思いをしたと思いますが(トリノオリンピックの時は、凄いバッシングを浴びましたよね)、そんな逆境を糧に成長できたからこそ、この日のフリーの様に、感動的な演技ができたのだと思います。

4位に入った鈴木選手も「挫折」とか「地獄」を見た経験がある様に、そういった選手が活躍する事は、良いことだと思います。後に続く後輩達の励みにもあると思いますし。

安藤選手だって、まだ22歳。
これからも成長できると思います。頑張って欲しいですね。


男子は、ちょっと残念な結果になってしまいましたね。

高橋 大輔 選手は、この試合前の公式練習で、小塚 崇彦 選手との「激突」の影響が、まともに出てしまった様です。

「調子が悪いのだったら、やってみたかった4回転で一番難しいフリップを、この試合で試したい」という事で挑戦した勇気は凄いし、常に「高み」を目指す姿は、格好良く映りました。

男子でありながら「妖艶」という言葉が似合うほどの表現力は、ちっとも衰えていなかったし(エキシビション…見ていてゾクゾク、鳥肌が立つ感じがしました)、これからもトップ選手として活躍して欲しいですね。

その小塚選手が、ある意味「責任」を果たした格好で3位に。
大きな試合で、演技が安定してきたところに成長を感じます。

残念なのは、織田 信成 選手。

本来、パトリック・チャン 選手には負けないほどのモノは「持っている」と思います。
何で、大事なところで自分に負けてしまうのでしょうか?。
相手を見てしまって、自分に重圧をかけてしまうのでしょうか…。

もっと、自分の「実力」を信じても良いと思います。

織田選手は、織田選手に「しか」できない事もあると思うのです。
それを素直に表現すれば、女子の安藤選手の様に、土壇場で完璧な演技ができると私は見ています。そこを鍛えて頑張って欲しいです。


フィギュアスケートは、まだシーズン・オフではなく、これから「全日本選手権」もあるし、それが「世界選手権」の出場を賭ける試合になります。

来年4月のゴールデンウィーク前には、横浜で「団体戦(国別対抗戦)」もあります。

男女とも、日本の「層の厚さ」をアピールする舞台は、まだまだあります。

これからも、注目して見ていきたいと思いますね。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月12日(日)のつぶやき | TOP | 12月13日(月)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | その他スポーツ