Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『第55回 六旗の下に』から一夜経って…

2008-06-15 14:07:26 | 東京六大学応援団
昨日は、タイトルにある東京六大学応援団連盟主催の『第55回 六旗の下に』を観覧するため、日比谷公会堂に足を運びました。

昨年も観覧したわけですが、基本的には昨年同様の盛り上がりがあった様に感じます。

小生なりの各大学の印象を、登場順番順に少しお話してみたいと思います。



●立教大学体育会応援団

リーダー幹部不在ながら、昨年との比較では、やや元気を取り戻しつつある印象を持った。心配していただけに、ややホッとしている。


●法政大学応援団

今回登場した六大学の中では、応援団として一番機能しているのではないか?…という印象を持った。リーダー部も、チアリーディング部も、力量落ちは感じなかった。その点は見事である。
特に、リーダー部責任者その他を兼務する生駒君…彼からは「応援団の気概」のようなものを強く感じ、嬉しくなった。テクを気持で披露する姿が印象的で、リーダー幹部としてのスピリッツをその姿から感じた。
良い物を見させていただいた気がしており、これだけでも満足できた。
後は強靭な肉体を作り上げると、リーダー幹部の理想像に近づくまでに成長できるのではないかと思う。そのポテンシャルを感じた分、惜しむらくはその点で、これから頑張って欲しい。


●慶應義塾大学應援指導部

体格的に個性的な3人がリーダー幹部であったが、特に体格が小さいリーダー部責任者の塚原君が良かった。
主将の白石君の塾歌のテクが、いかにも基本に忠実だったのも、逆に新鮮味を持った。
一時の大所帯がやや縮小気味で、今回のステージも地味に見えたのは残念のような気がしている。


●明治大学応援團

二部体制で新たな応援方法を模索している中での出演だったが、出演に至る過程では様々な苦労があったと想像している。
しかし、会場の「応援団を応援する」観客の温かさに支えられていたところを見ると、東京六大学春季リーグ戦でも、学生席に訪れる観客に支えられて8年ぶりにリーグ優勝に至ったような気がした。
今はとにかく温かく見守りたいと思う次第であるが、こうした「周りの人達の温かい視線」を決して忘れることなく、これからも精進していって欲しい。


●東京大学運動会応援部

2年連続リーダー幹部不在という状況の中、よく健闘していると感じる。
第一高等学校寮歌の披露は、新鮮味があった。
現3年生が4名(この日出演したのは3名)居るので、このまま順調なら来年は3年ぶりにリーダー幹部による演技披露が可能となるので、この2年間から学んだことを来年に遺憾なく発揮し、さらに成長した姿を見せてもらいたい。


●早稲田大学応援部

今回の幹事大学で、リーダー幹部が奥島君一人という状況ながら、頑張っていたと思う。
特に司会の工夫が素晴らしく、観客のひきつけ方は見事だった。


今回観覧して感じたことは、観客がステージ演技を盛り上げるムードがあり、小生が現役当時の20数年前とは、その点が大きく変貌を遂げた点のような気がしています。
それはそれで評価できることで、時代に則したスタイルなのかも知れません。

演技を披露する側の現役諸君にとっては幸せなことかもしれないし、少し酷な見方をすると、それに「救い」や「言い訳」を求めることも可能で、「おごり」が垣間見える様になると、一気に衰退の道へ突き進むことを肝に銘じてほしい気持ちもあります。


ともかく、昨年同様概ね満足できたので、その良い部分を3年生以下下級生に伝えていくことが、幹部の求められる姿勢だと感じます。
頑張ってほしいものですね


最後になりますが、東京六大学応援団連盟に、栄光あれ

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11 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
良かったですね (sho)
2008-06-15 15:55:21
こんにちは。私も久しぶりの六旗を堪能してきました。全体的に感じたことは、観客との一体感ですね(もちろん、良い意味で)。女性ファンも増えたし、もちろん、年配の人の掛声も雰囲気を盛り上げていました。他応援団のメンバーも多数いましたね。
各大学の演技の感想は、おおむねdanchoさんと同じですが、やっぱり明治の冒頭のコメントや、校旗が半旗状態であったことは重く受け止めざるを得ませんでした。でも、立教や東大が元気だったこと、何といっても私の早稲田の司会の見事さには本当に感動しました!一方、法政は期待が大きかっただけに、生駒君の拍手は少々はらはらさせられたのは、私だけでしょうか?
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やっぱり六旗がNo.1 (くりはら)
2008-06-15 20:48:07
Donchoさま、こんにちは!

この日私は神宮球場から日比谷公会堂へ。

今日までの神宮球場での3試合は、めったに見聞きすることのない地方の大学との応援合戦でした。
野球というスポーツには日本中、いや世界中に共通したルールがあって試合が成立します。
しかし、今回の選手権での相手校の応援は(良い、悪いは別にして)様々なものがありました。

急いで会場に駆け付けたが残念ながら1部「ドリル&チア・ステージ」には間に合わず、メインである2部「各校校歌・応援歌・拍手紹介」からの鑑賞。
立教、法政、慶應・・・と、いつも聞く応援歌。そしてリーグ戦では聞きたくもない相手校チャンスパターンメドレー。しかし、今日のこの時は何故だか安心して受け入れられた。
それは勝手知る『東京六大学応援団連盟』の伝統あるライバル同士だからだと感じた。
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興奮再び (生肉)
2008-06-16 19:17:24
こんばんは。

多くの警官が日比谷公会堂の周りにいて物々しい空気が漂っていましたが、無事六旗が終わり、そして去年にも劣らない盛り上がりを見せて本当に良かったです。

司会の巧さ、明治大学應援團への温かい拍手、そして生駒君の演舞がとても印象に残りました。生駒君への声援が一番大きかったのではないでしょうか。
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ヤツらはやっぱり顔だ! (K・O・F)
2008-06-16 22:35:25
どうも、お晩でございます。
役者が揃った。大学の看板を背負った役者が一堂に介するこのイベントも多くの方に見守られ、励まされ、そして厳しい荒波に揉まれながらも55回を迎えられ、彼らも幸せであろう。
そんな彼らの応援を受けた、母校の選手達も幸せだろう。選手と同様に彼らも戦っているのだから。
六旗もそうだが、神宮で校歌、応援歌を聞き、唄う度に大学に戻りたい、学生として応援席で唄いたいと思わずにはいられない。
その様な思いになれる場所がある六大学が好きだ、応援団が大好きだ!
又、その想いを抱きながら来年も再来年も日比谷へ、秋以降も神宮へと通う日々が続きますね。
こんなスゴイ連中に会えて良かった!
ヤツらこそ、大学の顔だ!
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六旗と明治 (やま)
2008-06-17 00:04:14
はじめまして。

ひょんなことからこのブログを見つけ読んでいました。ここは応援団について詳しく書かれていて「六旗の下に」を読んでいるうち、久しぶりに見に行きたくなりちょうど先日開催されていたので見に行ってきました。感想としては管理人様とほぼ同様の感想でした。
昔は最後の全学メドレーはなかったですね。法政のみが昔の勢力そのままといった感じでした。しかもメドレーの流れとチアの力量がすごく高くなっているのに驚きでした。
明治はリーダー不在でチアの頑張りがあったとはいえやはりさびしいステージでした。

その明治応援団の事件ですが気になる書き込みを見つけたので既にご存知かもしれませんが紹介しておきます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/781/1194290797/109

これは自殺した団員の友人の投稿ですが、これによると一連の報道とはかなり違っており、もしこのとおりだとすると廃部解散となって一番嘆いてるのは自殺した本人ということになってしまいます。以前、コメントした元応援部のごんぞーさんと同じ境地に陥ったのではないでしょうか?
最後の「責める対象は誰もいない。頼むから憶測で語らないでくれ。静かに冥福を祈ってくれ。」というところは思いの深さに身につまされます。
また他の書き込みで読んだのですが、下半身云々のようなことが他大学の体育会でも行われているらしく、こういった土壌が大学体育会全体に巣びこっているとなるとこれは忌々しき問題ということになります。
いずれにせよ真実はどこにあるのか、本当にイジメが自殺を誘発したのか疑問に思えてなりません。
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半旗 (高き理想)
2008-06-21 03:20:58
残念ながら日比谷に行けませんでした。明治大学應援團が半旗を掲げたという失態について、かなり厳しい意見があがっているようです。神宮で吹奏楽やチアの努力を見守ってきた立場からすると、彼らの努力も認めてあげたいですが、六旗はリーダー主体であり、やっぱり彼らには負担が重かったのかと思わざるを得ません。明大リーダー部再建は、非常に可能性が低いと思いますが、それが成就するまで、明治大学応援団吹奏学部は合同演奏会に全力を注ぎ、チアは技術を磨くべきだと思います。
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皆様、コメントありがとうございます。 (Dancho)
2008-06-21 18:15:15
本エントリー記事に対し、かくもたくさんのコメントを頂きありがとうございます。

明治大学の校旗が半旗だったことは、確かに重々しいものを感じましたし、賛否両論もあろうかと思いますが、團としては尊い人命が失われたことを重く見たのだと、個人的には考えています。

やまさんのコメントにありますように、やはり憶測で語ることが、語ったことが独り歩きするという点で一番憂慮すべきことだと小生も感じます。

そういう状況はある一方で、日比谷公会堂に足を運んだ皆さんは、東京六大学応援団連盟の益々の発展を願っていたはずですし、例年になく、観客がこのステージを盛り上げようとする雰囲気は感じ取ることができたことは、まぎれもない事実のような気がしてなりません。
明治大学の演技中は、特にその雰囲気が強まった気が、個人的にはしています。

来年以降もこの六大学でこのステージが開催されるのでしょうが、応援団を応援する立場として、見守る姿勢は変えないでいこうと改めて思った次第です。
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ご無沙汰でした (おばらあつひろ)
2008-06-21 23:56:14
Dancho様。ご無沙汰しておりました。

時折、NHKなどで中継される六大学野球の実況を観ると、応援席の盛り上がりが試合開始前から伝わってきます。
とにかく、リーダーが動いている。
ボケーッと突っ立てたら、その時点で試合に負けたも同然…かもしれません。
(かつてアタシが高校時代、何気に目にした六大学野球中継の感想を基に…息もつかせぬ応援の段取りは随分参考にさせていただきました)

次は、夏の高校野球ですね…。

それでは。






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合同演奏会 (くりはら)
2008-06-22 10:27:35
Donchoさま、こんにちは!

昨日(21日)、東京六大学応援団連盟吹奏楽部・チアリーディング部主催『第34回合同演奏会』行ってきました。

心地の良い演奏、華麗で魅力なドリルも良かったですが、連盟吹奏楽責任者の挨拶も良かったです。
これからも六大学の団員・部員が切磋琢磨して、良き伝統を築いていって欲しい。

最後のアンコール「銀河鉄道999」も良かった♪
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六旗応援します (ごんぞー)
2008-06-24 01:00:34
お久しぶりです。
やまさんのコメント拝見しました。明治の件については、私としては自殺した団員の冥福を祈るしかありませんが、六大応援団途中退部経験のある身としては、他人事ではなく、まるで昔の自分を見ているような感じもします。私も、応援部を辞めてからは、しばらくは生活に張りがなく腑抜けになってしまったような感じでしたし。
でも、応援部だけが学生生活じゃないし、辞めて別の世界が広がるというのも、これまた事実。Danchoさんの好きな将棋でいえば、「どう転んでも一局」です。
同じように応援部を辞めて後遺症にかかっていたり辞める辞めないの板挟み状態で悩んでいたりする学生がいるのであれば、私は「たかが応援部じゃないか。人生=応援部などと閉ざされた世界で思い詰めるな」と言ってあげたい。(もちろん、それでも応援部好きの私としては「されど応援部」という面も大いに実感していますが)
ある程度活動を続けた後に途中で辞めていく人は、単につらいから逃げるというよりも、深く悩んでいろいろ考えるタイプの人が多いと思います。退部=ゲームオーバー、追放というのではなく、こういう人が一度辞めてもしばらく冷却期間を置いて自らまた戻って来たいとなれば、かつての同志を暖かく喜んで受け入れる...応援部はそんな懐の深い組織であってほしいと思います。そうでなくても、いまどき部員の確保は難しいようですし、一人一人の部員はものすごく貴重な仲間のはずですよね。






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