Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『第27回 マイルチャンピオンシップ』レース展望

2010-11-21 00:00:01 | 競馬
今日、京都競馬場で行われる、秋のマイル王決定戦『マイルCS』。

90年代までは、「滅多に荒れない」レースで名高かったが、ミレニアムを過ぎたあたりから、その格言も全く通じない状況になっている。

今年は、昨年のカンパニーの様に、「単純明快」な馬が不在な上に、昨年3着のフランスの牝馬サプレザの参戦や、外国人騎手も4人騎乗することもあり、大混戦模様。

正直、自信は全くないが、以下のフォーカスで狙ってみたい。

◎ダノンヨーヨー(8番)
○サプレザ(16番)
▲トゥザグローリー(9番)
☆スマイルジャック(2番)
△ワイルドラズベリー(11番)
△ゴールスキー(15番)
△ジョーカプチーノ(6番)
△ライブコンサート(3番)
△ショウワモダン(7番)

までにする。

実は、ほぼ全馬にチャンスはあるメンバー構成だと思う。

◎は、前走の『富士S』の優勝馬であるが、直近の2走のレースぶりが優秀の様に感じた。特にこの『富士S』の勝ち方は、「絶望的」とも言える位置からの、33秒台の切れる末脚を使ってのもの。
本来、『富士S』組は、このレースとの相性という面でやや「難」があるが、それを補って余りある内容だった。
ただし、気性面に難があり、前走の「激走」の反動も心配しないといけない点では、自信を持って◎とはできないのが本音だが、鞍上に、『天皇賞(秋)』でブエナビスタを完勝に導いたC.スミヨン騎手を迎えたのはプラス材料。
前走の再現を信じて、◎にした。

○は、昨年の3着馬。
またしても外枠を引いてしまったのがやや不安な材料だが、昨年逃げたマイネルファルケが2着に粘り込む中で、追って3着なら「負けて強し」の印象がある。
日本の馬場にも適性が十分ある事も証明し、昨年と同じローテーションで、昨年同様にイギリスのGIレースを勝っての参戦というのも、信頼できる材料。
しかも、牝馬ながら斤量58kgを背負って、渋った馬場で勝っているという点で、タフな展開にも耐えられそうだ。
牝馬らしい切れ味を発揮すれば、昨年以上の成績が見込めると判断して、この評価とした。鞍上も、C.ルメール騎手というのも買いたい材料だ。

▲は、3歳牡馬の成長株。
この距離に適性があるのかが疑問だが、良血で、厩舎所縁ある血統でもあり、そんなに惨めなレースはしないだろうという期待を込めて、この評価とした。鞍上のM.デムーロ騎手も不気味。距離適性がない馬を、当て込める技術があるのも魅力だ。
ただし、勝ち負けは厳しいと思う。
ここ10年、3歳馬が優勝した例がなく、その「前例」も、サッカーボーイ,タイキシャトル,アグネスデジタルという錚々たるメンバー。さすがにそこまでの器は、現時点ではないと見る。
あくまで「馬券対象内に残る」1頭で、最も有力…という意味での抜擢である。

☆は、実は△の下位の方で挙げようと思っていたが、鞍上が、川田 将雅 騎手に急遽乗り替わった事を「好材料」として抜擢(三浦 皇成 騎手にはちょっと失礼かもしれないが)。
距離は、この距離から中距離までが守備範囲。関西への輸送が伴うレースでも実績があり、軽視は禁物。
昨年のカンパニーや、かつてのダイワメジャー、更に遡ればダイタクヘリオスといったメンバー程の安定感はないが、これらと「同型」であり、好走しても不思議はない。

△は、今回は5頭。
一番手は、本当は☆以上の評価をしたかった、ワイルドラズベリーを抜擢。
距離短縮は間違いなくプラスで、強烈な末脚を繰り出して追い込む競馬一辺倒ではあるが、京都外回りコースならこの特徴は活きると見る。鞍上も、追って味があり、一発もある池添 謙一 騎手というのも魅力だ。
二番手は、やはり3歳牡馬の成長株で、▲と同厩舎(池江 泰郎 厩舎)。センスはあり、3着までならありえる。
三番手以降は、人気薄で「激走」が期待できそうな、この距離で実績のある3頭とした。最後のショウワモダンは、近走に覇気がないが、GI馬だし、ガラリ一変がないとは言えない。

GI馬で、このレースでも上位人気しているキンシャサノキセキ(17番)は、やや軽視した。

本来は、この距離から少し長いところで活躍して良いのだが、スプリント路線で素質が開花した。
しかし、先に触れた昨年のカンパニーら3頭とは、全く「逆」の使い方で、スプリントで味を占めた馬は、マイルでは狙いにくい…というのがその結論。

もう1頭だけ触れるとしたら、3歳牝馬のオウケンサクラ(4番)。

鞍上が、武 豊 騎手というのはとても魅力的だが、実はこの馬は「晩成」と見ている。むしろ、この時期にGIにたくさん出走できているというのが不思議な位だ。
しかし、この経験は今後に必ず活きるはずで、狙うのは来年以降の中距離から少し長いところの様な気がしている。
父がバゴの代表産駒に、今年の『菊花賞』馬のビッグウィークがいるし、母のランフォザドリームは、古馬になってからの『朝日CC』勝ちがあり、『エリザベス女王杯』2着の実績がある。母の父がリアルシャダイという「奥手」の長距離血統で、マイルは「忙しい」のではないだろうか。


さて、馬券だが、自信がないので、弱気ながら◎の複勝式に厚く、◎○のワイドと、3連複◎○2頭軸で、印を付けた馬のうち、配当に魅力があるものにちょっと手をつける程度に留めたい。
最終的には、日刊スポーツ(関西)の大魔神(大明神とも言いますね)・岡本記者のファイナルアンサーを確認して決めたいと思う。頼りになる記者だから。


明日の天気は心配ないので、(恐らく)良馬場ながら、大混戦必至の「力戦調」のレースになりそうだが、どの馬が優勝するのか、じっくりと見守ることにする。

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