Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『第27回 マイルチャンピオンシップ』 レース回顧

2010-11-22 00:00:01 | 競馬
昨日、京都競馬場で行われた、秋のマイル王決定戦の『マイルCS』。

早速だけれど、結果は、以下の様に…。

◎ダノンヨーヨー(8番)→2着
○サプレザ(16番)→4着
▲トゥザグローリー(9番)→7着
☆スマイルジャック(2番)→6着
△ワイルドラズベリー(11番)→8着
△ゴールスキー(15番)→3着
△ジョーカプチーノ(6番)→9着
△ライブコンサート(3番)→5着
△ショウワモダン(7番)→17着

この記事のタイトルが、「レース回顧」で良かったと思っている。正直4コーナー回って「反省会」になることを覚悟したので。

優勝したのは、人気薄(13番人気)で、この距離よりも短いところで渋く立ち回っていたエーシンフォワード。
ただ、実力でもぎ取った形ではなく、展開に恵まれ、向こう正面で馬群に揉まれずに、この馬にとって「消耗戦」とならなかったことが、この幸運を引き寄せたかもしれない。
鞍上の、岩田 康誠 騎手が落馬負傷後、先週から復帰して好プレーを発揮したのも良かった。
今後も一発のある馬としてはマークする必要がありそうだが、本命に強く推せる様な風格は、残念ながら感じることはできなかった。

「負けて強し」を強烈に印象付けたのが、◎に推したダノンヨーヨーだろう。
この速い時計で、最後方から外を回って2着まで持ってきたC.スミヨン騎手の技術の高さは素晴らしいの一言。4コーナー回ってステッキも入っていた程「あらあら」の状態だったから、この2着は価値が高い。最後の3Fの時計も33秒6と、メンバー中最速というのも評価して良い。
気性難(レースに対する集中不足)が解消すれば、昨年優勝した、同じ音無厩舎だったカンパニー級の馬に成長すると思う。実に楽しみな1頭だ。

○のサプレザも、頑張ったと言える。
最後の3Fは33秒6で、メンバー中2位だし、ダノンヨーヨーと一緒に鋭く伸びてきた。イギリスのGI馬の「意地」みたいなものは見せたかもしれない。

3着に割って入った△のゴールスキーは、マイルのレースセンスが光った。
まだ3歳で、クラシックとは無縁だったが、この距離体系では、今後も注目に値する。

穴っぽいところで狙って△に推したライブコンサートが5着。
今年初めの『京都金杯』を制しているのだから、これ位走って当然。前走で軽視し過ぎたのは失礼だったかもしれない。

▲のトゥザグローリーは、やはりこの距離では「忙しい」のかもしれない。
まだ3歳で、もうしばらく様子を見る必要があると思われる。

☆のスマイルジャックも、内でしぶとく粘った感はあるが、切れるタイプではないだけに、今回のところは仕方がないだろう。むしろ善戦の部類に入るのではないだろうか。

注目に値する馬としてもう1頭挙げるなら、9着には負けたけれど、これだけ速い時計で大崩れしなかったジョーカプチーノだろう。
この馬は、間違いなく成長していると言える。「自爆」しなかったのも良かった(極端に速い…という時計ではないので)。
昨年の『東京優駿』では、やはり鼻を切ってレースを作ったものの殿負けを食らったが、休養を挟んで確実に馬が変わった。
前走の38kg増での3着は、「成長分」と見ることができ、フロックでもなく、この距離体系の重賞で活躍しそうだ。自分の競馬をした時が不気味だ。人気薄ほど狙ってみたい。


大混戦模様だったけれど、終わってみると、9年間守られてきた、この距離体系の名牝と言えるビハインドザマスクのレコード更新というドラマが待っていたが、審議もなく良いレースだったと思う。印象深い…という感じは、何故かしないのだが。

来週は、『ジャパンカップ』。
近年は、日本馬が「ホーム」の利を活かして勝ってきているが、今年もメンバーが強力なだけに、その流れは変わらない様に思う。

その「層が厚い」日本馬を中心に、来週も悩むことになるが、どんなレースになるのか楽しみだ。
Comments (2)
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