Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

追悼・将棋好きの石立 鉄男 さん(7)/『スチュワーデス物語』でのご活躍(6)

2008-02-01 01:53:45 | 将棋
小生の趣味の一つである将棋界は、羽生 善治 二冠が保持しているタイトルである王将戦が1月17日より開幕し、2局進んで、いずれも羽生王将が挑戦者・久保 利明 八段を敗って防衛に向け好スタートを切っています。

棋王戦は、王将戦2連勝で防衛まであと2勝の羽生 善治 二冠が挑戦することになり、今月13日に開幕します。

順位戦も各クラス共に終盤に入り、B級1組では深浦 康市 王位と鈴木 大介 八段が昇級&A級復帰が決まり、今年度の将棋界もいよいよ佳境に入った感じです。

ところで、昨年6月1日に、船戸 陽子 女流二段のブログで既報の通り、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、逝去されました。
早いもので、あれから8ヶ月が経つんですね…。

心より、ご冥福をお祈りします

昨年9月から始めた、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有している『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に紹介する、全10回を予定しているシリーズ。

今日は、石立さんの月命日ですので、このシリーズの第7回目をお届けしたいと思います(以下、敬称略)。

大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。


【画像引用】

TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第13話,第14話


【ストーリー】

●第13話『意外なプレゼント』


ある冬の朝、張り切る訓練生・松本 千秋(堀 ちえみ)は、担任教官の村沢 浩(風間 杜夫)の誕生日プレゼントとして、ルートインフォメーションのテストにトップで合格することと目標を定めて、優等生の池田 兼子(春 やすこ)の前で宣言する。


ところが千秋は、実際のルートインフォメーションの授業では、憶えていたことを忘れて村沢の質問に答えられない。
そこで、トップ合格のために、自ら村沢に特訓を申し出て、村沢の特訓を受ける。


ところが、訓練生が教室に夜遅くまで居残って、教官の特訓を2人きりで受けていることを、一部の訓練生がやっかんでいる…として、客室乗員訓練部課長・柿野 竜太(石立 鉄男)に、村沢は咎められる。
そんな柿野と村沢が口論している時間も、テストにトップ合格するためには惜しいと、千秋は柿野に特訓の続行を志願し、村沢も特訓の続行を敢行する。


ところがある日の朝、村沢は別れたはずの婚約者の新藤 真理子(片平 なぎさ)から妊娠していることを知らされ、診断書を目にして愕然とする
この妊娠は、真理子が千秋に嫌がらせをすることを止めさせるために、村沢が真理子をたった一度だけなだめたことが仇になった形だった…。


真理子の妊娠を知った村沢は、一旦は千秋の特訓のために教室に向かうが、あまりのショックに体調まで崩し、この日の特訓をキャンセルする。
トップ合格のためには時間が惜しい千秋は、幼馴染の江原 三郎(光石 研)の実家の鮮魚店を手伝いながら、三郎に手伝ってもらいながら必死に勉強を続ける。
そんな様子を村沢はいたたまれない気持ちで見つめ、気持ちを入れ替えて再び千秋を特訓する決意をする。


三郎の鮮魚店からの帰りに、村沢は千秋と星座の名前を覚える特訓を野外で行う。
真理子の妊娠の事実を胸にしまい、千秋に「1日でも早くスチュワーデスになる様に」と、千秋に語りかけながら…。


ルートインフォメーションの試験当日。試験官の火山 さと子(秋野 暢子)が病気欠席したため、臨時に柿野自ら試験官を務めることに…。
千秋は緊張のあまり、特訓の成果を上手く発揮できずに試験が終わってしまった…。


柿野は外を眺めると、すでに陽が沈んで夜空に…。
星座を見上げた柿野に、思わず星座の名前を千秋は指南する
その時、千秋は柿野に「飛行機から見える美しい星の名前を乗客に話をして聞かせ、喜ばせたい」と語り、思わず柿野は胸を打たれる。


柿野に語った言葉が、スチュワーデスの基本中の基本で「決定打」となり、遂に千秋はトップでルートインフォメーションの試験に、公約通りトップで合格する


柿野は、「星座まで覚えて乗客を喜ばせたいだなんて…俺は痺れたよ」と村沢に語って去っていく。


念願が叶った千秋は、誕生日プレゼントとして試験にトップ合格したことを報告するとともに、1月生まれの村沢に、1月の誕生花である水仙を、年齢の数である28本手渡し、祝福する。


●第14話『やっぱり失恋』


千秋は、苦手な英会話の試験に臨むが、苦手意識が強すぎて英語専門教官のMr. McAverryに対しても緊張のあまり頓珍漢な返答をしてしまい、落第する。


柿野が訓練課長室に戻ると、村沢が険しい顔で待っていた。
柿野は、478期生が英会話のテストで7名が落第したことを咎めるつもりだったが、村沢は、真理子を妊娠させてしまった事後の対応を柿野に相談するつもりで、訓練課長室で柿野を待っていたのだ。
千秋を守るために、別れたはずの婚約者の真理子をなだめた結果として妊娠させてしまった事実を村沢から聞かされ、柿野は村沢に、千秋に冷たく当たって、千秋に村沢をあきらめさせるように仕向けるようにと指南する。


訓練生が担当教官と個人面接する日、村沢は他の訓練生達には優しく接していたが、千秋に対しては、「難しい訓練と試験を突破するには、人一倍努力するしかない」と、柿野の助言通りに冷たく当たって突っぱねる。
千秋は、「個人面接は、訓練生の悩みの相談に乗ったり、励ましてくれるものでは」と問いかけるが、村沢は、「甘えるな」と思わず怒鳴ってしまう。


個人面接で村沢に冷たくあしらわれた千秋は、ショックを受けて、消火訓練にも身が入らず、またしても落第する。
村沢は、専門教官の岩崎(中島 久之)から、千秋の訓練態度の説明を受ける。
千秋は、村沢が頼みの綱でここまで頑張れたが、冷たくされてその綱が切れたと、失望感を露わにする。


失望した千秋は、くれない寮にも戻らず行方が分からなくなる。
そんな時、担任教官の村沢が寮を訪ねるが、千秋のみを個人面接で冷たく攻撃したことに対し腹を立てた同期生の石田 信子(高樹 澪),中島 友子(白石 まるみ),木下 さやか(山咲 千里)ら478期全員から、抗議を受ける。


いつの間にか、外は雪
村沢は自宅に戻るが、そこには雪に濡れた千秋が、村沢が自分に冷たく当たる理由を問い正すために待っていた。
千秋は村沢に、辛い訓練や試験にも耐えるから、嫌わないようにと懇願する。
村沢は、真理子の妊娠の事実を悟られないように、「一人でどこまで頑張れるか試しただけ」と諭し、千秋を励ますことを約束する。


村沢は、千秋を含めた、英会話と消火訓練に落第した訓練生を特訓する。


両方の試験に落第した千秋は、村沢の特訓の甲斐があって、再試験に合格し、何とかスチュワーデスになる夢を持ち続けることができた。
その「感謝状」を、朝の朝礼の時間に柿野と村沢を教室に呼びつけ、読み上げる。


【編集後記】

石立さんは、このドラマでは、風間 杜夫さん演じる村沢教官の上司に当たる役で、村沢と片平 なぎささん演じる真理子との関係の歪みと、千秋と真理子の軋轢といった、このドラマのストーリー上重要な展開がヒートアップしていく関係から、ポイントの場面では随所に登場している。
今回紹介した2話では、主に村沢,真理子,千秋の3人の関係がクローズアップされる展開にあって、その「三角関係」の「仲介役」的で重要なポジションにあり、随所に登場して、抜群の存在感を示していた。
この『スチュワーデス物語』は、復刻DVDが販売されており、レンタルショップでもレンタルが解禁されていて、人気を博している。
こうした人気ドラマで石立さんが登場する映像を見るたびに、8か月経った今でも、存命でないことが信じられない。


【予告】

次回は、第15話と第16話をご紹介します。
エントリーは3月1日の予定です。

お楽しみに

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