Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『第25回 フェブラリーS』レース回顧

2008-02-25 20:54:41 | 競馬
昨日は、JRAの競馬の今年の最初のGIレースである、『フェブラリーS』が行われましたね。

タイムリーではなくなっちゃいましたが、このレース回顧をしましょう。
(23日と24日は、競馬も将棋も忙しかったので…。)


先行馬がほぼヴィクトリー1頭だったので、これが鼻を切ると予想していましたが、その通りになりました。
有力馬は、ほぼ差しから追い込みの脚質のため、その脚を4コーナーを回って直線を向いてから、発揮できるか…がポイントだったように思います。

最初の1,000m通過タイムは、61秒1と、ダートのレースにしてはハイペースになっています。これでは初ダートのヴィクトリーには辛いですね。着順にも見事に反映されています。
この展開にうまくはまるか、そうでなければ、実力が元々上位の馬に味方するレースだったのではないか…と感じましたね。
それと、東京コースとの相性も、今回のレースでは大きな要素だったかもしれません。
そうなると、元々左回りコースへの適性に疑問符が付くメイショウトウコンにとっても、ヴィクトリー同様辛かった様です。


優勝したのは、距離や、前走を使えなかった不安を見事に一蹴した、良血の実績馬・ヴァーミリアンでした
出遅れるという不安があったスタートも、今回は出来すぎるくらい上手にゲートを出ましたし、中間の位置取りも後方すぎることがなく、2着馬との着差が1馬身3/4という決定的な差で、最後の3Fの時計も35秒9とメンバー中最速ですから、ケチの付けようがない「横綱相撲」でした。
短い距離のレースでもきっちりと結果を出しましたから、国内では、現時点でダート・ホースのトップに君臨したといっても、過言ではないかもしれません。
次走は、ドバイでの国際レースを予定していますが、今日のレースが調整段階とすれば、さらに上積みが見込めるので、海外の有力馬とも勝ち負けの競馬はできると見ます。

2着は、交流GⅠではヴァーミリアンに匹敵する実績を有している、ブルーコンコルドが入りました。
明け8歳馬ですが、距離適性の面では勝ったヴァーミリアンよりは高いので、その適性がうまくはまった格好だと思います。
ハイペースのレースできっちり2着できるのですから、交流GⅠ路線では、もう暫く活躍が見込めそうです。
使い詰めの感はありますが、衰えはこのレースでは感じさせませんでしたね。

3着は、上位人気で、小生が◎に推奨したワイルドワンダーでした。
今日のレースに関しては、上位2頭がダート路線の「常連」で、場慣れしているという格の違いを見せつけた格好ですから、運がなかったとしか言いようがない気がします。
力があることは示せたので、この馬も距離が守備範囲(1,200~1,600m)のダートの重賞路線では、常に上位に入線できる逸材と言えます。

4着で、△筆頭に推奨したロングプライドは、健闘したと見るべきでしょう。
O・ペリエ 騎手が鞍上ということで、上位人気したと思われますが、このメンバーを冷静に眺めた場合、4番人気はやや上位人気になりすぎ…。
それでもこの結果ですから、頑張った馬の1頭に数えて良いと思いますね。


上位人気した馬達を、簡単に敗因分析しましょう。


☆に推奨のメイショウトウコンは8着。
器用さがなく、先の通り左回りのコースの適性が疑問符の付く馬ですが、現状その適性はまだないようです。
レース運びの自在性が身につけばチャンスはありますが、メンバーが揃うGⅠでは、現状力不足かもしれません。
ヴァーミリアンと同じ6歳馬ですから、この課題を何とか克服して欲しいと思います。

安藤 勝己 騎手鞍上で、有力馬の一角を担っていたドラゴンファイヤーは9着。
ですが、これもこのメンバーなら妥当な着順かもしれません。GⅠでは力不足でしょう。

競走を中止したフィールドルージュは、有力だっただけに本当に残念です。
ですが、横山 典弘 騎手が、後にGⅠレースを制したコイウタ号を救ったように、今回もその「英断」とも言うべき判断が非常に良く、致命傷には至らず一安心です。(横山 典弘 騎手の、別な意味でファインプレーですね。)
ヴァーミリアンと同じ6歳馬ですし、今回8歳のブルーコンコルドが2着に食い込んだことを考えれば、故障した箇所をゆっくり治して、また復帰することは十分可能です。昨年の『ジャパンカップダート』でも2着、一昨年も3着で実力は上位ですから、ダートに戻ってくる日を気長に待ちたいと思いますね。

レースは、有力馬だろうがそうでなかろうがこういうことがあるので、今回優勝したヴァーミリアンも、ドバイ遠征ではもちろん勝ち負けを期待しますが、先ずは無事にレースに挑んでゴールして欲しいですね。


馬券は、仕方ありません。
○に推奨のフィールドルージュが馬体の故障発生により競走中止ですから、議論する以前の問題です…。不可抗力には逆らえません…。


今年のJRAの最初の競馬は、フィールドルージュの件は残念ですが、配当的にはそんなに荒れることなく終わりました。

1ヶ月後の芝のスプリント・レースである『高松宮記念』から、春のGⅠレースが本格的にスタートしますが、どんなドラマが今年は待ち受けているでしょうか。

ここのところ、馬券の的中という意味では「さっぱり」ですが、何とかヒットの連打位は…と思っています
(大ホームランを狙って、空振り三振では…ね。)

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