Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

今日から『第48期 王位戦 第7局』

2007-09-25 21:27:17 | 将棋
第6局で羽生王位が挑戦者・深浦 康市 八段に勝ち、このシリーズの対戦戦績を3勝3敗のタイとし、フルセットにもつれ込んだ今期の王位戦のタイトルの行方。

その『第48期 王位戦』の最終第7局が、第6局と同じ神奈川県秦野市にある鶴巻温泉の『陣屋』を舞台に、今日から始まりました

泣いても笑っても、この2日間の将棋で、今期のタイトルの行方が決します。

改めて振り駒が行われ、その結果、挑戦者の深浦八段が先手に…。

本局の戦型は、第6局でも見られた後手番の羽生王位の中飛車。
一方、深浦八段は居飛車の態度を明らかにし、対抗形に…。

羽生王位は早々に美濃囲いに玉を囲いましたが、深浦八段は、17手目に▲6八銀と左の銀を駆使したのですが、25手目に▲9八香として、穴熊に作戦を変更しています。
当然ながら、17手目の▲6八の銀は、元の位置にバック(29手目)した後、31手目に▲8八へ繰り出し、ハッチを閉じるための守りの駒として働き、囲いが完成しました。
この時点で、先手の手損ですから、囲いの特徴を活かして持久戦に持ち込むのか…と思いきや、先手の深浦八段が▲8六角と積極的な指し手から、早くも3筋で駒がぶつかり開戦し、羽生王位も44手目に△6六角として反撃

一気に中盤戦に突入していますね…

勝っても負けても、深浦八段の今回のシリーズ通しての積極策…。
主張がはっきりしていて、見ていて気持ちが良いですね。

対戦戦績がどうとか、タイトルを手中にできるかどうか…ということはあくまで結果論であって、あくまで積極的な姿勢で臨む…というのが、深浦八段の心理の深層として戦前からあったとすれば、それはそれで凄いことですね。

いずれにしても、見ごたえはある将棋になったと思います。

封じ手は、またしても羽生王位の手番で、46手目を封じました。
これまたこのシリーズでは、すべて羽生王位が封じています。
深浦八段が羽生王位の飛車先を押さえる45手目▲3五歩とした場面です。

本局も予想に相当困っています…というか、正直、今回も全く見えません
参りましたね…

相当浅い読みですが、ここはとりあえず△4四飛でしょうか
44手目の△6六角のラインにも入りますが、この角が現時点で自陣の1~3筋あたりに利かせておく意味は、特にないとも思われますので…
それか、そのままバックで、△3二か△3一飛でしょうか

これが第一感ですね。(多分、外れるでしょうけれど…。)

それとも全く違う封じ手で、展開が大きく動くのでしょうか

さて、タイトルの行方が決する第7局を制するのは、ディフェンディング・チャンピオンでしょうか…。
それとも、挑戦者でしょうか…。

明日の夜には、勝敗が決します

いずれにしても、楽しみですね
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