段ボールの備忘録

'80~'90年代のYAMAHAに乗ってます、メンテ記録のメモ代わりなブログです。

燃料系

2016年05月06日 | 3XC(R1-Z)

さて、エンジンを調子よくドライブできる条件を考えてみる。

よく言われてるのが①良い混合気②良い圧縮③良い火花であるが

結局、これはガソリンが気化し、圧縮され、着火燃焼後に排出されるまでの

一連の中で、これさえ整ってればエンジンはかかるよ?という条件である。

もっと簡単に言えばガソリンの通り道に沿って整備をしていけば、

間違いなくエンジンはかかるということ…と、いうことでフェルタンクをチラッと見たら

部分的に濃い目の錆が出ていたので、あとでケミカルで洗うことにしてまずはキャブ。

横浜と埼玉から引っ張ってきた車両だが、埼玉は満タン放置でクランク室まで

腐ガスが来ていて、使えるのはホイルとフレーム、余った外装くらいで、ほとんど廃棄。

横浜はその点、使える部品が多いがフレームがダメ…別フレ入手で再出発となった。

横浜のキャブはフロートチャンバがちょっと腐ガスまみれなくらいで、軽く洗浄液に漬けたら

すぐ復活…ただ、スロットルバルブの全開地点で見えるハズの白い点が

その材質がプラスチックなため洗浄液に負けて曇ってしまい、見えなくなってしまった…

相手はプラスチック…表面を整えてしまえば透明感は取り戻せる。

綿棒にコンパウンド…と思って始めた作業だが、取り外して正面から見ると

意外に窓が小さく、ホビー用のリューターじゃないと無理…

ウチにリューターなんてあったっけ?…はぃ!終了w

バラしたついでにちょいと表面を磨こうかといつもの…w

白錆は落ちたけど、錆の目に入り込んだ汚れまではキレイには落ちなかった。

この後、各ジェットやオリフィスの汚れを再チェック…まぁ、寝ていた割りにはキレイだったキャブw

以前あったヤフーメッセンジャーのキャラが、ビックリしたような顔に見えて

いつも見るたびにプッwっとしてしまう、ガソリンコックw

ガスケット、O-リングは単品で手配がつくので発注済み…どれもゴム製部品は硬い。

気密が確保出来なければ、負圧コックの意味はないw

取り付ける前にこの面と整えておく…

コックとタンクの間からガスがにじんでいるのを、液ガスで止めようとしてる人もいるが

なんのことはない、パッキンの収まる溝が深すぎるのだ。

溝を浅くして面圧を上げてやれば、にじみは消えるw

メーカーも鋳型から出して、サラッと表面を研磨したくらいで出荷するので

こういった悲劇が起きるw

さて負圧コックの心臓部…ここが荒れてると負圧コックの意味はないw

O-リングの当たり面はキレイ…ただ、O-リング自体が硬くなってるので

ガソリンを止められるか心配。ここは単品で部品の取り寄せが出来ない。

漏れたら終了…そうなったらON、OFF、RESの機械式コックに変える予定。

個人的に負圧コックは好きではない、できれば使いたくない…この心臓部に

ゴミを噛んだら止めようがない…何のための負圧式?そうなったら機械式の方がいいじゃん?が、持論。

コック本体は0.3ミリほど削り、その後1500番でサラッと面を整えて終了w