段ボールの備忘録

'80~'90年代のYAMAHAに乗ってます、メンテ記録のメモ代わりなブログです。

はや三月…

2016年02月29日 | ひねもすのたり…

例年なら無理なのに、今年はここまで来れた…珍しいので記念撮影。

バイクを止めてあるのはT字路の中央…バイク前方にも道があり

進めばさらに山奥へ…といったところ。

左に曲がれば適度にアップダウンとゆるいカーブをこなしながら牧場へ抜ける。

バイクの周りにはKトラが数台…みなラダーを積んでいるところをみると

スノモを積んで遊びに来てるらしい。

エンジンの音は聞こえない…結構奥まで入っていったのか静かなものだ。

立ち木の根元を見ると、そう厚く雪があるわけではなさそう…

でも、キレイに融けるにはあと2ヶ月くらいはかかるかな?

里山とはいえ標高もそこそこあるし、気温は高めに推移しながらも雪の降る日はまだ続く…

積もったり融けたり…を、繰り返しながらあと2ヶ月くらいか…

 

新品のスポークで組んだリアホイルがブレ始めてきた。

初期の伸び、緩みのせいか…まぁ、それを狙ってわざと悪路を選んで試走していたわけだがw

もうちょっとホイルに刺激を与えたら、再調整するとしよう。

 

 

 


届いたところで…

2016年02月25日 | 3ET(DT200R)

早速、作業開始…ステムベアリングの打ち替えである。

先日、ステムがクリックステアに…と書いたが、その話の続き。

正直、もう純正のボールベアリングを使うつもりは無い。

構造上、絶対ガタが出るということが確信できたからである。

…というわけで、取り寄せたのはPMCで発売しているテーパーベアリング…まぁ、モノはRCエンジニアリングなのだが

RCのHPを見たら、車種別の適合表は作成中の表示で、どれを買っていいのかわからなかったため

PMCから取り寄せになった。

ステップ位置を変更してスタンディングで乗りやすいように…と若干グリップを開いたハンドル・バーも

今シーズンはステップ位置変更を見送り「シッティング」で乗ることにしたので、ステム周りをバラすついでに

デフォのバーに戻そうと思う。

早速バラして、ベアリングを開けてみる…水の浸入も無く状態は良い。

グリスをふき取り、ボールレースの状態を見てみたが、打痕バリバリを予想してたのに

再使用可能なくらいにきれい…なんだ?わからんな…ロワー側が傷んでるのか?と…

ステムを抜いてグリスをふき取ってみた…ん~~~まぁ、確かに打痕は出来つつあるが

あのクリックを生じさせるほどの深さではないような…あ~~~ワカンネ!ベアリング、取り寄せちまったし…

…と、いうわけで作業を続けるw

写真を見てのとおり、ロワー側はテーパーローラーが標準…こいつをステムから抜くのが大変w

抜くと言うより壊して外してるのだが、最初にローラーを連結しているホルダーの一部を切り

端をプライヤーで掴み巻き取るようにホルダーを巻いていく。

ローラーが1/3くらいポロポロと落ちたら、あとはホルダーごと外してしまう。

こうしてベアリングのレースに手が届くようになったが、とにかくこいつが硬い…

グラインダーでステムを傷つけないように気を使いながら、すこしづつ削っていく。

ステムに密着してる面を削っていくと、紙のように薄くなった所から勝手に ひび が入るので

そのひびを誘導するがごとく、じわじわと削っていく。

これくらい削れば…と思いはじめた頃にタガネを使ってハンマーで打ち出すと、ポロっと取れるわけだが

時々、「あ…」みたいなw

刃が当たってるところは直接見えないので、たまに削りすぎてしまうw

上下のレースを打ち替えたあと、錆止めの油まみれのベアリングをガソリンで洗い、

いったんキレイに油分を落としてよく乾かし、手のひらで揉むようにグリスを詰め込んでいく。

極圧剤入りウレアグリス…極圧剤という名前が気になり、硬いけどそうベタベタ使わなければ大丈夫かと

ウレアで組み上げてみた…再度バラしてガソリンで洗浄www

遠慮がちに使っても、硬いものは硬かった!w

重くて仕方ないので、素直にリチウムで組み上げてみた。

手がグリスでベタベタだったので、この間写真無し!w

フロント周りを組み上げ、保管中はスプリングを最弱にセットしていたリアサスのイニシャルをいじったり、

販売終了のブレーキホースのガイドを、他車のそれを流用したり…と、こまごましたことを片付けていたら

いつのまにか、陽が暮れてきたので、試乗は明日以降となったw

おつかれ~w自分。  

 

 

 

 


ダメ出し雑感

2016年02月20日 | 3ET(DT200R)

まずステムベアリング…クリックステアになっているので要交換。

アッパーがボールでロワーがローラーな純正仕様だが、アッパーもテーパーにしたい。

ヤマハのステムは新品を組んでもガタが出る設計なので、ボール特有の軽さは魅力だが

寿命が短すぎなのが難点。

Fブレーキをかけて、じわっと荷重をかけていくと、ボトム付近でステムから「カッコン…」

ベアリングの中でステムが遊んでいるのだ、これは構造上の問題。

組み上げ時の締め付けトルクがどうのこうの…の話ではない。

 

新品のピストンを入れたエンジンは、快調に回ってる。

新品を入れたことにより、少しは騒音が消えるかと思ったが

静かになったと感動したのは最初だけで、3~4回のフル加速で以前のカラカラに戻ったw

交換前ほどではないにせよ、やはり擦り減ったシリンダーは何をしてもダメ…ピストンを替えたくらいじゃ収まらない。

修復するならボーリングしかないと強く実感。

長いエン・ブレの後にパッとアクセルを開けると、必ずガッコン!とノッキングが一発入る…

前ってこんなだっけ?とそのまま組み上げたピックアップコイル…エアギャップが狭い気がする

ちょっと見てみないと?…かな。

 

溶接機を買ってきてステップ位置を変更…までやる予定だったけど、来シーズンまでに予定変更…そろそろR1-z

ステップ位置を変えて藪アタック…乗りやすさを求めて小変更を加えようと思っていたが

乗りやすくなったとしても、こいつで藪は自分には難易度が高すぎかな…とにかく取り回しがでか過ぎw

走り終わって「あ~面白かった」になれればいいけど、たぶんクタクタに疲れて「もぅ、いい…」になりそうw

久しぶりにコイツで林道を外れ踏み分け道をたどってここまで来たが、そんな感じがした。

こいつは林道どまりかなぁ…せっかくガードも付けたのにw

自分にはムズいな…w

 

 

 

 

 

 


動的ダメ出しの開始

2016年02月16日 | 3ET(DT200R)

…と、いうわけで再度、組みあがったDTで、数年ぶりの路上へ出てみた…

交換したサイドシールからの2次エアは無いが、他からまだ吸っている。

組みあがってから路上に出るまで1週間ほど時間があったが、その間は

ずっと2次エア対策に悩んでいた、どう直すのか?と。

液体ガスケットを使えば1発で直る!というのはわかっていたが

液ガス使用は自分のプライドが許さなかったのである。

平面を出せなかったので液ガスで止めました~はぃ(・ω・) みたいなw

原因はココ…キャブではない、リードバルブとクランクケース間である。(だと思っていた。)

ケースがあってガスケットがあって、リードバルブホルダー(?)があってインシュレーター…

インシュレーターがゴム製なので、ホルダーとインシュレーター間にガスケットは挟まない構造。

以前、サイドシールからも吸っていた時は、混合気に充分すぎる酸素があったため、

強燃性のブレークリーンをスプレーすると回転上昇が見られたが、サイドシールからの吸気を止め

メーカーのキャブセッティングにより近くなった現状では、酸素量が減っているためスプレーをかけると

エンジンがストールする…ガスが濃すぎるわけである。

最後に乗ったとき、2次エアって何?というくらいに調子は良かった。

再度乗ろうとしてエンジンをかけたら、保管中にシールの劣化が進みバラす羽目になったが

ケースを割る時に、ケース~ホルダー間のガスケットがケースに密着していて

ガスケットをはがすのに手間がかかった記憶が強かったせいか、自分はここのガスケットの

気密性を疑って他に眼がいかなかった。

インシュレーターを止めるボルト周りは密着してるハズ…ならばボルト同士の中間点かと

ホルダーのケース側のフランジ面を凸型に加工してみた。

ボルトを締めると中間点がより強く圧着されることを狙ってのやすり掛けである。

順番通りに部品を合わせ、エンジンに取り付ける…10ミリのボルト4本を均等に締め付け

あと一歩でフランジ面がケースに密着という時に「バン!」…

見たらインシュレーターの給油ニップルを堺にヘの字に曲がっている…「あ~、割っちゃった…」

インシュレーター内部のアルミ構造材を貫通する形でニップルが付いているようで、どうしても強度が低く

凸型に削られたホルダーの変形に追従できなくなったようで、一気に割れてしまった。

直そうと夢中になるあまりに、他の部品をキズ付けたり壊したり…何年、いじってきたのか┐(´д`)┌

別にプロじゃないから、かまいはしないがそれでいいのか?自分。

取り外してストックの部品と並べてみる。

左:使用中 右;ストック

ホルダーの表面はケース側は鋳造肌でキャブ側は面研した上で防錆塗装なのか、茶色に塗られている。

写真左のホルダーはシルバーに光っているがこれは研削した跡。

ボルトが通る穴の中間を目安に、直線的に削り落としてみた。

これはボルトを締めるごとに接地点が移動するようでは、気密が保てないせいである。

つまり弧を描いてる切削じゃ、削った意味が無い。

インシュをひとつ壊して、ちと冷静になった自分…インシュレーター裏側のこの、溝にOリングを嵌めたような構造に

初めて眼がいった。おまけに四方から大気圧がかかるような?構造でもある。

今でこそ平らに潰れているが、新品ならこのOリングに相当する部分は、フランジ面より高いハズ…

ここで気がついた…新車時からずっと馴染んでいたホルダーとインシュの接合面のミクロ的な環境は

自分がバラしたことにより破壊されたのかと。

つまり張り付いて固まってたモノを剥がしたことにより、再接着が不可能になった…これで納得がいった。

そうと理解出来れば話は早い、液ガスの正当な出番である。

薄っすらと塗りもう、夜ではあったが翌日に試走をしたくてちゃっちゃと組み上げた。

プロの人でも液ガスを塗って組み上げ、すぐオイルとか入れてしまう人もいるようだが

自分は最低でも常温で24時間は乾燥させている。

生乾きでガソリン等の浸透性が高い液体に触れると簡単に解けてしまう…

完全に乾燥すればOKなのだが。

…というわけで試走に以前、よく通っていた林道へ…

暖冬のせいで昼間は溶け夜間に凍るを繰り返していたせいで

普段なら表面しか固まってないのに、今年は深層部まで固まっているため

踏み抜くことなく雪の上に立ててしまう。

3速に入れアクセルをあおってクラッチをスパン!とつなぐ。

まるでチェーンソーが木を切るごとく、足を雪面を蹴りながら50mほど進むと

カン!カン!カン!とノッキング、見たらリザーバーからLLCが吹きこぼれていた(゜Д゜)

あわててラジエターに雪をかけ、冷えるのを待ちながら写真を一枚。

昔はよく、夜中にクルマで練習しに来たなぁ…遠い記憶が蘇る。

帰宅後、再度バラシにかかる。液ガス併用でもまだ吸っているようだ。

仕上がりを気にして、使い方が少なすぎたか!?

ちょっと足りなかったみたい(^^;

以前、大気圧がかかるような構造…と言っていた部分は接触してないしw

一旦、こいつで流せるトコは流して…

もう、バラしたくないので使えるトコは全部液ガス…

結局、こうなりましたwww

なんかダメだなぁ…雑というか面倒臭がりというか考え方がラフ過ぎというか…うむ。

 

 

 

 

 

 

 


現状のクリアランス

2016年02月01日 | 3ET(DT200R)

さて、取り外したシリンダーをじっくり見てみることにする。

左側が先日、どこかに仕舞ったはずと言ったストックしておいたモノで

右側が使用中のシリンダーである。

まだ使えるとイイナー…という淡い期待は、ちと甘かったw

シリンダーの磨耗を見る為にSTDピストンも入手。

 

結構、縦キズが激しい…排気側より吸気側が激しいようだ。

異物を噛み込むのはピストンが上昇する時…っつーと吸気、圧縮行程…

燃焼後の掃気、排気行程では噛み込まないことになる…

砂とかチリなんだろうなぁ…ピストン・リードほどではないにせよ、

ケース・リードバルブでも、若干、ピストンに新気は当たるから、

その時にでも噛み込んだのだろうか?

前オーナーがエアクリ無しで乗った時期があったのかも!?

自分は外して乗ったことはない。

一方、使用中のシリンダー…こちらは平均的に磨耗してるものの、ストック版のような縦キズはない。

シリンダーの前後方向が磨耗しやすいのはわかるが、部分的に強く当たってるところが

あるというのが興味深い。

やはり、熱膨張がらみなのだろうか?

さて、取り寄せたSTDピストン…ヘッドに95の刻印…なんだろう?と思って試しにノギスを当てると

65.95の意味でしたw斜めに撮影しているために95の位置で目盛りがズレて見えるが

真上(正面)から見るとゲージの目盛りは 95 で一致。

ついでに…と、使用中のピストンも計測w結果は65.85でしたw

シリンダーの磨耗を推察するため使うのはSTDピストン…たまたま95という数字と

当てたノギスの目盛りは一致したが、ノギスは目盛りに誤差というか公差を含むので

マイクロメータ、ダイアルゲージのように、直接測った数字を信用するわけにはいかない。

私が考えているのはたぶん、これは正確なんだろうという新品の部品を当て、

隙間にゲージを刺してみるという計測方法としてはかなり原始的な手法…

私のような素人レベルが部品の良否を判断するには、これでも充分有効かと考えるw

早速、刺してみる…と思ったら、うまく入らないのでピストンに巻きつけてみた。

結果は0.07…0.08は入らない

一方のストックシリンダーは0.13~0.14といったところ…

仮に0.14として…

65.95+0.14<66.4…フムフム…

 

さて、組み上げますか!w