![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/b8/ca958b0426965ac40d88a30ff53ec810_s.jpg)
…と、いうわけで再度、組みあがったDTで、数年ぶりの路上へ出てみた…
交換したサイドシールからの2次エアは無いが、他からまだ吸っている。
組みあがってから路上に出るまで1週間ほど時間があったが、その間は
ずっと2次エア対策に悩んでいた、どう直すのか?と。
液体ガスケットを使えば1発で直る!というのはわかっていたが
液ガス使用は自分のプライドが許さなかったのである。
平面を出せなかったので液ガスで止めました~はぃ(・ω・) みたいなw
原因はココ…キャブではない、リードバルブとクランクケース間である。(だと思っていた。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/a4/6eb52c20bf42ee57de9995f0f5f2f4f2_s.jpg)
ケースがあってガスケットがあって、リードバルブホルダー(?)があってインシュレーター…
インシュレーターがゴム製なので、ホルダーとインシュレーター間にガスケットは挟まない構造。
以前、サイドシールからも吸っていた時は、混合気に充分すぎる酸素があったため、
強燃性のブレークリーンをスプレーすると回転上昇が見られたが、サイドシールからの吸気を止め
メーカーのキャブセッティングにより近くなった現状では、酸素量が減っているためスプレーをかけると
エンジンがストールする…ガスが濃すぎるわけである。
最後に乗ったとき、2次エアって何?というくらいに調子は良かった。
再度乗ろうとしてエンジンをかけたら、保管中にシールの劣化が進みバラす羽目になったが
ケースを割る時に、ケース~ホルダー間のガスケットがケースに密着していて
ガスケットをはがすのに手間がかかった記憶が強かったせいか、自分はここのガスケットの
気密性を疑って他に眼がいかなかった。
インシュレーターを止めるボルト周りは密着してるハズ…ならばボルト同士の中間点かと
ホルダーのケース側のフランジ面を凸型に加工してみた。
ボルトを締めると中間点がより強く圧着されることを狙ってのやすり掛けである。
順番通りに部品を合わせ、エンジンに取り付ける…10ミリのボルト4本を均等に締め付け
あと一歩でフランジ面がケースに密着という時に「バン!」…
見たらインシュレーターの給油ニップルを堺にヘの字に曲がっている…「あ~、割っちゃった…」
インシュレーター内部のアルミ構造材を貫通する形でニップルが付いているようで、どうしても強度が低く
凸型に削られたホルダーの変形に追従できなくなったようで、一気に割れてしまった。
直そうと夢中になるあまりに、他の部品をキズ付けたり壊したり…何年、いじってきたのか┐(´д`)┌
別にプロじゃないから、かまいはしないがそれでいいのか?自分。
取り外してストックの部品と並べてみる。
左:使用中 右;ストック
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/3d/3bc4c4c8f7a01b0b80ddd45efd7f1443_s.jpg)
ホルダーの表面はケース側は鋳造肌でキャブ側は面研した上で防錆塗装なのか、茶色に塗られている。
写真左のホルダーはシルバーに光っているがこれは研削した跡。
ボルトが通る穴の中間を目安に、直線的に削り落としてみた。
これはボルトを締めるごとに接地点が移動するようでは、気密が保てないせいである。
つまり弧を描いてる切削じゃ、削った意味が無い。
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インシュをひとつ壊して、ちと冷静になった自分…インシュレーター裏側のこの、溝にOリングを嵌めたような構造に
初めて眼がいった。おまけに四方から大気圧がかかるような?構造でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/b4/78307a6c2ffe2dff956715a28e7f9025_s.jpg)
今でこそ平らに潰れているが、新品ならこのOリングに相当する部分は、フランジ面より高いハズ…
ここで気がついた…新車時からずっと馴染んでいたホルダーとインシュの接合面のミクロ的な環境は
自分がバラしたことにより破壊されたのかと。
つまり張り付いて固まってたモノを剥がしたことにより、再接着が不可能になった…これで納得がいった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/54/83/7b1ae8ad0e24c74bd608beb3b79f587b_s.jpg)
そうと理解出来れば話は早い、液ガスの正当な出番である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/6b/ef5fd64b59689eff537f2194c6851f4b_s.jpg)
薄っすらと塗りもう、夜ではあったが翌日に試走をしたくてちゃっちゃと組み上げた。
プロの人でも液ガスを塗って組み上げ、すぐオイルとか入れてしまう人もいるようだが
自分は最低でも常温で24時間は乾燥させている。
生乾きでガソリン等の浸透性が高い液体に触れると簡単に解けてしまう…
完全に乾燥すればOKなのだが。
…というわけで試走に以前、よく通っていた林道へ…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/02/9b/91f6b489937a543370bd23234b0f112f_s.jpg)
暖冬のせいで昼間は溶け夜間に凍るを繰り返していたせいで
普段なら表面しか固まってないのに、今年は深層部まで固まっているため
踏み抜くことなく雪の上に立ててしまう。
3速に入れアクセルをあおってクラッチをスパン!とつなぐ。
まるでチェーンソーが木を切るごとく、足を雪面を蹴りながら50mほど進むと
カン!カン!カン!とノッキング、見たらリザーバーからLLCが吹きこぼれていた(゜Д゜)
あわててラジエターに雪をかけ、冷えるのを待ちながら写真を一枚。
昔はよく、夜中にクルマで練習しに来たなぁ…遠い記憶が蘇る。
帰宅後、再度バラシにかかる。液ガス併用でもまだ吸っているようだ。
仕上がりを気にして、使い方が少なすぎたか!?
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ちょっと足りなかったみたい(^^;
以前、大気圧がかかるような構造…と言っていた部分は接触してないしw
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/35/c6/682b7c29b6b4160a7bf86abb43478971_s.jpg)
一旦、こいつで流せるトコは流して…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/fa/8478a6762631f8c652fd6561511bb2f5_s.jpg)
もう、バラしたくないので使えるトコは全部液ガス…
結局、こうなりましたwww
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/2b/c8decc656d03fa08db18b690806d763a_s.jpg)
なんかダメだなぁ…雑というか面倒臭がりというか考え方がラフ過ぎというか…うむ。