先週、某オクでR1-Zのフレーム、エンジン、ライトケース、ステム他こまごまとしたものを
同一の出品者から落札、千葉まで取りに行ってきた。
送ってもらうのが普通だが、フレームの送料が¥6000弱…いったいドコから送ってくるつもりなのか?w
こっちから送れば¥3000で届いてしまう…まぁ、そんな業者。
当然に同梱を考えるわけだが…つまり¥6000で収めたいわけだが、その同梱の旨を伝えたら
送料は¥9000になった!同梱の意味ねーだろ、それ!www
久しく遠出をしてなかったので、じゃ¥9000でガソリンを買ってドライブ…自分が楽しんでしまえ!と
ま、そんな感じで引き取りに行ってきた。
とりま、今回落札したフレームのチェック…手前は旧フレーム。
フレの数値は前回の記事に出てきたシルバーのフレと同じ数値…振れてはいるが、まぁ誤差の範囲!?
興味深いのは新フレームも、シルバーのそれもどちらも右に振れている…
メーカーが溶接してもフレーム製造時に熱歪みは絶対に出る。形になった直後はフレーム単体の中に
いろんな方向の力が内在してるわけだが、これを熱加工することによりその力を解放し、
安定した状態になったところで「製品」として完成するわけだが、会社?車種?ライン?特徴として右に振れてしまうのだろうか?
まぁ、あるものは右、こっちのは左とかバラバラだと不安だが、安定してどれも右に振れているなら
その技術は、ある程度信頼できるかも。
写真の状態からピボット部分で切り離し、旧フレームに着けてみる。
やはり結果は前回のチェック時と同じ…振れが大きい。
同じスイングアームでこれだけ数値が違うということは…やはり転倒時のショックが大きかったのだろう。
ホントに美しいフレームなのだが、諦める決心がついた。
同時落札のステムにインナーを通し、きっちりボルトを締めてみる。
緩めたままだと、ステム内でインナーが遊んでしまうので、使用時と同じトルクでボルトを締め
トップブリッジを通すと、スポッ!と組めてしまった…もしや無転倒!?ま、立ちゴケ、ちょいゴケは
あったとしても、大きな転倒は無かった!?なら、このステムを使っていたらしい新フレームは
そこそこ信頼できるのか!?…落札価格¥110…こんな掘り出しモノがあるからやめられないw
ちな、フレームは¥430…あっはっはwww
さて、問題はこいつ…
実働・絶好調♪のタイトルに、積み替えてすぐ使える!と思った自分は落札まで頑張ったわけだが
梱包を開けたら腐ったガソリンの臭いがぷ~ん…どうなんだ?これw
むき出しのフライホイルを正・逆回転にピストンが動かない範囲で手でカタカタと回してみると
フライホイル外周上で1ミリは無かったけど0.5以上は遊びがある。
ビッグエンド、スモールエンドのクリアランスが過大…走行8000キロ台らしいwww
排気側、右ピストンは吹き抜けて真っ黒…ミッションオイルはクルマのデフオイルの
極圧減少剤のような、ちと鼻に残る香りが…プライマリ・ギア側のサイドシールから吸ってなければいいが。
ちな、¥25000だったかな…わりと傷の無いクラッチカバーとOHベースのクランク、シリンダー、
ドライブスプロケ周辺が割れてないケース…で2.5諭吉が高いのか安いのか…
メーカーから取れなくなったシフトフォークもまだ、生きていればいいが。
まぁ、開けてからのお楽しみ…w
さてと…ここまでエンジンの台数は4。ホントは5だが埼玉R1-Zの腰下とタンクはもう棄ててしまった。
エンジンの形をしているのは、横浜R1-Zと今回入手のこのエンジン。横浜、新潟TZRのエンジン2機は全バラ状態。
現状R1-Zの使えそうな後期型フレームを入手したので、エンジンの問題さえ無ければR1-Z、TZRのどちらも組めるが
TZRのスタートラインはクランクのOHから…それを省略できればラクかと今回入手のエンジンだったが、あの様子じゃ…
せいぜい部品取りか!?
横浜R1-ZのクランクをTZRに移植して…は、絶対やらない。エンジンとして「まとまって」いるので
わざわざ部品取りにはしない。今回、なんの為にエンジンを入手したのか…その前提が崩れてしまう。
とりま、タイヤ1セット分だけR1-Zを先に走らせて、その間にTZRのエンジンを仕上げようと思う。