りあるえすてぇいと・にゅうす

徒然なるままに更新しておりました・・・

今更な話題ですが・・・

2011-02-21 10:54:00 | エコ(笑)
 今週1週間はいい天気が続くみたいです。ただ、朝晩の冷え込みがハンパじゃ無いですね。

 さて、先日某スーパーに入ろうとしたところ、設置しているゴミ箱の前にプラスティックのかごがぶら下げてありました。どうやら、ここでもアレを分けて回収しているようです。

アレとは、ペットボトルのふたとプルタブ・・・

以前、このブログでもペットボトルのふた回収でワクチンを送るのが、いかに無駄かを取上げました。


実は、プルタブもそうなんです。

プルタブを回収すると言った取り組みはー
昔のプルトップは缶から外れるタイプだった。
そのため投げ捨てられたプルトップを
動物が食べてしまったり、
砂浜で踏み怪我をしたりするということがあった。
  ↓
美化運動の一つとして、
ある団体が捨てられたプルトップを集め換金し、
車椅子に変えた。
  ↓
1990年代には缶が
ステイオンタブ式(プルタブが外れないタイプ)になったが
「プルタブ→車椅子」というボランティアは継続した。
  ↓
「集めたリングプルをどうしたらいいの?」
という声に反応して
団体(環公害防止連絡協議会)ができる。
気軽にできるボランティアとしてプルタブ集めが定着。


といった経緯で今に至るわけです。

しかし、アルミは重さで取引されるので、アルミ缶ごと回収した方が効率もいいんです。しかも、プルタブは小さすぎる為、回収後別な処理が加わり、コストが余計にかかるそうなんです。
何も知らずに集めている人には申し訳ありませんが、わざわざ外すメリットはないんですね。

実際、回収業者で結成される「アルミ缶リサイクル協会」では、プルタブのみでの回収は断っているとのことです。
アルミ缶リサイクル協会HP:http://www.alumi-can.or.jp/
ここで紹介してるPDFはこちら


アルミ缶はそのまま回収にまわした方が、はるかに効率がいいのに、こういった無駄な取り組みが一向になくならないのには、正しい知識が無いということが一番だと思います。

 そもそも、車椅子、そんなに不足してるのかどうかも良く分かりません。調べると、寄付された車椅子は体験用や、貸し出し用に回されているようで、ものすごく不足して困り果てているようではなさそうです。


 いいかげん、善意の押し売りで自己満足するのはやめて、正しい知識を身につけて「いいこと」をしたいものですね。


※ このサイトも(古いですが)非常に的確ですので、お時間がある方はどうかご一読を