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窓をあけると、そよそよと優しい風が入ってきました。
空は青く晴れ渡り、とっても気持ちのいい日曜の朝です。
子供が起きてこないうちに掃除でもしてしまいましょう、ジャズでも聴きながら。
idea6 『 Metropole 』 2007 Deja Vu Records
このところクラブ・ジャズについて書いていたので、その流れに乗って、数枚、棚からつまんできました。まずは昨年、立ち上げられたイタリアのプロジェクト、idea6 から。仕掛け人は Deja Vu のプロデューサー兼オーナーのパウロ・スコッティ。というと完全にクラブ系の作品と勘違いされますが、これが素晴らしい生音ジャズです。ニコラ・コンテが Schema で成功したのも刺激になったのでしょうか。フロントを務めるジャンニ・バッソ、ディーノ・ピアーナらの後期高齢者組を、アンドレア・ポッツァら若き精鋭隊が見事にバックアップ。胸のすく爽快なハード・バップ。クラブ・ジャズでは “ ヨーロピアン・ニュー・ジャズ ”と分類されるようです。
Pharoah Sanders 『 Anthology 』 2005 Universal Classics & Jazz
ファラオ・サンダースは、クラブ・ジャズ界隈で絶大な人気を得ているようです。沖野氏も著書の中で、≪ You've Got Have Freedom ≫ を初めて聴いた時の衝撃を忘れることができない、と書いています。僕もファラオは大好きです。スピリチュアル・ジャズという言葉は好きではありませんが、確かにファラオの音楽を聴いていると不思議と高揚感が得られます。国内のクラブ・ジャズシーンに目を向けると、元モンド・グロッソのメンバーで、現在はスリープ・ウォーカーで活躍している中村雅人というテナーマンがいますが、彼はファラオによく似たスタイルを持っています。なかなか上手い吹き手ですが、ファラオと聴き比べるとその差は歴然としています。その格の違いが、とりもなおさず、クラブ・ジャズとリアル・ジャズの違いを象徴しているようです。
Blue Mitchell 『 Down With It 』 1965 Blue Note
踊れるジャズと聞いて、真っ先に思い浮かぶ曲は、ブルー・ミッチェルの ≪ Hi-Heel Sneakers ≫ のような曲です。R&B のシンガー、トミー・タッカーの64年のヒット曲をカヴァーしたものです。これで踊るなら僕も踊りたいかも
これから葛西臨海公園に散歩に行ってきますので、しばらく中断。
The Jazz Convention 『 Up up with The Jazz Convention 』 1998 Schema Records
ファブリツィオ・ボッソ、ステファノ・ボラーニ、ジャンルカ・ペトレラら、今やイタリア・ジャズ・シーンを牽引している精鋭達が、97年に録音したハード・バップ作品。スキーマに吹き込まれたことからもわかるように、アップテンポのラテン系の楽曲、しかも音が薄い。このあたりはフロア・プレイを意識しているレーベルだけに仕方ないのは百も承知ですが、やっぱりボッソもボラーニも不完全燃焼ぎみ。もう一枚の『 Look Out 』 よりはイイ曲が多いけどね。このあたりの系統もクラブジャズ~ヨーロピアンン・ニュー・ジャズの文脈で語られると、ちょっとつらいです。
Basso Valdambrini Sextet 『 The Best Modern Jazz in Italy 1962 』 1962 RCA Italiana
スキーマやデジャヴなどからリリースされるイタリアのニュー・ジャズがクラブ世代に人気を博し、その影響でイタリアの50年代~60年代のハード・バップの復権を求める声が大きくなり、往年のバッソ=ヴァルダンブリーニ楽団の諸作品が次々とCDやVinyl で再発されています。クラブ・ジャズの係る方々の尽力により、こうして安価で貴重な音源を聴けることに感謝です。
Nathan Davis 『 Peace Treaty 』 1965 SFP
ネイサン・デイヴィスのLPはほとんど持っていたけど、オークションで全て売り払ってしまいました。なにしろかなり高額で買い手がついたもので。これもクラブ・ジャズ愛好家のおかげです。感謝多々。本作は再発CDで所有しています。ネイサンのクールなソプラノが美しい≪ sconsolato ≫をアップしました。
Slide Hampton 『 The Fabulous Slide Hampton Quartet 』 1969 EMI-Pathe
以前、浅草のジャズ喫茶 『 がらん 』 で聴かせてもらい、強烈に興奮しました。LPは高くて買えませんでしたが、数年前に紙ジャケCDで再発されやっと手に入れた涙の愛聴盤です。バックのヨアヒム・キューン、ペデルセン、フィリー・ジョー・ジョーンズも熱くてシビれます。こんなのが再発されるのもクラブ系の方々のおかげでしょうか。
ということで、全てクラブ・ジャズ愛好家に人気の盤から聴いてきました。まだまだ沢山ありますが、今日はここまで。
今日聴いたCDの中から、好きな曲をプレイリストにしておきました。お暇なら聴いてみてください。
たた今、8曲アップロード済み。
今日の歩数 : 6067 歩 体重 : 68.8kg BMI 23.5
昨日の歩数 : 6715 歩 体重 : 69.0kg BMI 23.8
公園を散歩したわりに、歩数は伸びず。今週はがんばって歩くぞ
私もウルフの新譜かけながらお掃除しました。(^^ゞ
ちょっと、遅くなりましたが、あれ着きました。
いつも、ありがとうございます。
今日はお休みでたっぷりジャズを聴かれたようで、何よりです。残念ながら、私は仕事でしたが
ところで、クリスさんが撮られた写真ですg
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1414260
http://blog.goo.ne.jp/byebyesummer/e/76d5b8af98b092a5f1918267a3d7ea0b
ところで、クリスさんが撮られた写真ですが、何となくこのCDのジャケットに似ていると思いませんか?
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1414260
実は、この作品は、ここで絶賛されていました。
http://blog.goo.ne.jp/byebyesummer/e/76d5b8af98b092a5f1918267a3d7ea0b
今では結構愛聴しているCDのひとつです。
では、また。
僕も午前中は掃除。午後は葛西臨海公園に散歩しに行ってきました。公園はものすごい人の数で、みんな、ゆったりした時間を過ごされていました。ほんと、あの公園は気持ちのいい公園です。
ところで、goo は見られるようになったのですか?
イタリア文化会館に来ていましたよね確か。僕は仕事で行けませんでした。
バッソも1931年生まれだから、もう77才でしょ。
もう次の来日は流石にないでしょうね。
idea6は、正直、聴く前は期待していなかたのですが、
なかなかいいバンドでした。
パオロ・スコッティの情熱が彼らに伝わったのでしょね。第二作目も評判よいようですが、僕はまだ未聴です。近いうちに買うつもりですが。
anywhereFMは、ライセンスの問題がちょっと心配ですが、物凄い数のユーザーがいるので、なあ、大丈夫かな、と思ってます。いつ使用不可になるかもしれませんが、そしたらDEEZERに乗り換えようかと思ってます。
でもよく見ると、「アッパー・レフト・トリオ」のジャケットの観覧車は葛西の観覧車ではなさそうですね。ま、あたりまえか。
このトリオはまったく知りませんでした。「誰も知らない超マイナー・ピアノ・トリオ」収集家のMartyさんならではのご指摘、感謝いたします。
最近は資金の関係で、ピアノ・トリオ物はよほど上物でないかぎり買わないようにしていますが、ちょっとこれは検討してみようかな。