3月5日にブログ「Jazz&Drummer」の管理人naryさんから,ドミニク・ディ・ピアッツァの動画がみられるブログ「Electric BASS+etc…」を紹介していただき,感激して観ておりましたが,その動画の元はGoogle Videoの映像なんですね。それ以来,Google Videoがちょっとしたマイ・ブームになっております。結構,暇つぶしには面白いサイトで,適当に検索用語を入れて楽しんでいます。ちなみに「Bass solo 」と検索してみるとドミニク・ディ・ピアッツァ以外にもマーク・キングやヴィクター・ウッテンのソロが見られます。そのほかにも面白いbass soloでは「one handed bass solo 」なんていう映像があったのですが,これがなかなか凄いアマチュア・ベーシストです。ベーシスト必見ですよ。
で,話はドミニク・ディ・ピアッツァに戻るのですが,Google Videoにあるこの映像は1990年頃のJohn Mclaughlin Trioの物なんですが,きっとブートレグDVDでも存在するのではないかと探したところ,これがあったんです。Google Videoの映像と同じではないようですが,1991年頃のベルリンでのライブ映像で,メンバーは同じくマクラフリン,ピアッツァ,それにパーカッションのトリロク・グルトウで,アルバムでいうと『 Que Alegria 』(1992 Verve)の時のものです。おそらく世界一高速なフレーズが弾ける超絶技巧のベーシスト,ピアッツァがたっぷり観られます。また,インドの怪人ドラマー,通称お座敷ドラマーこと,トリロク・グルトウにも目が釘付けです。詳しくはnaryさんのブログに書かれていますので参照してください。なにしろ座ってドラムを叩くんですから,目が点です。水の張ったバケツの中に鈴やシンバルを浸したり,彼が考案したという尻尾の生えた太鼓のようなすスプリング・ドラムという楽器を披露したり,更には,マクラフリンとヴォイス・パーカッション?の掛合いをしてみたり,次々と技を披露し楽しませてくれます。マクラフリンもギター・シンセ(フォトン)をアコースティック・ギターにつなぎ,まるでザビヌルのような世界を創り上げていきます。
左:グルトウとマクラフリンのヴォイス・パーカッション合戦。横で観ていた妻は笑っていました。「二人の声が合ってないじゃん」。こいつにはジャズのインプロビゼーションというものが理解でいないようです。
右:なべの蓋みたいなものを水に沈めてピッチを変えています。ギターのトレモロ・アームのような効果でしょうか。
左:クラシック・ギターと全く奏法は同じです。ベーシストとしては邪道ですが,ここまで弾ければたいしたもの。ジェフ・バーリンを軽~く飛び越えています。あんたが一番。
右:ほら,立て膝で叩いているでしょう。左足でハイ・ハットを踏んでいます。バスドラの代わりにローチューニングのタムを右手で叩いています。
↑これがスプリング・ドラムです。よくわかりません。
この頃のギター・トリオはベーシストが次々に代わっていきましたね。ジョナス・エルボーグ,ジェフ・バーリン,カイ・エクハルトなど。できれば彼らの在籍していた頃の映像も観てみたいのですがないのでしょうかね。アルバムとしてもカイ・エクハルト参加の『live at Royal Festival Hall 』(1989)と,ピアッツァ参加の『 Que Alegria 』だけですから,ちょっと寂しいです。
最後にピアッツァ参加アルバムを3枚紹介しておきます。(以前に取り上げたものばかりですが)
左:今回紹介したDVDのメンバーでの唯一のスタジオ・レコーディング。こんなに素晴らしいトリオだったのにどうして短命で終わったのか不思議です。マクラフリンって,結構飽きっぽい性格ではありますよね。
中:デニチェン,ラングレーンと組んだユニット「Front Page」。ちょっと軽く流したフュージョンてな感じ。ピアッツァも押さえ気味の演奏です。
右:コモもバカテクですから凄く密度の高いジャズが聴けます。僕の愛聴盤です。
こりゃ凄いなぁ。
余裕があった時にでもぜひ入手したいと思いますが、画質・音質的にはどうなんですかね。
ブートレグなのであまり良くないのかな?
ちなみにマクラフリンに関してはデニチェンのサイトでも95年のフリー・スピリットの映像を観ることができます。
画面がちっちゃいですが、なかなか良いですよ。
音質はまあまあですが,画質はダビングを重ねたような粗悪物です。カラーなのにうっすらと色が付いている程度ですし。期待しない方が良いですよ。
僕としては面白さが画質に勝っているので,満足ですが。昔の映像のブートですから所詮こんなものでしょう。今のブートはかなり綺麗なものも多いですけどね。元ネタはテレビ放送された映像だと思います。
Google Videoでマクラフリンで検索すると,ビレリー・ラングレーンとのデュオ,パコデルシアとのデュオなども観れますよ。それも1時間近く。
ところで,このGoogle Videoの著作権って,どうなっているんでしょうね。
YouTubeにある映像を拾ってみました。
トゥナイト・ショーに出演したマクラフリンは最高に笑えます。
http://www.dennischambers.com/dc_frameset.html
面白いYou Tubeの情報,ありがとうございました。
マクラフリンって,確かに弾きすぎと思うことよくあります。あそこまで音で埋め尽くさなくてもね~。
彼にswingを求めるのも酷ですけどね。
トゥナイト・ショーも彼にチェロキーを演奏させるなんて,いじめ行為ですよね。観ている方は面白いですが。
暇をみつけてほかの動画も観てみます。
どうもありがとうございました。
グルトウの後釜にデニチェンが加入したんですよね。
デニチェンのソロも凄かった。
デフランチェスコの映像は初めて観たので嬉しかったですよ。
どうもありがとうございます。いつもいつも。
このマクラフリンは、やっぱり可哀想ですねぇ。でもこれを初めて見たときには思わず笑っちゃいました。
今回2回に亘って紹介してますが、旬な時に見ないと(ダウンロードしないと)消えるんですよ。YouTubeは。
ダウンロードの際は
http://javimoya.com/blog/youtube_en.php
再生するなら、
http://www.martijndevisser.com/blog/article/flv-player-updated
が必要です。ご存じでしたらすいません。
「electric BASS + etc...」のflim1971と申します。
カイ・エクハルト在籍時の映像を載せてみました。(公式サイトへのリンクですが。)もしよろしければご覧ください。
カイ在籍時の映像は他にもブートで出てまして、1本だけ持ってます。そのうち断片をアップしてみます。
失礼しました m(_)m
カイ・エクハルトの映像があったとはびっくりです。
早速拝見させていただきました。
ブートの映像アップも楽しみにしています。
これからも時々拝見されていただきますので,どうかよろしくお願いします。
> 勝手にリンク貼ってしまいすみませんでした。
いえいえ、とんでもございません。辺境のブログに来て頂き、どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。