本作が昨年リリースされたカール君の第二弾です。前作『 introducing 』ではを披露していましたが,流石にトランペッターとしての実力全曲ヴォーカルも見せなきゃ真摯なジャズ・ファンにソッポを向かれると心配してか,ヴォーカルは10曲中6曲にとどめ,他の4曲でしっかり勢いのよい演奏を聴かせてくれています。タイトル・チューンの<I Like The Way You Shake That Thing >はチャールス・マクファーソンの曲ですが,8ビートのジャズ・ロック調の曲で,ちょうとBlue Note4000番台のリー・モーガン風のファンキーな節回しで聴き手を魅了します。アルバム後半の4曲の歌物は,スウェーデンの実力派ミュージカル・シンガーであるミラ・マルムバーグのオリジナル曲です。ミラもコーラスで参加,一曲でデュエットの披露しています。彼女の楽曲はジャズではないのですが,何となく80年代のAORサウンドのようなポップな感じで僕は好きです。間奏でのカール君のソロも歌心満載の美ソロです。ちなみにジャケットの膝枕をしてくれている女性はミラ・マルムバーグではないですよ。なにしろミラ・マルムバーグはペーター・ノーダールの令夫人ですから。
Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake That Thing 』
(2005 Arietta Discs , Spice of Life)
Karl Olandersson (tp)
Peter Nordahl (p)
Patrik Boman (b)
Harry Wallin (ds)
Myrra Malmberg (vo)
Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake That Thing 』
(2005 Arietta Discs , Spice of Life)
Karl Olandersson (tp)
Peter Nordahl (p)
Patrik Boman (b)
Harry Wallin (ds)
Myrra Malmberg (vo)
見た瞬間、チェット・ベイカーかと思いました。ここ9年ぐらいジャズはブランクでしたので。
すいません。変なこと書いて。
ジャズ構造改革は書きたいこと山のようにありますが、まぁ、その手(彼らのやり口)には乗らないよ、というのが私のスタンスです。
>見た瞬間、チェット・ベイカーかと思いました。
実物はそんなに似てないと友人が言ってましたが,このジャケは凄く似てますよね。狙ってますね。
sugarさんのブログも先ほど拝見させていただきました。パット・メセニーの「アメリカン・ガレージ」なんかが紹介されていて,懐かしく拝見しました。今でもメセニーの最高傑作は<サンロレンツォ>だと僕は思っているのですが。
それから,Liveplasmaを紹介されてましたよね。あれ,僕も以前よく遊びました。面白いですよね。自分の趣味が見透かされているよな人脈図が出てきて,最初はびっくりしました。久しぶりにいじってみましたが,やっぱり面白いですね。僕のブログでもいずれ紹介しょうと思ってました。
これからも,よろしくお願いします。
では,また。
当時はアナログで何回聴いたか!
<ついておいで>もなぜか好きな曲です。
当時(初来日)はまだ一般の人にはMetheny Who?
状態でしたから。いまでこそ、「あのバンドは
普通にああいう音を出すんだ」と知られてますが、
当時はびっくりしました。ライブでも透明感のある
クリアなサウンドを聴かせていたのが驚きでした。
これからもよろしくお願いいたします。
“ブックのある”杉田さんとはなにかありますの?
そうですよね。やっぱり<思い出のサンロレンツォ>は,いくらメセニーがこれからも新譜を出していっても,僕にとっては一番です。あの響きはone and onlyです。
>“ブックのある”杉田さんとはなにかありますの?
ブックのあるって,なんですか。
杉田さんって,杉田宏樹さんのことでしょうか。
もちろん何もありません。ただのファンです。
「ブックのある」はちょっと洒落で、彼は以前、本屋さんの店長さんでした。
当時から輸入盤購入比率は凄かったです。
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チェットの映画「レッツ・ゲット・ロスト」に映画のシーンであったような気がしてます。手元にないんで何ともですが、イタリア映画だったような・・・。