雨の日にはJAZZを聴きながら

FC2 に引越しました。http://jazzlab.blog67.fc2.com/

Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake ~ 』

2006年03月02日 21時02分58秒 | JAZZ
本作が昨年リリースされたカール君の第二弾です。前作『 introducing 』ではを披露していましたが,流石にトランペッターとしての実力全曲ヴォーカルも見せなきゃ真摯なジャズ・ファンにソッポを向かれると心配してか,ヴォーカルは10曲中6曲にとどめ,他の4曲でしっかり勢いのよい演奏を聴かせてくれています。タイトル・チューンの<I Like The Way You Shake That Thing >はチャールス・マクファーソンの曲ですが,8ビートのジャズ・ロック調の曲で,ちょうとBlue Note4000番台のリー・モーガン風のファンキーな節回しで聴き手を魅了します。アルバム後半の4曲の歌物は,スウェーデンの実力派ミュージカル・シンガーであるミラ・マルムバーグのオリジナル曲です。ミラもコーラスで参加,一曲でデュエットの披露しています。彼女の楽曲はジャズではないのですが,何となく80年代のAORサウンドのようなポップな感じで僕は好きです。間奏でのカール君のソロも歌心満載の美ソロです。ちなみにジャケットの膝枕をしてくれている女性はミラ・マルムバーグではないですよ。なにしろミラ・マルムバーグはペーター・ノーダールの令夫人ですから。

Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake That Thing 』
(2005 Arietta Discs , Spice of Life)
Karl Olandersson (tp)
Peter Nordahl (p)
Patrik Boman (b)
Harry Wallin (ds)
Myrra Malmberg (vo)


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
チェットを思い出しました (Sugar)
2006-03-09 22:04:58
思わずジャケットに反応。

見た瞬間、チェット・ベイカーかと思いました。ここ9年ぐらいジャズはブランクでしたので。

すいません。変なこと書いて。

ジャズ構造改革は書きたいこと山のようにありますが、まぁ、その手(彼らのやり口)には乗らないよ、というのが私のスタンスです。
返信する
sugarさん,はじめまして。 (クリス)
2006-03-09 23:02:48




>見た瞬間、チェット・ベイカーかと思いました。



実物はそんなに似てないと友人が言ってましたが,このジャケは凄く似てますよね。狙ってますね。



sugarさんのブログも先ほど拝見させていただきました。パット・メセニーの「アメリカン・ガレージ」なんかが紹介されていて,懐かしく拝見しました。今でもメセニーの最高傑作は<サンロレンツォ>だと僕は思っているのですが。



それから,Liveplasmaを紹介されてましたよね。あれ,僕も以前よく遊びました。面白いですよね。自分の趣味が見透かされているよな人脈図が出てきて,最初はびっくりしました。久しぶりにいじってみましたが,やっぱり面白いですね。僕のブログでもいずれ紹介しょうと思ってました。



これからも,よろしくお願いします。

では,また。
返信する
サンロレンツォで決まりです (Sugar)
2006-03-09 23:59:15
仰せの通り、<サンロレンツォ>ですよ。

当時はアナログで何回聴いたか!

<ついておいで>もなぜか好きな曲です。

当時(初来日)はまだ一般の人にはMetheny Who?

状態でしたから。いまでこそ、「あのバンドは

普通にああいう音を出すんだ」と知られてますが、

当時はびっくりしました。ライブでも透明感のある

クリアなサウンドを聴かせていたのが驚きでした。

これからもよろしくお願いいたします。

“ブックのある”杉田さんとはなにかありますの?
返信する
sugar さん,こんばんわ。 (クリス)
2006-03-10 22:16:41
>仰せの通り、<サンロレンツォ>ですよ。

そうですよね。やっぱり<思い出のサンロレンツォ>は,いくらメセニーがこれからも新譜を出していっても,僕にとっては一番です。あの響きはone and onlyです。



>“ブックのある”杉田さんとはなにかありますの?



ブックのあるって,なんですか。

杉田さんって,杉田宏樹さんのことでしょうか。

もちろん何もありません。ただのファンです。
返信する
了解です (Sugar)
2006-03-10 22:43:44
杉田さんは、昔の友人でして・・・。

「ブックのある」はちょっと洒落で、彼は以前、本屋さんの店長さんでした。

当時から輸入盤購入比率は凄かったです。

----------

チェットの映画「レッツ・ゲット・ロスト」に映画のシーンであったような気がしてます。手元にないんで何ともですが、イタリア映画だったような・・・。

返信する