雨の日にはJAZZを聴きながら

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Sofia Pettersson / That's Amore

2008年10月30日 22時27分26秒 | JAZZ
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≪ 今夜はこんなの聴いてます ≫

スウェーデンの歌手、ソフィア・パターソンの2004年の作品。
最近、通算4作目となる『 In Another World 』というタイトルで新作をリリースしていますね。
ジャズ・ヴォーカルではないのでしょうが、ノラ・ジョーンズ以降、
こういうフォークとジャズの混血ミュージシックが流行ってますね。
この人の持ち味は、やはりキュートで愛くるしい歌声でしょうか。
ノラ・ジョーンズを一晩、冷凍庫で凍らせたような涼しげな歌声です。

 2 songs upload

百々 徹 / Do You Like Cappuccino ?

2008年10月30日 20時02分33秒 | JAZZ
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百々 徹(どどとおる)さんの2年ぶり、通算5枚目の作品。じつを言うと、つい最近まで彼の音楽を聴いたことがありませんでした。ちょうど3年前に、相互リンクさせていただいているブログ『 海辺で気まま日記 』のドラム小僧さんや、 『 Peopletime 』のなおきさんらが百々さんを大推薦されていたのね。 さらには『 電車で轟 』のfunky_alligator や『 My Secret Room 』のSuzuck さんもいいよ~って言っていたから、ずっと気にはなっていたんだけど…。 どうせ買うならドラム小僧さんが推薦していた自主製作盤である99年のデビュー作『 Melancholy Cats 』を手に入れたいと思って、それなりに探していたのですが、全然お目にかかれず3年が過ぎてしまったわけです。しかたなく2作目の『 DODO 』を1か月ほど前に中古で購入(けっこう高値だった)。この2作目もなかなか市場に出回ってないように思うけどね。 3作目と4作目は今でも容易に手に入るけど、それじゃ、なんだか嫌なわけです。 で、この『 DODO 』があまりにも素晴らしく、この1か月間、mp3プレーヤーに入れて、毎日のように聴いていたのだけれど、いまだに飽きない。正直、この1か月間、ピアノ・トリオ物はこれしか聴いていません。 そんなわけで、そろそろ3作目と4作目も買おうかと思っていたら、なんとタイムリーなことに、5作目となる新作がリリースされたので、そちらを先に買ってきました。 『 DODO 』を聴いたときは、その恐ろしいほど確かな演奏力に腰抜かしました。こんな凄いピアニストが日本人にもいたのか、と。 NYで活動しているだけあって、いかにもダウンタウンあたりを遊び場にしているジャズ・ファンが飛びつきそうなちょっと難解なラインと複雑にうねるリズムは、どことなくアーロン・パークスを彷彿とさせました。ベースがルーベン・ロジャーズですから、そういった音楽です。 今回の最新作は、『 DODO 』よりも曲風が多彩になったようです。モンクがこの曲を参考にして ≪ Evidence ≫ を書いたことで知られるM-1 ≪ Just You Just Me ≫などでは、都会的な大人の洒脱感に溢れており、一方で、昨年他界した彼の親友であるドラマー鳥山健明さんに捧げた M-4 ≪ My Love Song ≫ ではチェロのデイヴィッド・エッガーを迎え、透徹な音で静謐な空間を演出。さらに坂本九の名曲 ≪ 見上げてごらん夜の星を ≫ ではレコードのクリックノイズをわざとかぶせ、エインシャントなスタイルでピアノソロを披露したりと、多彩な試みを行っています。ちなみに今回は百々さん初のセルフ・プロデュースで、自己レーベル“ DO&DO ”からの発売です。 とにかく、曖昧なタッチが全くなく、自信に満ち溢れたフレーズが次々と溢れ出る様は圧巻です。そしてどこを切り取っても彼の個性が浮かび上がってきます。 やっぱり生存競争の激しいNYジャズ・シーンで生きていくためには、高度の演奏力だけではなく、どんなスタイルの楽曲でも、独自の世界観を提示することのできる真の独創性も必要不可欠なのでしょうね。 というわけで、新作発売記念ジャパン・ツアーが来週から始まります。全国14か所のライブハウスで行われる予定ですが、僕は11月5日にお茶の水NARU に観にいこうと思ってます。 百々 徹 / Do You Like Cappuccino ? 2008 DO&DO 百々 徹 (p) 中村 泰史 (b) ジョセフ・ルポール (b) ロドニー・グリーン (ds) デヴィッド・エッガー (cello)