日々の出来事を写真と共に

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

明治の佇まい

2014-11-01 | 時の話題
【2014.11.01(sat)】
廻船問屋の往時を偲ぶ..

・所用で米子に足を運んだ帰り道、気になっていた琴浦町出身の写真家“塩谷定好”氏の記念館を訪ねてみました。

・今春4/26に塩谷家(生家)の改修が終わりオープンされました。<塩谷定好写真記念館>


・場所は古い街並みの一角にあります。ナビに入れていたのに通り過ぎました。
記念館の中にあるカフェ“汐風通り”の“今日のお薦め”案内有り。

・1Fのギャラリーの様子。
丁度10/29~来年3/29まで「塩谷定好作品展・ふるさとの自然を慕うPartⅡ」が開催中。
海外での評価が高かった人らしい。
植田正治の才能を見出したことでも知られ、
両人が健在であった頃、正治氏は何度もここを訪れているとのこと。


・塩谷家は代々廻船問屋を営んでおられ、当時の生活ぶりが伺える造り。
1Fと2Fに十畳の客間があり、この地方においては他に見られない間取りになっている。
又、客間を通らずに、お茶などを運べるように廊下が工夫されている。

・2Fの螺鈿仕上げの床の間や、鉄刀木の床柱なども珍しい。
古いものは出来る限り残すような方針で改修がされたようです。

・この度整備された庭園。全体の改修費は5千万円程度であったとか。
個人事業としては中々難しく、国の補助も得てNPO法人の下で運営されている。


・Facebookの<NPO法人塩谷定好フォトプロジェクト>を見るとオープン前後の出来事や苦労された事などが書かれている。


・塩谷定好の写真集。もう中々手に入らないそう。

・当地では珍しい置き床が見られる。


・2Fのスタジオ。塩谷氏が実際に使用されていた場所、そして備品。

・愛用のカメラ。
他にもマニアが喜びそうな名機が何点か陳列されています。

・カフェとして使用されている1Fの一角。
家屋全体をこの春に文化財として申請されたそうです。
まさに明治の匂いが漂うかのよう。


・庭が眺められるように作られたカフェ。こちらの席に知事さんも座られたんですね。

・こちらのプロジェクトの関係者の方なんでしょうか。
事情に詳しい方にずっとついて説明して頂きました。
興味深い話が次々と語られ途切れることがありません。気付けばなんと1hも経っていました。

・車は無料の琴浦町駐車場(三度笠前広場)を利用させて貰う。

・駐車場の前には日本海が広がり、近辺は綺麗に整備されている。
菊港の防波堤に建つ「波しぐれ三度笠」の彫刻、
何かモアイ像にも似てユーモラス

・ソフトフォーカスが塩谷定好氏の作品の特徴だと初めて知りました。
写真は勿論ですが、明治時代に廻船問屋を生業とされていた家屋の構造や備品は一見の価値があると思います。

I felt like I went to old age.
See you.

I.O
コメント
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