嬉しい手紙をいただきました。 2016-08-30 23:48:19 | 日記 毎年夏に松本で開催される夏期学校。 今年はバッハのドッペル教室を担当させていただきましたが、受講された生徒から嬉しい手紙をいただきました。 私たちのレッスンやアドバイスが少しでも役に立てば嬉しい限りです。 これから先はどんどん素敵な曲、憧れの曲が出てきます。と同時に様々な要求も出てくることでしょう。 忙しくなる年代になってくるでしょうが、一つ一つ向き合い、少しずつ乗り越えて、これから出会う曲を仲間たちと楽しんで頂けるといいな。 またお会いできる日を楽しみにしてます。
押してもダメなら引いてみよう 2016-08-19 22:32:32 | 日記 レッスンでよく思うことなのですが、曲を弾いた事で練習した気になってしまう。 難しいと思うところもゆっくり弾いてお終いみたいな・・・。どこが、どうして難しいのだろう バイオリンもピアノ同様に右手と左手を分けて考え練習しなければならないのだけれど・・・。 一つの無窮動的な曲の練習で面白いのは、弓順をダウン・アップ逆さまにしてみる。 右回りは弾きやすいのに左回りになったら弾きにくくなることがよくあるけれど、これっていつも同じ方向でしか練習してないから、逆回転にしたら弾けなくなる。 私は左利きなので、学生時代は右手で字を書くことをよく要求されたので、どちらでもまあまあ書けた。しかし、右利きの人は左手で書くことがないので大変だろうと思う。でも物事訓練です。やらなければならない状況に追い込まれたら出来るようになるものである(逆に、そこまで追い込まれないとできない・・)。 普段の練習でも前からばかり見ないで、横向きは?案外、後ろから姿勢をチェックするのも気づきが多い。右回りが出来たら左回り。押してもダメなら引いてみる。 どこかの研究員になったつもりで色々と試す。ほぼ失敗に終わっても、ほんの些細なことでも発見があったときの喜び。この繰り返しなんだろうなと思う。失敗は次に繰り返さなければ良い。 やってはならないこと。それは何も考えずにただ曲を弾くこと。何でもいい、考え、試し、結果を得る。そこに新しい発見があったら楽しくなるだろうな。
夏期学校を終えて 2016-08-12 00:04:55 | 日記 夏期学校最終日にクラスの子供たちと記念撮影していただきました。 先生方の楽しい勉強になるレッスンに子供達も元気に応えてくれて3時間のレッスンもあっという間でとても楽しかったです。 写真はご父兄の了承を得ています。念のために。 また、松本に行ったら「かつ玄」。ここのとんかつは言うまでもなく、お新香や味噌汁もとても美味しい。お勧めにお店です。
ちょっと真面目に 2016-08-10 11:23:10 | 日記 夏期学校バイオリン科初日に、スズキ70周年記念コンサートの一部で私が指揮振りをする場面がありました。 大勢の生徒たちやご父兄、先生方の視線が刺さる中、ステージのど真ん中で生徒たちに合図を送りながら演奏する。しかも、合わせやテンポのズレ易い曲。 当然緊張します。「合わなかったらどうしよう。」「この合図で360度周りにいる子たちに伝わるだろうか。出だしが合わなかったらどうしよう。弾いてて間違えたらどうしよう・・・。」そんなネガティブな頭ばかり。 じゃあどうしよう。 周りの視線などは演奏には関係ない事だから気にしないように努めて、生徒たちへの合図の事だけ考え集中する。 合図の不安をなくすために、生徒たちが私の方に集中しているか感じ、出来るだけ大きく分かりやすく表現する。演奏も一音一音にズレが生じないようにテンポ感や、ダイナミクスも体を大きく使って伝える(声出せないですからね・・・)。刻一刻と演奏が進む中で今すべきことだけを一生懸命に考える。 要するに、今自分は何をすべきか。成功させる(失敗を防ぐ)ためにすべき事、準備すべき事、出来る事を整理する。 当然、緊張から足はガクガクするけれども、それ以上に、頭が今すべきことに集中できると何とか成功を収める(失敗を最小限に収める)ことが出来る気がします。 発表会でもなんでも、自分の能力、準備してきた以上のことはまず起きない。それ以下になるのが普通。じゃあ、自分の現時点での能力を自分で認め、能力を上げるためにどうしたらいいのかを考え知る。そして一番大切なのは、それをきちんと行動に起こす。多くの差は、「知ってる」「分かってる」で終わり、「やってる」になってない。やっていれば「出来る」に繋がっていく。その一つ一つの「出来る」の蓄積が自分自身の能力の向上、スキルアップになる。逆に、出来ると感じるまでやらなければダメ。 周りばかりを気にするのではなく自分を見つめるようになれたら成長出来る気がしました。ガンバって。