スズキ・メソード 清水尚志ヴァイオリン教室blog

~どの子も育つ、育て方ひとつ~

第3・第5ポジションの手の形

2023-02-24 23:21:43 | 日記


今までは第1ポジションでの指のパターンをアップしましたが、今度は第3・5ポジションをアップします。
手の形を崩す事なく移動するそのやり方、この極意(内緒です)は右手も同様なんです。また、第5ポジションは隣の弦の第1ポジションと同じ音(運指)なので理解し易い。もう一つ、手の形を変えずに移動出来る1番高いポジションです。この先からは腕、親指などを動かしながら移動します。あと一つ、ポジション上がる事で、少しずつ指の間隔が狭まります。ですので、ポジション移動が始まる前までに、音感は付けたいものですね。でないと混乱するでしょう。特にオクターブの練習を訓練する事で音感が良くなるようです。最終的には一弦で2オクターブ鳴らせる位までになりたいですね。

左手のパターン3.4.5まで一気に。

2023-02-21 23:50:36 | 日記


基本的な左手の指のパターンを5通り記載しました。
これらを上手に使い分けられる様になると素晴らしいですね。
逆に、これらが使えないと音程がとても不安定になります。
しかし、つまらない練習になりがちですよね。
という事で、スズキの教本は、音楽を楽しみながら左手のパターンの習得を狙ってます。

上達を目指す為に、沢山音楽を聴き、歌い、そしてバイオリンの左手の機能の練習が音楽を楽しみながら成されると、奏でる時に気持ち良い音が出せる可能性が高まりますね。まだ右手の練習もありますが…。

時間が取れたら、ポジションなどの画像も撮ってみます。

バイオリン左手(パターン2)

2023-02-18 17:33:13 | 日記

左手の指の配列(パターン1)がある程度作れて音が出せる様になったら、パターン2の練習が加わります。
前回の写真と指の配列が違う事に気付けると嬉しいですが。
この2つのパターンをしっかりと使い分ける事が出来る様になると、スズキ教則本1巻の習作の練習に入ります。そして、更に少しずつ新しいパターンを増やしていきます。
また、この2つのパターンによって中指(2指)の関節をを伸ばしたり曲げたりしている事に気付けると、この運動が後のビブラートに繋がることが理解できるようになります。
何気に練習している事ですが、鈴木先生は本当に深く考え作られた教則本なんだと改めて思います。そして新教本はその為に必要な練習方法や音階、指の練習が提示してあるのもありがたいですね。

バイオリン左手(パターン1)

2023-02-14 23:45:30 | 日記

バイオリンを習い始めて最初に習う左手の配列(形)パターン1
バイオリンはピアノと違い、ハ長調の弾き難い楽器という事を理解する事から始まります。
バイオリンのドの音はG線3指からかA線2指になる事。そこからの指の配列が複雑になるので、先ず、バイオリンの弾き易い、指の配列のし易い解放弦からの音階を勉強します。
そこでA線の解放弦(イ長調)、または、D線開放弦(ニ長調)からの曲から始まるのが望ましいのでしょう。スズキはイ長調からの音階と曲から始まります。この時の指の配列が写真(パターン1)のようになります。
ただ、懸念は調整がファ、ド、ソの3箇所にシャープが付いてしまうこと。ここを、3巻辺りから音階教本等の副教材で修正していく事が大切と思います。しかし、その頃には指の配列や音の認識も初歩と違い、進歩してますので、そんなに心配事では無いですね。
そして、初歩から聴音を少しずつ訓練します。先ずはA線ラの音と E線ミの音の認識。そこから少しずつ音を増やしていく事で、キチンと取り組んで下さる子は音の区別が付けられます。その先に絶対音感が身に付いていくのでしょう。
生まれつき絶対音感を持った天才児には今まで出会った事はありません。ほぼ幼少期からの訓練の度合いで、やればどの子もやった分だけ身につく事でしょう。

何事も繰り返しただけ身に付く。回数や時間で区切るのでは無く、出来た喜びが共有出来るまで繰り返す。
「急がず諦めず」バイオリンの練習から根気や能力が養われると良いですね。

バイオリン関連も高くなりました。

2023-02-06 09:53:46 | 日記


先日、弦が値上がりするとの一報を受け、少しだけ買い置きをしたのですが、ふと銀座で山野楽器に立ち寄ってみると、愛用のBAMケースの気になっていたモデルがあったので、店員さんとケースを眺めながら立ち話し。
価格を見て購入意欲が一瞬で消えました。BAMの角ケースはセールでも10万超え、定価は15万前後だったと思いますが、新作は定価25万近く。流石にケースに20万超という意識がなかったのでビックリしましたが、それはGEWAも同じで、1.5倍近い値上がりには怯みますよね。
肩当てもKUNのブラーヴォがやはり1.5倍近い。
恐らくは、バイオリンも弓も同様なのでしょうね。
値上がりの原因の一つは、やはり輸送料。輸入なので燃料の高騰など大きいのですね。一時の円安も一因でしょうか…。
燃料も円も安くなったら値上げしたものにも反映して欲しいのだけれど、一度上がったものが下がることは滅多にない気がするします。あくまでも個人の感想ですが。ただ、以前を知らなければ今の値段で納得してしまうのも面白い。

気分転換に、私愛用のバイオリンをアップします。
楽器選びは音と作りの良いものを判断で決めますが、作りの良し悪しは楽器商の目利きが信用できるかどうかに左右されそうですね。年に何度か楽器屋巡りをするのですが、毎回同じ物が陳列されている所は楽器の出入りがあまり無いのだろうなとか、やはり人の出入りも見てしまいます。また、どうしてもバイオリンを美術品のようにも眺めてしまうのは、その木目(虎杢)の美しさもありますね。ただ、木目で音は変わらないと思いますが、弾けなくても持っていたいという気持ち、理解できます。
私愛用の弓も、購入時に「ドクターのコレクションの一つ」だったと伺いました。確かに美しいです。
弓も材質の良し悪しありますからね。しかし高くなったな。以前を知る人間の独り言でした。