スズキ・メソード 清水尚志ヴァイオリン教室blog

~どの子も育つ、育て方ひとつ~

スズキトーンって?

2015-06-06 09:55:48 | 日記
指導者研究会から帰宅しました。
なかなか有意義なひと時でしたが、私達指導者として反省しなければならない要素も・・・。

結局は生徒の音程の不味さは、私達指導者の音程の悪さをそのまま受け継いでいるのだろうと思う。
子供たちの表現や解釈の足りなさ、つまり、演奏の不味さもそのまま指導者の不味さなんだろう。
生徒は先生の鏡だと実感です。

また、スズキのレッスンで度々聞く「スズキトーン」って何をもって言うのかよく迷っていたのですが、ある講義を聴講してスッキリしました。

言えることは、より多くの演奏家・先生・友達の音、演奏を聴く。そこから少しずつ自分の憧れる音、鳴らしたい音等を見つけましょう。見つかったら、あとはその音にどうやったら近づけるのかを創造すること。

一つの音だけを深く掘り下げて勉強する。これもとても大切なことかもしれません。しかし、若いうちは、より多くの音に触れ、知り、感じ、視野を広げることが重要と私自身は考えます。
そこから、その先に、その「この音」に的を絞り掘り下げていけば、自分の欲する音が鳴らせる。しかし、そう簡単には手には入らないでしょうが・・・。


エベレストは最高峰、でもマッターホルンもマナスルもモンブランも富士山もどれもが素晴らしい。
結局、自分はどの山登りを目指すかでしょうね。とりあえずは近くからね。