教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
試験勉強そっちのけで取り組んだ
第71期文演(18/10/13~12/8)アンケートからです。
きょうは、高1女子Tさん。
2019-01-10「できるだけ鮮烈なイメージを意識したら伸びた」のTさんです。
Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 松田先生から第70期の時に勧めていただいたが、日程が合わずこの期で受けることになった。伝えたいことをわかりやすく的確に書けるようになること、文章の内容を正確に読み取れるようになることを目的としていた。
文章を書くことについては、中学生になった頃から壁にぶつかることが増えた。定期考査の国語の記述式問題で「必要なことを書けてはいるけど、なんかわかりにくいから」と一点減点されたり、書いた文章の意味を正確に理解してもらえなかったり、文章がわかりにくいと評価されることが増えた。自分でも、書きたいことが書ききれない、伝えきれないもどかしさを感じることがあった。
私の学校では、全員必修の卒業研究がある。高2~高3の7月まで1年半かけて研究を行い、最低16,000字書き、提出しなければならない。読み手を説得させられる文章を書くことも求められる。大量のわかりにくい文章を生産したくはなかった。文演受講でヒントを得られるだろうと思い、受講を決めた。文章を読むことについては、速く読めるようになってきたが、正確に読み切れているかについて何となくの不安があった。上述の卒研のためにも、これからの勉強のためにも読み方をきちんと知りたかった。要約の課題があることを知っていたので、読む練習にもなるだろうと思った。
また、文演のアンケートを読み、文章を読むことがさらに面白くなりそうだという期待がもてた。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 プロの文章はとても緻密に書かれている。読者を引き込む情景描写、展開等、とてもかなわない部分は多い。 しかし、彼らのような文章は書けなくても、より伝わりやすい文章を書くための技術があることがわかった。何となく感覚的なところにたよって良い文章ができているのではなく、技術を身につければ一定レベルの文章が書けるのだと知った。文章は才能だというイメージを崩せた。
また、文章を書く技術は、量をこなすことによって身につけるというよりも、今回のように論理的に教わることができることに驚いた。教えていただいた技術の内容も、今まで知らなかったことが多かった。文章を書くときに意識することが変わった。ただ漫然と書くのではなく、明確な指針に基づいて書こうとすることができるようになった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」課題をもらってすぐに、2日間かけて文章を何度も読み返して要約を書いてみたところ、ほぼ750字ぴったりだった。長めの要約ができるだろうと予想し、あとから削ろうと思っていたため、どうすれば良いかわからなくてしばらく放置してしまった。その後、1回目の提出前に自分が書かなかったところは本当に必要ないか、無駄なことを書いていないか、文演で習ったミスをしていないかなどを自分なりにチェックし、修正した。
1回目の提出時に指摘していただいたことをもとに、最終提出に向けて修正した。指摘していただいたことで、自分の読みが甘いことを感じて、課題文を何度も読み返して読み落としがないか考えるとともに、文と文のつながりなどを意識して推敲した。定期試験直前に提出日があったが、試験勉強そっちのけで取り組んだ。
最終的には、自分の力でできる最善の要約だろうと思える状態で提出できた。第5回の授業で受講生のみなさんの要約をもらい、提出時の満足感が吹き飛んだ。相当書けていなかったのではないか思った。同じ文章を要約したはずなのに、人によって全然違うことに驚いた。自分が字数を割いたのにもかかわらずうまく説明しきれなかった部分を、簡潔にまとめている要約があり、尊敬した。
A.3-2「授業後」キーワードを落としていたし、自分が感覚的にしか読めていないことが露呈しているところもあった。あまり悩まず作ってしまった部分だった。悔しかった。
私がまったく意識できなかったところを、多く受講生の要約はクリアしていて、伝わりやすさへの意識が足りていなかったことがわかった。ほかの受講生の要約への講評も勉強になった。同じ文章の要約にも、それぞれの個性があって、よいところ、真似たいところがたくさんあった。指摘の中には、自分がたまたまやらなかっただけのミスや、意識しなかったポイントが多くあり、参考になった。
要約は書き手の力量を端的に示してしまう。これから要約を重ねて、読む力、書く力の両方を高めたい。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 「すぐに役立ち、かつずっと使える技術」を教えていただいて感謝している。本当に受講してよかった。
とても勉強になる授業だったにもかかわらず、予習不足で受けてしまった回があった。最終回前の第5回については、自分なりに予習したつもりだったが、授業を受けて、またほかの受講生を見て甘かったことがわかった。もったいなかったし、松田先生、ほかの受講生に申し訳なく思う。周りの受講生の方々の努力を見て、見習いたいと思った。
それでも、毎回の授業ごとに得られるものは沢山あった。今までの自分の文章に足りていなかったものがわかるようになった。今でも良い文章を書けるわけではないが、何を直すべきなのか自覚できた。目指すべき文章が見えてきたことも大きな収穫だった。吸収しきれなかった部分もあると思う。要約など文章を書きながら復習して、自分のものにしていくようにしたい。
周りの方々のレベルの高さも、とても刺激になった。第71期の受講生の方々に感謝している。
最後に、文演に誘ってくださり、充実した授業をしてくださった松田先生、ありがとうございました。
Tさんの宿題は、84/100というところでしょうか。
上手い大人から比べればもう少しの部分もありましたが、幹を取っていますから高得点になります
おととい日曜1限も速読にきていました。
これから勉強で忙しくなるかと思います。
ポツポツでかまいませんから、ずっと続けてほしいです。
来月9日からの第72期文演には、未成年はまだ1名。
明晰な大人たちの発言や挙措はどんなものか、若いうちに観てほしいです。
「試験勉強そっちのけで」受けても後悔はさせませんよー(途中SEG春期講習で1か月休みという変則日程ですが、宿題を検討する時間として使えますからラクです)。
高校生最優先で受けつけます
真
※Tさんは、東大理Ⅱに合格しました。
※クリエイト速読スクールHP
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