おさらい会、終わりました。
今年は、今まで以上に色々なドラマがありました。
年頃の時期を迎え、自分の進むべき道をみつけるため戸惑っているおねえちゃんを
一生懸命支えた妹さん。
(N先生は、こっそりその姿に涙していたようです‥)
今回の会で一区切り、と決めていたので、有終の美を飾ろう!と頑張っていたAさん、Bさん。
弾き終わって舞台袖に戻ってきたら、ぺろりと舌を出してました(笑)。
亡くなったパパを思い出し、本番直前で「パパがいない!」と泣き出しちゃったCちゃん。
弾く直前にしっかり立ち直り、完璧に弾き終えました。
ね、パパがちゃんと、ちゃーんと支えてくれたでしょ?
2度目の発表会のDちゃんは、舞台袖に戻ってきたらほっとしたのか、
涙がポロリ。。。
上手に弾いていたよ!
初めての発表会だったE君は、最後までどうしよう!と実は私も思っていた1人。
あーちゃんと同じ保育園なので、先生に相談していたほどです。
「大丈夫!ママも舞台にあげて、一緒に弾いてしまったら?」とアドバイスを頂き、
そうかも‥と思いなおしました。
ママも一緒にお辞儀をしてもらい、でも、あとは1人で頑張れて、えらかったね。
リトミッククラスのグループ演奏は、最後まで気をもんでいた私。
みんな、難しい課題に不安な気持ちにさせてしまったら、どうしよう!と実は
すごく、心配に思っていました。
こんな風に思ったのは、リトミッククラスの舞台が始まってから初めてのこと。
見に来ていただく音楽教室で同僚だった先生に、ポロリと本音を打ち明けてしまったとき、
「舞台の上に立ってるだけで、お母さん達は嬉しいんじゃないかな?」
と言ってくださった一言で、実は救われました。
どたばたでも、いいか!と腹をくくりましたので(笑)、楽しかったから、よかったね。
みんな、一生懸命、先生の顔を見て、頑張ってくれました。
親子連弾もまたいろんなエピソードがありました。
こんなにも大変なことを娘は毎年こなしていたのですね、と正直に感想を打ち明けて
くださったお父様もいました。
大勢の前で1人で音を紡ぐ、ということの難しさ、私も5年ぶりに味わいました。
私の先生は、ホームページでこんなことを書かれています。
『人様の前で弾くということは、暗い墓場にひとりで行って石をひとつ取ってくる、
あるいは、ひとつ見落としたらもうお終いという険しい山道を ひとりで集中して登り切る、
ということだと感じています。』
直前に行ったお稽古では、「もっと上から自分の演奏を見下ろしてみているようでなくちゃ」
とご指導を受けました。
それができたとき、自分がものすごい感動に包まれること、私も何度か経験があります。
その一瞬をまた味わいたいから本番に弾くのだ、と昨日再認識しました。
私を最後まで支えてくれたN先生、H先生、心から感謝しています。
ありがとうございました。
そして‥こんなにも、家族の「愛」を感じた会は初めてでした。
普段からみんなを見守ってくださるご家族の皆様、本当にありがとうございました。