ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

津南町の旅!・その1

2011-08-25 22:26:08 | Weblog
昨朝、薄日が射し、久しぶりにほんのちょっぴりのぞいた青空を眺めながら、地元の駅を出発、「新潟県・津南町」に向かいました!

大宮から上越新幹線に乗り込み、「越後湯沢駅」に着いたのが10時半。
天気予報では「雨模様」のはずでしたが、夏の青空と緑の山々が迎えてくれて、心の中で「やったーっ!」と叫んでおりました!
そして改札口までお迎えに来てくださっていた十日町おやこ劇場のSさんと、昨秋「おはなしの森」の公演で二日間、お世話になって以来、約一年ぶりの再会!
今回の旅は、Sさんが、お嬢さんの通われている学校の文教委員としての立場で実現してくださった公演です。

駅前からSさんの車で、津南町まで約40分の峠越え!
先月の「新潟・福島豪雨」で、十日町や津南町へのルートも各所で土砂崩れがあり、しばらくは交通がストップしていたし、またさらに、ここ数日の豪雨もあり、今回の公演が実現できるか本当に心配していたのです・・・!
実際、昨日まで雷が落ちたり、かなり悪天候が続いていたのだそうで、Sさんも「ホントに良かったですーーっ!」と!!
去年、私たちも帰路に超えたコース(日本三大峡谷と謳われる『清津峡』の近く)を逆に辿ったのですが、道路脇の復旧工事をしている場所が何か所もありました・・・。

懐かしい風景を眺めながらSさんと久しぶりのおしゃべりに花を咲かせているうちに、無事「県立津南中等教育学校」に到着しました!
6年前に開校した、県立の中高一貫教育の学校です。
Sさんは文教委員として、「この多感な年頃の人たちに、是非『賢治の世界』を届けて欲しい!」と熱心に皆さんに働きかけてくださって、先生方も快く、「初の取り組み」として実現してくださったのだそうです!

午後から2ステージ。
私一人での「読み語り」でしたが、中学生には「よだかの星」、高校生には「虔十公園林」を聴いていただきました。

各回とも、約200人の生徒さんたち!
さてさて、果たして集中してくれるかな・・・と、やはり心配もありましたが、初めの早口言葉遊びで、中高生どちらも熱心に参加してくれて笑いもいっぱいで、すっかり会場の緊張感がほぐれたようでした!!
私のほうが「一緒に遊んでくれてありがとう~!」と言いたい気持ち!^^

そして、私としては「中高生」の皆さんにこのようなスタイルで届けるのは初めての体験だったのですが、皆、最後まで真剣に聴いてくれて、「言葉」をしっかりと受け止めてくれている姿に、その素直な感性に、こちらが感動してしまいました!

生徒さんの中には、十日町市でのおやこ劇場の公演で出会った人もいたようですね!
そして保護者席にも懐かしいお顔が見えて・・・。おしゃべりはできませんでしたが、再会とっても嬉しかったです!


午後4時過ぎに学校を退出し、役員さんたちと少しおしゃべりをさせていただきましたが、皆さんも私と同じく、生徒さんたちの姿に感動されていたようでした! そして「取り組んで本当に良かった!!」と言ってくださって、私も「取り組んでくださって、こんな機会をいただけたこと」に心から感謝でした!!
校長先生はじめ、職員の皆様、そして文教委員の皆様、本当にありがとうございました!


皆さんとお別れした後、Sさんに送っていただき津南駅近くの宿へ。
温泉に入って、しばしリラックス・・・でしたが、実はもうひとつ、予定がありました!

おやこ劇場のTさんが関わっておられる教育委員会のボランティア「おはなしおかあさん」の研修会に、「講師」としてお招きいただいていたのでした!
夜7時から開始ということで、お迎えに来てくださったTさんと軽くお食事した後、急いで会場へ!
公民館の研修室に10人ほどのメンバーの方たちが待っていてくださいました。
かれこれ20年も続いている会なのだそうですが、新しい参加者の方もいて「改めて基本を!」ということで開催してくださった会でした!

初めてお会いする皆さんでしたが、「おはなし」大好きな思いは共通!
発声練習やら、言葉遊びやら、大きな声を出して大笑いしているうちに、すっかりお馴染みのような気持ちになってしまいました!
2時間の講座、あっという間に終わってしまって、お名残り惜しい気持ちでお別れしましたが・・・またお会いできることを願いつつ、皆さんも日々の活動、どうぞ頑張ってくださいね!!
終了後、若い参加者のお一人が、「去年の公演で、『だいじょうぶ』に感動したんです・・・!」と声をかけてくださってビックリ!    
この地域での繋がりが、少しずつでも広がっていることが、嬉しいことだなあとしみじみ思いました!!

また、Tさんと共に、初めてお会いしたEさんとも少しおしゃべりの時間を持てたのですが、素敵な絵本を紹介してくださったり
3月の震災でやはり大きな被害を受けた長野県栄村のボランティアとして通われていてそのお話も聞かせてくださったり、短い時間でしたが心がほっと温まる時間を過ごさせていただきました!

長い長い一日でしたが、宿の目の前を流れる信濃川の川音を聞きながら、静かな静かな夜・・・ぐっすり眠りについたのでした・・・


そして二日目の今日・・・
朝9時にTさんがお迎えに来てくださって、途中でSさんと合流し、お二人が私のために計画してくださっていたミニ・ツアーに出発しました・・・!!