ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

成人式で…!

2008-01-13 20:47:46 | Weblog
うっすらと雪化粧した秩父の山が青空に映えて、風は冷たかったけれど清々しい一日になりました。

きょうは、ときがわ町の成人式が「アスピアたまがわ」で行われ、私もお招きいただいて行って来ました。
約200人の成人の皆さんが晴れ着に身を包んで会場に続々と・・・。
やっぱり「若さ」って眩しいなあ・・・!
式も、とても温かな雰囲気で、地域の人たちに見守られて育ってきたんだなあ、ということが伝わってくるようでした。成人の記念品も若い彼らの意見を取り入れて決めたとか。
自分達のアルバムCDを作るのだそうです。

私は新成人の皆さんに「贈る詩」を語らせてもらいました。
私にとって初めての経験。
ご依頼があった時に、これから人生の渦の中を生きていく若い人たちにどんな詩を・・・と、あれこれさんざん思い悩んだのですが、谷川俊太郎さんの「生きる」を贈らせていただきました。

     生きているということ
     いま生きているということ
     それはのどがかわくということ
     木もれ陽がまぶしいということ
     ふっと或るメロディを思い出すということ
     くしゃみをすること
     あなたと手をつなぐこと
         ・
         ・
         ・
         ・
     生きているということ
     いま生きているということ
     鳥ははばたくということ
     かたつむりははうということ
     人は愛するということ
     あなたの手のぬくみ
     いのちということ


そして、「だいじょうぶ」も是非と言っていただき、どれだけの思いが届くかと心配でしたが、きょうは私の言葉で語らせていただきました。(谷川俊太郎さんの詩の後に、気が引けましたが、、、)

今日一歩を踏み出して、これから、長い時間をかけて「大人」になっていく皆さんに、何かにつまずいた時「一人じゃないこと」を思い出して欲しいし、「生きていること」を身体中で感じながら歩いていって欲しいなと願い精いっぱい語りました!
受け止めてもらえたのならうれしいな!