猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

盆でもNiiSでトレーニング、その後はキキと16年前「ヒゲ園長とキキ」の思い出話、夕食は盆らしく精進料理風で…

2023-08-15 07:25:05 | なっからさくい生活

昨日も、朝の9時には気温は31℃を超えていました。暑かったんです。でも、10時半にはクロスバイクで利根川を渡り、大友町のNiiSのジムへ向かってペダルを踏みました。中央大橋を渡るときには強い日差しを受けて汗をかいていました。まっこと暑い盆になりました。


道端にタカサゴユリが目立つようになりました。でも、これはタカサゴユリとテッポウユリの交配種のシンテッポウユリのようです。見分け方は、花びらの外側に紅紫の筋が縦方向に入るのがタカサゴユリで、ないのがシンテッポウユリって教えられています。写真の花には紅紫の筋がないですよね。

 
トレーニングを終えて外へ出ると、ますます見事な青空でした。強い日差しを受けながら、盆らしい料理のことを考えていました。雲みたいに白い「白和え」、うん、いいな、などと…。赤城山も山頂にわずかな雲が絡んでいるだけでした。

 
昼下がりの幸の池には全く人影がありませんでした。昨日の最高気温32.6℃を記録したころでした。でもね、中央駅の下流の桃井橋まで来たら、川下の南東方向に黒い雲が見えていました。天気予報では午後は傘マークがついてたんですけど、降るのかなって。

 

  
家に戻ってちょいと整理をしてたら懐かしい絵が出てきました。野村たかあきさんが描いてくれた籐で編んだ背負い籠に入っているキキです。キキはこの籠で私に背負われていろんなところへお出かけしていた猫なんです。

 <この絵、覚えているよ。2007年の5月に描いてもらったんだよ。6月から朝日新聞で連載が始まった「ヒゲ園長とキキ」の最初の回の挿絵だよ>、キキはちゃんと覚えているみたいでした。3月だったかな、るなぱあくの仕事が2年目を迎えようって時に、朝日新聞のS記者が「エッセイ書かない、キキとの日常を素材にして…」って誘ってくれたんです。


そして始まった隔週連載、「ヒゲ園長とキキ」の第一回は「以心伝心 街をのんびりと」でした。挿絵は30歳代の後半から仲良しになった野村たかあきさんが書いてくれることになったんです。ブログを始める前に、キキと私のコンビは新聞デビューしてたんです。

 <いろいろ面白かったいね…>、「一回目からしゃべっちまったからな…」、<新聞紙上で人間語でおしゃべりする猫って珍しかったみたいだね>、「滅多にいねえよ!」。この連載は翌年の4月まで続きました。キキと、野村たかあきさんがいなけりゃできなかったエッセイです。

 <COCOもさ、おヒゲと一緒に何か始めなさいな>、突然振られたCOCOは、ただただびっくらこいていました。

 


2時前から雨が降り始めました。降り始めた雨は、小一時間降り続いていったんやんだのですが、また4時過ぎに少し降りました。雨を見ながら、遅い昼食を作って食べていました。それから、盆らしい料理に取りかかりました。

 私が子どものころ近所の農家で新盆があると、団子を作っていました。盆の夜、「ぼ~んだ ぼ~んだ ちょうちんだ♪ おばけのちょうちん きえちゃった♪」と提灯持った子供たちが行くと、スイカや団子をごちそうになりました。お膳の上はたいていうどんだった気がしますね。

 これは、ほうれん草と人参の白和えを作るんで豆腐と調味料をブレンダーで混ぜてるとこです。白和えもごちそうになった記憶があります。うどんの汁にはいっぱい「こ」が入ってたいね… 

 白和えつくるのずいぶんひさしぶりでした。「こ」だくさんの冷たいうどんのつけ汁作って、揚げナスとがんもどきにて、ヤマトイモを磯部巻きにして、葉生姜用意して…。昔風の精進料理作りになりました。

 
5時近くになって雨はあがりました。雲が行った西の方はまだ暗かったのですが、東の空はすっかり明るさを取り戻していました。出来上がった精進料理風なのをユキ子さんに両親のところへ届けてもらいました。

 これに、茹でた吾作の細うどんをつけました。なんとなくお盆の雰囲気になったような気がします。

 


うどんの汁の中に入っている「具」のことを「こ」と呼びます。今回の冷たいうどん汁の「こ」は、人参、大根、シメジ、小ネギ、油揚げ、ミョウガです。いっぱい入るほどごちそうなんです。わりと薄味、「うどんはな、汁につけて食うんじゃダメ、そばとは違う、汁ごと食うの。汁と一緒に食わなきゃ旨かねえよ!」。宮城村の村長さんの吉田さんに教さったんだっけな…

 
葉生姜とトマト、それと胡麻豆腐です。汁に入っているのは「こ」と呼びますが、別におかず風に出されるものをうどんの「あて」と言います。うどん屋では天ぷらが主流ですが、普通の家ではいろいろでした。菜園で採れた野菜を、そのままだったり、茹でたり、煮たり、炒めたり、いろいろでしたね。

 
人参とほうれん草の白和えにはすき昆布も少し入れました。おいしくできました。がんもどきと揚げナスの煮物です。夏らしい煮物です。こんな具合で、群馬のお盆の食卓をやってみたのですが、いかがでしょうか。

今日は15日、78年前、私たちの国が戦争に負けたことを認めて降伏した日です。太平洋戦争とも日中戦争とも呼ばれるこの戦争の犠牲者数はいまだによくわかっていません。政府は、日本人の犠牲者は軍民あわせて310万人という見解を一応示しています。アジア全体では1800万人から2000万人の犠牲者がいたのではないかといわれています。その大半は、軍人や兵でなく、普通に暮らしていた人たちです。「戦う覚悟」のない私は、静かに追悼するだけです。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
それから、去る8月12日には、国立劇場で開催されました東京新聞主催の「第57回推薦名流舞踊大会」で、大和楽「鐘」を踊ってまいりました。遠路お越しいただいた皆さまに心から御礼申し上げます。


《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい


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