猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

COCOも、吉駒も、私も普通に年越しできそうです。この一年お世話になった皆さまに心から感謝申し上げて…

2022-12-31 07:24:52 | なっからさくい生活

2022年が終わります。
また一年、生き続けてきました。働いて、食べて、トレーニングして、感染症を予防して、街を歩きまわって、ブログを書き続けてきました。でも、どれ一つとっても一人で出来たことなんてなかったみたいです。お世話になり続けて来た皆さんにただただ感謝しています。

 
早く終わってくれることだけを祈り続けていたロシアのウクライナ侵略戦争は未だに終わる気配すら見えません。20年続いたベトナム戦争が、アメリカ国内を含む世界各地での反戦運動の高まりの中で1975年に終わりを迎えた時には、800万人ものベトナム人の生命を犠牲にしていました。私が30歳の時でした。あれから50年も経たないうちに、歴史の教訓を無視した侵略戦争が始められました。今年は、悲しい年になりました。


昨日の夕暮れです。東片貝町で夕日を眺めていました。京都で暮らす二男に正月料理を発送した帰り道でした。

 
昨日は、ユキ子さんは朝から家の片付けに精を出していました。私は、朝食後は正月料理の締めくくりとして二品作りました。一品は㉞貝柱の黄身焼き、ホタテ貝の貝柱に下味をつけて焼いて卵黄を焼き付けたものです。

 
最期の一品はカネコ種苗が開発したさつま芋、シルクスイートを使った㉟芋ようかんです。丸い棒状に成形しました。この芋ようかんで、正月料理35品を締めくくりました。自分で作った35品に、購入した鈴廣の紅白蒲鉾を加えて、今日お重に詰めます。わが家、ユキ子さんの両親ち、私の姉の家、二人の友人へのお裾分け、五つの盛り込みをします。

 

 
次は松飾り、三河町の「花こう」へ買いに行きました。西桐生行きの上毛電鉄の電車が青空の下を走って行きました。三河町の路地からは、まだ雪の残る赤城の荒山の峰が見えていました。この路地も人が住んでいる家が数軒になりました。来年は区画整理事業で様変わりするんだと思います。

 
玄関の軒柱に松飾りを取り付けました。上の方、梁に小さいのがくっついているのが見えるでしょ、ヤモリです。と言っても、家具職人の新井さんが彫ってくれた木彫りのヤモリです。生きているのは、もう冬眠に入っちまいました。猫窓から見たCOCOが、<風で飛んじゃわない?>って心配してくれましたけど、大丈夫ですよ。

 ついでに庭に水遣り、ユキノシタです。真冬でも小さな緑の葉が拡がっています。きれいです。

 

 
京都で暮らしている二男へ送る正月料理を整えました。冷蔵便で送りますので、ポリ袋やラップを使って夫々を包んで、プラスティック製の使い捨てのお重に詰めました。三段目には、柚子のジャムとママレード、それから大心堂の雷おこし「古代」を少し入れました。これを緩衝材で包んで段ボールの箱に入れて梱包しました。

 
そこへ郵便配達です。他の荷物と一緒に、(社)メノキからお便りとカレンダーが会員のCOCO宛に届きました。カレンダーは三輪途道さん作の蚕神猫像の写真です。わが家の玄関に置かれている蚕神猫ダルマの脇にも正月飾りを添えましたよ。

 

 
火が傾いたころに、ユキ子さんの車で宅配便の営業所に荷物の発送を頼みに行きました。発送はユキ子さんに任せて、私は田んぼの中から夕日を浴びている赤城山を眺めていました。田んぼの麦はずいぶん緑になってきていました。

 

 
夕食は手抜きをしないでちゃんと作りました。秩父の友人が送ってくれたクワイの素揚げです。ホタテ貝の貝柱の醤油焼きです。クワイおいしいですね、何に似ているかというと、食感は栗によく似ています。

 
しゃぶしゃぶ用の豚ロース肉の薄切りと海苔のミルフィーユカツです。歯が悪くても、食道がなくても全く心配のない、しかも栄養豊富な海苔入りのとんかつです。おいしいです。汁は春菊とねぎの味噌汁、ごはんは十六穀米です。「今年も毎日よく作ってきましたね」って、ユキ子さんが褒めてくれました。生きるために食べています。作っています。新しい年も同じにして行きます。

 


<今年もCOCOは無事に年を越せそうです。ヒゲもユキ子さんも普通に年越しできそうなので安心しています。この一年、お世話になった皆さんに、ヒゲになり代わりまして心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。新しい年が、どなた様にとっても素敵な年となりますようお祈りしています。そして、ロシアによるウクライナ戦争が一日でも早く終わりを迎えてくれることを望んでいます。平和がなによりなんです>

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
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第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい

 


ヒゲは昨日も正月料理づくり、手を動かしながらロシアのウクライナ侵略について「もし、トルストイが生きていたら…」と

2022-12-30 07:33:43 | なっからさくい生活

<ヒゲは昨日も正月料理づくり、朝ごはん食べ終わると解凍しておいた冷凍の甘エビ1㎏と冷凍のホタテ貝柱1㎏をこしらえ始めたんです。前日までに26品だったんで、昨日は27品目からになります>


<でね、料理しているヒゲに聞いたんです。今年一番心に残っていることは何だいって。そしたらさ、すぐに「ロシアのウクライナ侵略戦争」って答えが返ってきたいね。どうしてって聞くとさ、「オレが文字を読めるようになって、最初に読んだ記憶が残っているのはロシアのアファナーシエフの民話なんだ…」だって、分からんねえよね…>

 <最初にできたのが㉗伊達巻6本、卵1個に貝柱1個の割合で砕きまぜた卵液を焼いたんだいね。で、アファナーシェフに戻るけど、「次に記憶してるのが『イワンのバカ』、大きくなってから知ったんだけど、レフ・トルストイの作品だったんだ」、ロシアのウクライナ侵略とどう関係あるのかね。「『馬車に乗った熊』も読んだな。中学から高校にかけては、『人はなんで生きるか』とか『光のあるうち光の中を歩め』とか…、『人生論』、ずいぶん時間かかったけど『戦争と平和』、一生懸命読んだよ」だってさ、それがどうしたってんだいネ>

 
<次は甘エビ、㉘海老の鬼がラ焼き、ヒゲは甘エビで作ります。それから㉙甘エビのマリネ、甘エビを素揚げにしてドレッシングに漬け込んだのね。「高校のおしまいごろから大学にかけてはレーニンの翻訳も読んでいたな。『哲学ノート』とか『国家と革命』とか…、オレにとってはロシアは『知の巨人』の国だったんだよ…」、ふ~ん…>

 <それから、㉚牛肉巻、芯はさやいんげんだいね。「トルストイはフランスやイギリスの同盟軍とロシアが戦ったクリミア戦争(1853~56)に将校として参戦しているんだ。その時の体験から彼は『非暴力主義』をを主唱するようになったんだいネ。戦争の悲惨さ知って、問題解決の方法としての戦争は否定されなくてはいけないと考えたのだよ。この考えは日本にも伝わって、日露戦争に対する非戦論が生まれた…」だって>

 
<海老二品と牛肉巻を作り終えてると、ヒゲは養田鮮魚店へ出かけて行きました。ヒゲはロシア人のトルストイやレーニンからたくさんのことを勉強したらしいんだいね…。昨日は可燃ごみの年内最期の回収日、ヒゲが出かけるときもまだ回収車が来てなかった…>

 


広瀬川で顔見知りの白猫に出会いました。川岸から川の中を覗いていました。風が吹いていて、枯草が揺れていました。

 
川の中の堆積土砂に茂った枯れ草の中をしきりに気にしています。そのうち、身体を目いっぱい伸ばして、落っこっちまいそう、危ないよ。

 
飛び降りちまうのかなと思ったら、止めて下を見ながら岸を歩いて行きました。猫のやることは分からないやいね…

 河畔の柳の枝は大きく揺れていました。葉はもう半分以上散ったみたいです。もうちっとで、完全冬景色となります。

 

 
臨江閣土塁の松を眺め、広瀬川の相生橋の上から雪の赤城山を見ました。今日からまた寒波襲来みたい、赤城山の姿が変わります。

 
養田鮮魚店で注文しといたヒラメと加熱用の牡蠣を受け取って、ついでに夕食用の魚も買いました。「マルえもん」って殻付きの活き牡蠣が並んでいました。北海道の厚岸産の養殖カキ、もちろん生食できます。1個200円、安いです。「今年もお世話になりました、良いお年をお迎えください」、「こちらこそ、新年もよろしく」って年末の挨拶です。

 
大好きな風呂川の風景を眺め、柳原制水門を見て戻ってきました。いつも見ている風景なのですが、年末に見ると、来年も見たいななんて思うから不思議です。

 
遅い昼食は呑竜仲店のヤギカフェ、牛筋と玉ねぎのカレーをいただきました。飲み物のココナッツミルクは、ケサランパサランの里親さんからのおごり、ごちそうさまでした。後からいらした顔見知りさんとしばらくおしゃべりをして、先に外へ出ると、年の瀬の空を白い猫が走って行くのが見えました。

 

 
<ヒゲは、帰ってくるとすぐに持ち帰ったヒラメを昆布締めにしていました。日高昆布でサンドしてラップにくるまれた㉛ヒラメの昆布締めはすぐに冷蔵庫に仕舞われました。で、トルストイの話の続きを聞いたんだいね…。「オレに『非暴力主義』を教えてくれたんはトルストイだった。だから、トルストイを生んだロシアが侵略戦争を始めたのはあまりに悲しい出来事で、もしもトルストイが生きていたらって思うんだいネ…」というのです>

 
<それからヒゲは、㉜カキのしぐれ煮と、㉝椎茸の海老しんじょ詰の煮物を仕上げてたよ。作りながら、「今のロシアの人たちはトルストイを読まないのかなって、悲しくなる。クリミア戦争は『勝利者なき戦争』と言われた。歴史の教訓と人の生死をかけて生み出された『知』をロシア人は失っちまったのかなって…」と、ヒゲは言うのです>

 
<正月料理の仕事を終えて、32品まで作ったヒゲに、ウクライナ侵略はどうなると思うって聞いたらさ、「それは俺には分からない、一刻も早く終わってほしいと祈るだけだよ」って。なんかいい手はないのかね…、「戦争防止と平和維持のため国際連合もロシアによって無力化されてる、ベトナム戦争のように20年戦争にならないことを祈るしかないな…」、ヒゲの寂しい結論です。それからヒゲは、ユキ子さんの両親へ届ける夕食のおかずを作ってました。「今年最後のお刺身日、土曜日でないけどさ」だって、別に殻付きの活き牡蠣も用意してました>

 

 
わが家の夕食です。殻付きの活き牡蠣、おいしいです。刺身の盛り合わせは、いただき物のノドグロの昆布締め、マグロ、ヒラメの縁側です。

 
山芋の白菜キムチ和え、汁はアスパラ菜の卵とじです。
今日は、貝柱の黄身焼きと芋ようかんを作って、正月料理は35品で打ち止めにします。松飾をも飾らななりませんし、京都の二男のところへ正月料理を発送しなくてはなりません。いよいよ大詰めになりました。悲しかったこの一年も直終わりますが、悲しみは終わりません。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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ヒゲは総社神社へ御神札を請けに出かけたほかは、ずっと台所で正月料理で16品を仕上げて…

2022-12-29 07:16:27 | なっからさくい生活

<昨日のお天道さんは良かったいね。ぽかぽかで、優しくて…。ヒゲもお天道さんと遊んでりゃいいのに、朝飯食うとすぐにユキ子さんに車出してもらって出かけて行ったんだいネ>


<あとで聞いたらさ、元総社町の総社神社へお参りして、神棚に飾る新しい神札を請けて来たんだって。「総社神社は初詣の準備の追い込みだったよ」だって>


<戻ってきたヒゲは、自転車でJAファーマーズ朝日町店へちょいと買い物に行ってから、野菜と遊び始めたんだいネ。13種類あらいね、あらかたが煮物の材料らしいよ。秩父のお友だちから届いたクワイは皮をこそげて水にさらして、正幸寺の銀杏は鬼皮をむいて薄皮は茹でてからむくらしいやいね>

 <ヒゲはせっせせっせと働いてたけど、「猫の手を借りるほどじゃねえ!」って言うからさ、オレは日向ぼっこ。12時半ごろまで休みなく働いて、昼食休憩、2時ころからまた働いてたいね>

 <奥の寸胴鍋は、ローストポークを75℃~80℃で湯煎してるんだいネ。手前の沸騰しているのは戻した乾シイタケを煮ているの、右の鍋は野菜を茹でる湯を沸かしてるのかな。いずれにせよ、ガスコンロはフル稼働だいね>

 <昼からは、玄関脇の猫窓で見張り役をしてやったんさ。宅配便が来たいね、何が届いたのか分からなかってけど…。それから、ちょいと猫窓から離れてたらチャイムが鳴ってさ、今度は宅配便じゃなくて、家の中まで入ってきちまったんだ、ヒゲの知り合いのIさんが寄ってくれたのね>


<オレは初対面だったけど、男前だし、優しそうだし、金も持ってそうなんで、ここんとこは親愛の情を示しておいた方が得策と考えて、愛想よく応対したんだいネ。そしたら、「かわいいね、かわいいですね」だってさ>

 <ヒゲの作業は午後4時ごろに終わったみたい。道具片付けて、出来上がったのを保存容器に収めて…。そうそう、何を作ったか見てやってください。番号は昨日からの通し番号だから、⑪からだよ>

 

<⑪干しシイタケの含め煮、この干しシイタケは鳥山海苔店のおゆきさんからもらって来たんだいネ。⑫長芋の白煮、この長芋もおいただき物でカネコ種苗が開発したネバリスター、⑬昆布巻き、この昆布は亀泉町の関根昆布店で買って来たんですね>

 
<⑭叩き牛蒡、仕上げの段階で摺り胡麻で和えるらしいよ。⑮菜花の煮びたし、この花はアスパラ菜の花です。⑯里芋の煮転がし、野菜はいただき物以外は、JAファーマーズ朝日町店の直売所で買った前橋産の野菜です>

 
<⑰銀杏、三河町の正幸寺の本堂脇の大公孫樹の種です。⑱人参の梅煮、ヒゲが漬けた梅干しで煮たんだいネ。そして⑲クワイの含め煮、秩父で暮らしているお友だちが栽培して送ってくれた吹田クワイ、かわいいね…>

 
<里芋はさっき出て来たいね、一緒しているのは⑳蓮根煮、そして、㉑筍煮、蓮根と筍は前橋産でないよ。筍と一緒しているのは㉒凍み豆腐煮、福島県の立子山の凍み豆腐だいね、おいしいらしいよ>

 
㉓ローストポーク、オーブンで焼いたのではなくて、湯煎で低温調理してたいね。㉔数の子の醤油漬け、祝い肴です>

 
<㉕胡桃の飴煮、そして祝い肴の㉖田作り、昨日はここまで、16品を完成させました。これで終わりでなくて、明日もまだやるつもりでいます。>

 

 
<保存容器の山ができています。夕食後に、冷蔵庫の中を整理して、全部収容するって言ってました。大変なのですが、夕食もちゃんと作って食べてました。それなんで、ブログの記事はCOCOが引き受けたんです>

 

 
<夕食では、クワイの含め煮の試食をしてました。「不思議な食感だね、他のものにはない魅力だな…」だそうです。それから、鶏のモモ肉の鍬焼きです>

 
<お椀はとろろ汁、それと、キムチにモヤシのナムルでした。ネバリスターもおいしいらしいです、しきりとほめていました>

 <昼間ちょこっとお見えになった男前のIさん、忙し振りでおもてなしもしないでごめんなさい。今度はゆっくり遊びに来てください。お待ちしています…、ヒゲに特製弁当用意させるから、ランチなんかいかがですか?>

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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中央通はお天道さんの光のページェント、年の瀬特別です。正月料理づくり昨日は10品、今日はペースアップします

2022-12-28 06:58:23 | なっからさくい生活

年の瀬の昼下がり、中央通商店街です。お天道さんの年の瀬特別企画、光のページェントが開かれていました。毎年今ごろの昼下がり、この通で見ることのできるエコな光のショウです。


フラッグにも、人の背にも、勝手気ままに光が踊ります。今年も見ることができました。高度の低い冬の太陽がアーケードの隙間を通して光の束を送り込んできます。お天道さん主催の素敵な冬のイベントです。今日も見られるかもしれません。

 
裏通りで鉢植えのマンリョウに出会いました。真っ赤な実をつけていました。隣に、白い実のシロミノマンリョウも実りを迎えていました。

 
立川通の熊野神社には初詣の看板、ふく成には門松が設えられていました。となりの「みちした」であく取り網とユキ子さん用の水筒を買いました。「よいお年をお迎えください」って見送ってくれました。年の瀬です。

 

 
朝起きるとすぐに前日から煮汁に浸しておいた黒豆を煮始めました。朝食を食べて終えると、昆布出汁をとりました。昨日から、正月料理の作業が本格化しました。

 出汁をとった昆布で昆布巻きを作ります。芯を入れない、小さな昆布巻きです。煮るのは翌日、他の野菜と一緒です。

 
昆布出汁をとってから野菜に遊んでもらいました、大根、人参、蓮根、パプリカ、カリフラワー、赤大根、茶色いのは刻んだスルメを酒に浸しています。それと、ピクルス液に甘酢です。

 
昼に、花豆と黒豆の試食です。大丈夫、柔らかく炊き上げられました。煮崩れもしていません。一年一度の仕事ですけど、今年も失敗しなくて良かったです。昨日までにつくり上げた品を見ていただきます。

 これは25日に作った①金柑シロップ煮です。キンカンは前橋産です。

 
②花豆の含め煮、弘子さんからもらった中之条町(旧六合村)産の大粒の花豆です。③黒豆煮、祝い肴の一つ、平野屋米穀店で買った丹波産の黒豆を使いました。


④イカ人参、亡き父の故郷・福島の味、わが家では欠かすことのない正月料理です。⑤赤人参甘酢漬け。⑥カリフラワーのピクルス、カリフラワーはTさんからのいただき物です。⑦酢蓮根です。⑧干柿入り紅白なます、干柿は秩父で暮らす友人からのプレゼントです。

 
⑨身欠き鰊の有馬煮です。⑩揚げ麩の旨煮、水で戻した車麩を絞って卵液に浸して揚げてから煮ています。昨日までに、10品できました。今日はもう少し頑張らねば間に合いません。

 


道具を片付けたら1時過ぎてました。味噌ラーメンが食べたくなって、青井食堂へ行きました。ついでに、花豆の味見をしてもらったら、合格でした。広瀬川の柳は、風にゆさゆさと揺れていました。

 
良く晴れた冬の日、風は吹いていましたけれど寒気は収まって良い気分でした。歩いている人も、なんとなくゆったりしていて、いい感じでした。


赤城山の雪は融けずに残っています。上毛電鉄の電車が行きの赤城山目指して走って行きました。旧前橋二中跡地の風景です。

 

 
昨日は夕食づくりを休みにさせてもらいました。今日と明日、少々ハードになるものですから。ユキ子さんと一緒に街へピザを食べに行きました。写真はクワトロフォルマッジョです。チーズだけのピザ、好きなんです。家に戻ると、留守番頼んだCOCOが神妙な顔で出迎えました。何かあったのかな、調べたのですが痕跡も見つかりません、なにをいたずらしたのかな…。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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NiiSでトレーニング、行きは太陽の鐘が歌う「風が吹く」を聴き、帰路は恭次郎の墓参り、煮豆スタートでCOCOマメ第6回です

2022-12-27 07:22:09 | なっからさくい生活

昨日は10時半からNiiSでトレーニング、運動着に自転車用の防寒着を着てクロスバイクで出かけました。まずは太陽の鐘に朝のご挨拶に寄りました。「おはようございます。だいぶ風が冷たくなりましたね…」、「風の音を聴いていると歌いたくなるのだよ…」


 オレが生まれたこの村は 海山千里に風が吹く
   さらばさらばと風が吹く 風は鳴り鳴り吹いて来る 

 

 
松飾りを売る露店が出ている立川通を西へ、利根川を渡ってCOCOがお世話になっている狩野動物病院の前を通って、NiiSへ。昨日は向かい風でしたが20分で着きました。年内のトレーニングは昨日でおしまい、新年は6日からです。

 

 帰りは滝川沿いを下って群馬大橋を渡って帰ることにしました。来るときに太陽の鐘が歌ってくれた歌は、竹中労さんが作詞した『風が吹く』ですよね。野口雨情の詩集『都会と田園』(1919年刊)に収められている「風が吹く」という詩をもとにして竹中労さんが手を入れた歌詞なのです。

 
川沿いの住宅の庭でロウバイの花が咲いていました。
  山の方から風が吹く 広い河原の
  砂利(ざり)石に 風は鳴り鳴り吹いて来る
野口雨情の詩の一節です。「風が吹く」のことは、2013年1月31日に書きました。よかったら読んでやってください。

 

 群馬大橋近くに林倉寺という寺があります。立ち寄りました。この寺に、萩原恭次郎の養家・金井家の墓所があって、恭次郎はそこに眠っています。

 
墓所には恭次郎の詩碑が建てられています。「嚴寒の底におれ達は春のやうに燃えてゐる」って叫び声が、聞こえるような気がしました。

 
群馬大橋の袂から見る利根川の向こうにも、本町通の交差点のビルの間にも、厳寒の赤城山の姿がありました。風に押されて家に戻りました。

 

 

 <家に戻って来たヒゲは正月料理の支度にかかりました。それなんで《MKさんへCOCOマメ》第6回です

    MKさんへのCOCOマメ 
<第6回は黒豆の煮方です。家へ帰って来たヒゲは平野屋米穀店で買ってきておいた上等の丹波黒豆を持ち出して、洗い始めたんです。

 洗った黒豆はざるにあげて水切りしていました。それから、鍋の水を沸かして、砂糖を加えて煮溶かし、ちょっぴり醬油も入れてコンロから降ろしました。分量は、黒豆250gに、水2リットル、砂糖200g、醤油大さじ1杯。

 砂糖を溶かした煮汁に黒豆を入れ、さび釘も入れました。「このまま、半日ぐらいほったらかしとくんだいネ、そうすると黒豆が戻るから…」だって。豆煮るのは時間がかかるんですね。待ってられないので、この先のことは、2014年12月26日の「おヒゲの黒豆の煮方です キキの料理教室第14回」を見てください。これから黒豆を煮る方は参考にしてくださいな。COCOマメ第6回はここまでです>

 

 
二日前から水に浸してきたハナマメの皮は十分に伸びたみたいです。でかい豆がさらにデカくなりました。水煮をスタート、沸騰させて水替えして、また沸騰させて水替えして、昨日は4回茹でこぼして5回目から弱火で7時間ほど茹でて、砂糖を加えて2時間ほど煮ました。

 
身欠き鰊を水に浸けて戻し始めました。これも丸1日はかかりそうです。塩数の子の塩抜きも始めました。しっかり塩を抜くのには1日以上必要げです。のんびりゆきます。

 

 COCOマメやった後のCOCOが、<おい、NiiSの中のようす見せてくれよ…>って言いだしました。


「NiiSの中の写真だよ。トレーナーと1対1でトレーニングするパーソナルジムだから、マシーンはなくて、マルチパワーラックとベンチ、ダンベル、バーベルとウエイトプレートなんかが用意されてるよ」、<お前もあんなデカいプレート使うのか?>

  <オレはジジイだから、20㎏のバーベルだけ、プレートは付けないで、ベンチプレスしたり、スクアットしたりなんだいね>、「あ~ね、納得!」、「それから、インボディーっていう体成分分析装置もあるんだよ」、<なんだい、そりゃ?>、「今日の測定結果見せるよ」


「身体の成分である水分、タンパク、ミネラル、脂肪を電気的に測定して評価してくれるんだいネ。鈴木トレーナーはこの結果を見ながら指導してくれるんだよ。オレの測定結果は体重、筋肉量、体脂肪量すべて『標準』の範囲内、100点満点で80点の好成績だよ」、<ふ~ん、どうしてそんなにいいのかな>、「努力の賜物だい!」。<嘘! 鈴木さんのおかげじゃないか!>。

 


食べもんも努力の一つです。昨日の夕食は大根入りの麻婆豆腐、サイコロに切って柔らかにゆでた大根を豆腐とともに使いました。大根おいしいです。

 
サラダはモヤシ、レタス、トマトを椎茸入りの肉味噌でいただきました。それと、大根のネギ炒めです。塩味です。飯は十六穀米、おいしく食べられました。

今日は、イカ人参や赤大根の酢漬け、ピクルスなんかを仕込みます。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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