猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

『つむじ曲がりな猫物語』をキキと最後に散歩した広場前の「ブックのボックス」に寄付、『ヒゲ園長とキキ』を書く勇気をもらった懐かしの本…

2024-06-30 07:20:38 | なっからさくい生活

懐かしい本を一冊もって週末の街へ出かけました。『つむじ曲がりな猫物語』(クリーブランド・エイモリー著、相原真理子訳、二見書房1992年刊)です。すごく懐かしい本なのですが、手放すことにしたんです。

     
行った先は、中央イベント広場前の「ブックのボックス」です。本を介して人と人のつながりができるといいなっていうものすごくアナログな試みをしている人たちが前橋の街にもいるのです。そいで、お手伝いしています。

     
備え付けのノートをひらくと、毎日どなたかが本を借りたり読んだりしているのが分かります。そして、新たな本が寄付されてもいます。昨日はイベント広場でともだちと待ち合わせをしていたので、建築家の竹原義二の作品集『無有』(竹原義二著、絹巻豊写真、学芸出版刊)を借り出してイベント広場で見ていました。

 寄付した『つむじ曲がりな猫物語』は1980年代に全米でベストセラーになったエッセイ『ニューヨーク猫物語』の10年後の続編、クリーブランド・エイモリーとシロ猫の素敵な会話が楽しい本です。私の家にキキと名付けた野良猫が住み着いて一緒に暮らすようになった25年前、猫を知らない私が猫を知るために片っ端から読んだ猫本の中で、飛び切り優れていた一冊なんです。この本を見っけたのは、三俣町の古本屋『山猫館書房』でした。

     
キキは私の肩に乗って街を散歩する猫でした。2015年12月10日、キキは「ブックのボックス」が置かれている向かいのイベント広場を散歩してました。この日、キキは獣医から腎不全を宣告され、余命いくばくもないことを知らされました。この散歩が彼女の最後の街歩きになりました。推定享年20歳、私と17年以上付き合ってくれた猫です。そいで、ここへ来る前に、キキとよく寄せてもらったリバティーでお茶してきました。私一人で…

 

     
朝から強い夏の日差しが届いていました。9時半、JAファーマーズ朝日町店へ買い出しに行ったとき、榛名山の上には入道雲が沸き上がって山を隠していました。しっかり夏です。

     
こども公園の木立も夏の日差しを浴びていました。木立の間から見えるはずの赤城山は雲に包まれて姿を見せてくれていませんでした。広場には元気な子どもたちの姿がありました。

 

     
家事をして、胡桃ちりめんなんかを作ってから、『つむじ曲がりな猫物語』を持って街へ出ました。広瀬川の十六本堰の脇を通ったら、川の流量が最大になっていました。分水された端気川の余水吐きの堤ぎりぎりまで水位が上がっていました。下流の田んぼの田植えが最盛期を迎えているんです。馬場川沿いの路地もギラギラしてました。

     
三河町で満開になったムクゲに出会いました。ムクゲらしいムクゲの花です。万葉集で詠われている『あさがほ(朝顔)』はこのムクゲだという説がありますが、キキョウだとする説もあって、どっちなのか私には分かりません。でもね、万葉集のあさがほの歌はすごいです。

  臥(こ)いまろび 恋ひは死ぬとも いちしろく 色には出(い)でじ 朝顔(あさがほ)の花

訳すとさ、「のたうちまわって恋焦がれてくたばっちまっても構やしないんだけど、人には知られたくねえから顔には出さないんだいね、オレは朝顔じゃねえ…」。こんな恋してみたいねと、数え80歳のジジイは思うわけです。

      
ムクゲの隣に紫色の花が咲き始めていました。これはね、ようこさんに教えてもらった花で、海岸に群生しているハマゴウって木なんです。美しい花です。私は砂浜に群生しているハマゴウを見たことはありません。観音寺市の群生地は「有明浜の海浜植物」、いいですよ、 「続 曇りのち快晴」の「ハマゴウ咲く… 小泉八雲の焼津の浜」も面白い、覗いて見てください。

 

     
平野屋米穀店で買い物して、用足ししてから青井食堂で冷やし中華食べて、それからもう一軒寄り道してリバティーへ、そこから「ブックのボックス」へ行って、イベント広場でともだちに会って…。こんな花にも出会いました。ネムの花にそっくりですけど違うみたいです。トキワネムという南米原産の別な種類の植物のようです。

    
家に戻ってきたら赤城山が姿を見せてくれていました。上毛電鉄線の電車が山に向かって走って行きました。

 

 家に戻るとCOCOは居間の床に腹を押し付けていました。「腹冷やしてんのか?」、<二階で寝てたらアチくてさ…>、「冷やし過ぎんなよ」、<あ~ね>

 <それよかさ、『つむじ曲がりな猫物語』を手放したんだね>、「うん、キキとの思い出の場所に近いとこへ置いときたくなってね」、<あの本に影響されて、朝日新聞に『ヒゲ園長とキキ』を書いたんじゃねえのか?>、「S記者からエッセイの話もらった時さ、『つむじ曲がり…』を思い出して、俺にも書けるかもしれないって思ったんだいね。真似したわけではないけど、書く勇気もらったいね」、<あ~ね>。ゆっくり休んでから、夕食の支度をしました。

 

     
ユキ子さんが夕食のおかずをもって母さんちへ出かけたのは夜の7時過ぎでした。魚のサヤインゲンの煮つけと、野菜の酢の物と、ナスとピーマンの油味噌、そして青シソの醤油漬けです。汁は青ネギと椎茸の卵とじでした。

     
私はひとり飯です。魚の煮つけはカジキマグロと二日前に叩きにしたカツオの切れ端を煮て保存していたの一緒に盛りましたを。カツオの方が濃い目の味に炊いてありました。酢の物は、長芋、シメジ、トマト、青シソ、オカヒジキを保存している柚子ポン酢で和えました。義母さんもおいしく食べてくれたみたいです。


『つむじ曲がりな猫物語』を楽しく読んでいた私が2007年6月から朝日新聞県版に連載したエッセーはこんなものでした。絵本作家の野村たかあきさんが挿絵を引き受けてくれたのもずいぶん昔のことになりました。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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NiiSへ行く途中、雨に打たれて萎れているねむの花に出会いました。夕食に作った新タマネギのポタージュおいしかったです。

2024-06-29 07:13:56 | なっからさくい生活

朝から雨が降っていました。金曜日の11時からはNiiSでトレーニング、10時半ごろレインウエアーを着てネオンライム号で出かけました。桃井橋から見る雨の広瀬川、何となく薄暗かったです。

     
中央前橋駅の対岸でネムの花が咲いていました。雨に打たれてぐしゃぐしゃになってました。もうちっとねむの花らしく咲いてくれてるのないのかなと自転車を停めて探してみたら…

     
上向いて咲いているのが一つだけありました。そいで思い出したんです、芭蕉が雨に打たれてねむの花を詠んでいたなって。

      象潟や 雨に西施(せいし)が ねぶの花

『奥の細道』にある句です。芭蕉は雨降る秋田の象潟の岸でねむの花を見ていたようです。雨に萎れたねむの花を中国の絶世の美女「西施」が眉をひそめてうつ向いている姿に例えています。雨中のねむの花です。

 

     
朝食後の一仕事は漬物の点検でした。シバ漬けの桶を開けると、漬け液はまだ黒っぽく、乳酸発酵は始まっていません。漬け液の表面に細かい泡が塊になっています。私の影響でしば漬けを始めたIさんが「蟹が住み着いた!」って表現した眺めです。植物乳酸菌は糖質を乳酸と炭酸ガスに分解しますので、繁殖過程で炭酸ガスが出るんです。泡の表面にカビ菌が付くのを心配してアク取り網ですくって捨てています。

     
梅漬けの方の漬け液はきれいなシソ色に染まっています。梅を一個取り出して見てみました。もうこんなにきれいになっています。でもまだまだ漬かっていません、7月末までカビ防止をしながら見守って行きます。

 10時半ごろ、支度をして出かけようとするとCOCOが<気をつけて行って来いよ>だって。昼寝していると思ったら、気を使ってるんだいね。

 

     
まち中はみんな傘をさして歩いていました。スリップしやすいので気をつけてゆっくりとペダルを踏みました。

     
前橋公園には人の姿がありませんでした。利根川も釣り人の姿もなく静かに流れていました。NiiSでは、鈴木トレーナーが私の腰の状態を気にしたみたい、それと脚を使った運動が多かったです。くたぶれました。今朝、起床後に、肩、腰、下肢のマッサージを入念にしました。

 

    
ジムの前を流れる滝川です。雨の降る中を水面に一羽のカルガモが泳いでいました。こないだ幼鳥を引き連れていたカルガモかな…

     
近くに行ってみると、体の大きさからみて成鳥です。幼鳥はいないのかなってアシの茂みを丁寧に見ていったら、いました、いました、身体の小さなカルガモが茂みの中で寝てました。

     
古市堰の下の余水吐きでは、利根川に放流される水が堰堤を超え、滝となって余水路に流れ込んでいました。雨の滝川の風景です。

     
群馬大橋から見た利根川です。ちょっと先の方は雨でけむってしまっていました。グリーンドームもすっかりぼやけています。川の中を覗くと、瀬の大きな石の上にカワウが止まっていました。

 

     
雨に濡れて家に戻ると、「気をつけて行って来いよ」と送り出してくれたCOCOは、丸くなって昼寝中、声をかけても目を覚ましませんでした。心配なんかしていなかったようでした。午後は、私もしっかり身体を休めました。

 

     
夕食のおかずは、豚のヒレ肉のピカタ、ズッキーニとサヤインゲンのソテーとニンジンのグラッセを添えました。サラダはキュウリ、レタス、新タマネギ、トマトをハニーマスタードソースで和えました。スープは、冷たい新タマネギのポタージュでした。

     
新タマネギのポタージュ、私の一人飯でのです。Sさんにもらった新タマネギを薄切りにして、弱火で焦がさないように時間をかけてしっかり炒め、それを煮込んで、フードブレーカーで撹拌して漉して、ミルクを加えてポタージュにしました。新タマネギの甘さがとってもおいしかったです。ごちそうさまでした。

今日は天気が回復しています。何しようかな…

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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オオバギボウシ・コムラサキ・ハニーサックル・ヒオウギスイセン・ヤブカンゾウ・ムクゲ・ハンゲショウ・タケニグサ・ヨウシュヤマゴボウ、昨日見た花…

2024-06-28 07:12:52 | なっからさくい生活

吉駒の稽古場の内玄関、暖簾の前の花が庭から摘んできたオオバギボウシの花になりました。今年もたくさんの花を咲かせてくれていますので切り花にもなってもらっています。すっかり夏です。

     
COCOはまだ換毛期です。朝食後の一仕事、まずはCOCOのブラッシングです。グルーミンググローブでこすってやると、まだこんなに抜け毛が取れます。7月まで続けてないといけないみたいです。<面倒かけらいね…>だって。

     
次は、いただきもののバナナを冷凍しました。しっかり熟して美味しくなったバナナ、おいしさを保存し、冷たくしていただくことにしました。輪切りにして、空気に触れないようにラップでくるんで、保存袋に入れて冷凍しちゃいます。食べるときは、凍ったままか、半解凍状態でいただきます。冷たいのもおいしいですよ。

 

     
昨日は休養日でしたので、昼近くになってから岩神の養田鮮魚店へ魚を買いに買い物用自転車で出かけました。気温は29℃ほどでしたが、とても蒸し暑く感じました。広瀬川沿いの道は、川風が吹き抜けていてほっとします。閑でしたからいつもと違う道を遠回りして行きました。いろんな花に出会いましたんで、ご覧いただきます。

 

 最初に出会ったのはコムラサキの花です。米粒ほどの丸っこい蕾がパッと開くと、小さいけれどもにぎやかな花盛りになります。うすいピンクの色合いもいいですね。

     
派手なのにも出会いました。ハニーサックルと英名で呼ばれている園芸種のスイカズラです。日本からヨーロッパに渡って向こうで品種改良された人気者だそうです。派手ですね。

    
昭和町3丁目の路地です。昔、パティーと名付けた愛犬と散歩した道です。この狭い路地をまっすぐ行くと群馬大医学医学部に出ます。

     
道端のドクダミはもう白い花が見えません。花が終わって実になっていました。アジサイの下にいるのはヒオウギスイセンですよね、オレンジ色の花を咲かせ始めていました。

    
旧前橋地方気象台脇の路地です。気象台がここにあった頃は、低い石積みの上にカラタチの生垣が続いていました。今はフェンスになっちまって。パティーはここに来ると、石垣の上に飛び乗って歩いていました。

    
広瀬川沿いに出ると、道端にはヤブカンゾウが咲いていました。稲荷橋を渡って岩神町へ入ると八重咲のムクゲがもう散り始めていました。「ヒゲおじさん厨房に入る」を朝日新聞に連載していた時、若い女性記者に「道端の植物の名前を知りたがっているのはサトウさんぐらいです!」と断定的に非難されたことを思い出していました。

     
岩神町にはこんな路地も残っています。コラムの原稿に道端に生えている草や木のことを書くと、「(食べ物のコラムに)道端の草の話は余分です!」と訂正を求められました。拒んで、何故草木のことを書き込んだかを説明したら、「道端の花の名前を知りたがっているのはサトウさんぐらい…」という絶望的な宣告をされました。執筆を辞めた理由はいくつもあるのですが、これもその一つになりました。もう15年も前のことです。

 

     
「海の天気が悪くて魚が来ません!」、養田鮮魚店のご主人は私の顔を見るなりぼやきました。でも、カツオがいました。腹身ををもらいました。ホッキガイとカジキマグロの切り身も。それからアジアパンによって昼食用のパンを買いました。そして、またお花見散歩です。

 

     
岩神町の路地で花を咲かせているハンゲショウ(半夏生)に出会いました。花房ができるとその近くの葉が緑色から白く変色するんですね。不思議な植物です。ドクダミの仲間で地下茎で増えるんですね。

     
広瀬川の相生橋まで来て思い出したことがあって、柳原制水門脇を抜けて臨江閣北側の土塁脇の道へ回りました。この石垣で、探したんです。ナエシロイチゴ(苗代苺)の赤い実が見られるかもしれないって…

    
こんなんしか見っかりませんでした、残念です。鳥が食べていった痕と、鳥も食べない出来損ないの実しか残っていませんでした。よそで探してみましょう。

 

     
千代田町1丁目まで来て空地の前で止まり、自転車を降りて、歩いて空地の中へ入らせてもらいました。

     
木造の家の前の丈の高い草はタケニグサですね。面白い花なんですよ、細長い白いのは開花前で白い萼(がく)片に包まれています。会かと同時にこの萼片は散り落ちちゃって、もしゃもしゃした糸状の花が咲きます。花びらがないんです、たくさんの雄しべが綿毛みたいに見えます。

     
隣はヨウシュヤマゴボウ、外来植物です。これまた花弁のない花です。小さい白い花びらみたいなのが5枚見えますが、これは萼片です。小さな花です。花が終わると緑の実がなります。秋には紫色に熟します。

     
「ひろ子」に寄ってお茶を出してもらって、アジアパンで買ったパンを食べました。2時過ぎの遅い昼食でした。三河町の空き地ではカゼグサノ穂が緩やかな風に揺れていました。蒸し暑いお花見、どうだってよいことなのかもしれませんが私の大事な暮らしの一部です。

 

     
出かけるときに居間のエアコンのスイッチを入れておきました。COCOは丸形爪とぎの上に丸くなって寝ていました。私が近づいても目を覚ましませんでした。

 

     
夕食はカツオのたたきと、ホッキガイのヌタ、汁は黒バラ海苔とホウレンソウです。カツオもホッキガイもおいしかったです。ユキ子さんは義母さんと一緒に食べるので同じものを器に詰めて運んで行きました。

     
カツオの腹身は炙ってたたきにしました。新タマネギとキュウリを敷いて、ニンニクとおろし生姜を盛って、土佐酢をかけていただきました。ホッキガイは開いてきれいにしてから湯通しして、焼きネギを添えて辛子酢味噌でいただきました。いいですね。

眼を覚ましたら外は雨、窓から見える道に傘を差して散歩する人の姿がありました。レインウエアーを着てNiiSへ行ってきます。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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前橋ミナミ眼科へ、田植え真っ最中の朝倉田んぼを抜けて、検診結果は異常なしでほっとしています。

2024-06-27 07:04:32 | なっからさくい生活

前橋ミナミ眼科で眼の検診を受けました。前橋ミナミ眼科の前の田んぼは田植えの真っ最中でした。検査は3ヶ月ぶり、視力、眼圧、視野、眼底撮映の四つの検査を受けました。

     
検査結果は四つとも問題なしでした。視力も変化なし、眼圧も正常、視野は欠損部分があるのですがそれは若き日からで変化なし、そして眼底や神経の状態も良好とのことでした。緑内障の恐れがあるのと、中学3年のときに神経炎で一時的に視力を失いかけた経験があるものですから、継続して検診を受けてます。次回は10月です。帰りに通りかかった菜園に咲いていたユリの花です。

 

     
「どうだい、自転車で行って大丈夫かね?」、猫窓から外を見ているCOCOに尋ねました。<気温は昨日までよりは低そうだいね、30℃ぐらいかな。風が強いやね、北風だいね…。どこ行くんだい?>、「宮地町の前橋ミナミ眼科へ」、<距離はどのくらいだい?>、「片道6.5kmってとこかな」、「往きは良いけどさ、帰りは向かい風だぜ、飲み水用意してった方がいいやいね>。

 というわけで、ネオンライム号で行くことにして身支度を整え、水筒を持って出かけようとすると、<漬けもんはさ、オレが見張っててやるから安心して行ってこいや!>だって。ありがたき言葉です。

 

     
まずは広瀬川沿いを下流に向かいます。天川町を過ぎたところで川沿いから離れ、朝倉町のわかば小学校脇を抜けて前橋赤十字病院の東側を南へ向かうことにしました。追い風なのでらくちん、アシストを切ってペダルを踏みました。

     
道端に白い花が咲いていました。止まって見ると、ソバの花でした。誰かが栽培しているのかな、それとも勝手に生えてきちゃったのかな。

 

     
わかば小学校を過ぎて朝倉田んぼにはいると、前橋赤十字病院が水に浮かぶ輸送船みたいに見えました。病院の北側はもうほとんど田植えを終えていました。田んぼの水面に風が文様を描いていました。

     
5年前の今ごろは前橋日赤の病室にいました。手術による10㎏を超える体重減少、それも大半が筋肉の減少という事態に直面してました。病院を横目で見ながら自転車のペダルを踏んで通り過ぎることなんか想像もできない状態でした。朝倉田んぼの早苗田を眺めるのも、退院後5回目になったんだなって、独りで感慨にふけっちゃいました。

 

     
前橋赤十字病院の南ではまだ田植えをしていました。代掻きしている田んぼもありました。もう少し南へ下って県道高崎駒形線近くまで来ると、まだ水が引き込まれていない田んぼも残っていました。赤城山はぼんやりともやっていました。

     
そいで、前橋ミナミ眼科へ着くと向かいの田んぼは田植えの真っ最中でした。その向こうに榛名山の姿がうすぼんやりと見えていました。気温はCOCOが言ってた通り30℃近くまであがってきていたみたいです。でも、風のおかげで感じる暑さはずいぶん内輪でした。

 

     
帰りは、前橋南高校の脇を抜けて六供町から前橋駅に出ました。駅の入り口に置かれた「駅ピアノ」を弾いている男の子がいました。タブレットに出した譜面を見ながら演奏していました。構内の物産店「ヴェントまえばし」でちょいと買い物、石田製麺の「地粉うどん」、赤城フーズの「UMEアイススラリー」、根岸物産の「前橋ラーメン」を買い込みました。往復15㎞ほど走りました。

 

     
家に戻って一休みしてから、自転車を乗り換えて青井食堂へ昼食を食べに出かけました。通りかかった路地でいい香り、キンカンの花が一斉に開いていました。素敵な香りです。

 中央通り商店街のアーケードにツル下げられたビニール製の飾り物が風でまくりあげられていました。もうじき七夕まつりなんですね。

 帰りにキイチゴの実が色づいているのを見っけました。ちゃんと育てられているキイチゴです。ナエシロイチゴの実も赤く色付いたかな、探しに行かねば…、と思いながら、あとは家でゆっくり休みました。

 

     
夕食は中華料理風になりました。スープは人参、ホウレンソウ、春雨です。サラダは、レタス、アオジソ、ピーマン、キュウリ、ラディッシュ、錦糸卵、胡麻風味のタレでいただきました。

     
そしてマーボー豆腐とネギチャーハンです。マーボ豆腐にもチャーハンにもSさんが作ったネギをたっぷりと使いました。おいしかったです、ごちそうさまでした。

眼の検診が異常なしでよかったです。中学校を卒業した時からずっとずっと眼を気にして暮らしてきた気がします。自動車の運転免許の取得を断念したのも視力と視野に欠点があったからです。でも、何とかこの年まで暮らしてこれました。ありがたいことと思っています。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

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ナスやキュウリを6.5㎏、シーズン最初のしば漬け仕込み、この陽気だと8日ぐらいでできちゃうかな…

2024-06-26 07:04:22 | なっからさくい生活

朝から蒸し暑かったです。9時半にJAファーマーズ朝日町店へ出かけた時、気温は28℃を超えていたみたいです。こども公園の木立の間からいつもなら見える赤城山がぼやけて見えなくなっていました。

     
いつもの買い物の他に、直売所でこんなに買い込んできました。小林明さんの「しそ」3束、Hagiwalandの規格外キュウリ3袋、井上堯嗣さんのナス4袋、それと新ショウガ2パックです。

     
<今日は出かけねえで家遊びか?>、「うん、蒸し暑いから冷房の効いた台所で遊ぶことにしたよ」、<オレは手伝わねえからな、ひとりで遊んでな…>、ということで…

 

     
2束半のシソを葉だけむしって水洗いしてしっかり水切りしました。950gありました。なすは22個、ヘタを切り落として、目方は2600gほどでした。キュウリは両端を切り落とし縦に二つ割りにし種を抜きました。21本で約2300gでした。新しょうがは皮をこそげて薄切りにしたら600gほどでした。下ごしらえを終えた野菜はトータル6450gほどでした。そして野菜の総重量の4%の海水産粗塩、250gを用意しました。今シーズン最初のしば漬けの仕込みです。

     
葉っぱをむしった残りのシソの茎と、半束残したシソはシソジュースに加工します。ハサミで適当に切断して鍋に入れ、4リットルの水を加えて火にかけました。沸騰するまで強火、沸騰したら中火にして30分ほど煮出します。

 

     
そしてシバ漬け、キュウリとナスは薄切りにします。写真は、キュウリ5本、ナス6個、総量の4分の一です。シバ漬けは刻み漬けですから野菜を切り刻まなくてはなりません。シバ漬けを始めた40年ほど前、体力に任せて25キロほどの野菜を一度に漬け込んだら、右腕の肘を痛めました。「サトウさんはゴルフでもするの、『テニス肘』ですよ」と整形外科医の診断、仕方ないので「ちょっとテニスを…」って胡麻化しました。

     
野菜を刻んだら、ナス、キュウリ、ショウガ、シソの順に層状に桶に入れて行きます。そして上から塩を振ります。この作業を4回やると漬け込みが終了します。中蓋をして、10㎏の重石をかけました。シバ漬けは野菜に付着している乳酸菌が繁殖して乳酸発酵を引き起こしてくれることでできる漬物です。それなので、梅漬けのようにアルコールを使った除菌は禁物です。漬け桶や道具類は水できれいに洗浄するだけです。

      
朝日新聞に連載していたコラム、野村たかあきさんと一緒に地這いキュウリを作っている大沢敏子さんを富田町の畑に訪ねて取材してたのはもう15年以上前のことになるんですね。懐かしいです。レシピの⑤は無視して食べちまっても大丈夫ですよ。

 シソを煮出していた鍋からシソの茎や葉を取り除き、煮汁を漉して、クエン酸を加えます。クエン酸を加える前は真っ黒な煮汁が、入れたとたんに美しい澄んだ赤い色に変化します。劇的で素敵なんです。あとは砂糖を加えて煮溶かせば、シソジュースの完成です。道具を片付け終えたら、午後1時を過ぎていました。

 

     
昼食を済ませて休んでいたら出かけていたユキ子さんが戻ってきて、二階で片づけを始めたみたいと思っていたら、突然の大声、「目玉だ! 目玉!」。何ごとかと見に行くと、片付けていたクローゼットの奥にCOCOの目玉が光っていました。「いつ入り込んだのかな…」、ユキ子さんが不思議がってました。

 

     
日が傾き始めたころに「ひろ子」にМさんが届けてくれたバナナを受け取りに行きました。広瀬川の水面が眩しく光っていました。

     
エノコログサが一面に茂った空地で花穂がすごくきれいに見えていました。隣の空き地から雀の無rが飛び立ちました。飛び立ったところは撮れなかったのですが、近所の家の屋根に並んで止まった群れをとることはできました。まち中で雀を見ることが少なくなっているので、嬉しかったです。バナナ、たくさんにありがとうございました。

 

     
食堂の隅に漬けもの桶が三つになりました。黄色いのは梅漬け、青灰色のが漬け込んだばかりのしば漬けです。

     
シバ漬けは午後1時ごろに重石をかけたばかりですが、午後6時にはもうしっかり水が上がっています。これで大丈夫です。明日の朝には重石を5㎏に減らします。今の陽気が続くと早ければ8日ほど出来上がりそうです。梅漬けの方は、5㎏の重石をかけてきたのですが、浮き上がり防止の1kgの重石にしました。これで7月末まで静かに見守ります。

 「これなあに? 庭のキキョウの蕾に止まっていたの」とユキ子さんが撮ってきた写真を見せてくれました。「ピントがあってないけど、ウスバカゲロウのようですね」、「トンボじゃないの?」、「昆虫としては一緒だけど、ウスバカゲロウはウスバカゲロウだいね、トンボともカゲロウとも別な種類だよ…」。ウスバカゲロウの幼虫は「アリジゴク」です、この辺にもいるのかな…

 

     
夕食は豚の肩ロース肉を赤ワインで煮込んだポークシチューでした。付け合わせはバナナと一緒にいただいたズッキーニ、それと椎茸とサヤインゲンです。柔らかく煮えてました。ポークシチューもおいしいのですよ。

     
パンの代わりにSさんからもらったジャガイモ(とうや)でジャガイモのガレットを焼きました。サラダは、レタス、キュウリ、トマトに、梅漬けと青じそのドレッシングでした。野菜がいっぱいあると楽しい食事ができます、ごちそうさまでした。

今日は前橋ミナミ眼科に目の検診に行ってきます。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい